logo


ASICRO FOCUS file no.59

「Silence 〜深情密碼〜」来日記者会見

p3

最初はちょっと緊張してたワン・チュアンイー
 司会「ワン・チュアンイーさんは主人公の婚約者に恋をしてしまう、難しい役所でしたね」

 ワン「たしかに、とても演じにくい役でした。彼女にはフィアンセがいることが、はっきりわかっていますから。僕の立場からすれば、好きな彼女のために無償の愛をあげたい。ドラマの中では常に彼女の側にいて、悩み苦しんでいる時にはいろんなアドバイスをあげる、そんな役でした」

 司会「実生活で、誰かの恋人を奪ってしまうことはありますか?」

 ワン「ありません。あるとすれば、ドラマの中の役と同じ行動をとるでしょう。実生活の中でも、ひょっとしたら、お互いに好きになったのになかなかうまくいかない、ということがあるかもしれません。その時は、ドラマと同じ行動を取ります。愛は無償ですから」

 司会「このドラマの見所は?」

 アンジー「仔仔に演じてもらった役柄でしょう。その他にも、このドラマには中国、香港、台湾、韓国の素晴らしい俳優さんたちが出演しています。その目的の1つには、アジア市場の開拓という意味もあり、4カ国の優秀な俳優を結集しました。俳優さんは皆聡明でしたが、やはり言葉の問題はありました。パク・ウネさんは中国語が話せないので、仔仔とのやりとりにはボディ・ランゲージを使うしかありません。でも、現場には通訳もいたので、通訳を通してしっかりと時間をかけてコミュニケーションをはかっていました。映像をご覧になるとわかるように、皆とてもプロフェッショナルな演技で、何の違和感もありません。そこも見所です」

 司会「国際的なキャスティングですが、どんな雰囲気でしたか? 国の違いによるエピソードはありますか?」

s1

ドラマの裏では言葉の違いによる悪戯合戦(?)もあり。
(c)2006 Comic Ritz Productions Co. Ltd.
 ヴィック「パク・ウネさんは韓国の女優さんなので、台湾の食べ物に慣れない時がありました。そこで親切なスタッフが、台湾でおいしい韓国料理屋の食べ物を、彼女のために買って用意していました。面白いエピソードというと、パク・ウネさんは中国語ができません。中国、香港、台湾の役者は中国語で交流できるのですが、彼女とは言葉の問題があります。彼女は向上心が強い方なので、現場では、演出家に立ち位置を何度も聞いていました。そこで、僕たちはちょっといじめてやろうと考え(笑)、監督が『左』と言えば『右』、『下』と言えば『上』、『前』と言えば『後ろ』と教えました。すると彼女は、この正反対の言葉をしっかりと覚えてしまったんです。真相を知った彼女はとても怒りました。僕に復讐してやる、と冗談で言っていました(笑)。ところが実は、僕も韓国のスタッフに挨拶をしたいと思い、彼女から簡単な挨拶を教えてもらいました。それは、とても悪い言葉でした(笑)。でも、僕は一生懸命真面目に習って、韓国スタッフの皆さんに挨拶をしました。皆さんは『なんでそんなに汚い言葉を使ってるんだ』と、とてもびっくりしていました。まあ、僕も悪かったんですが、しっかり復讐されました(笑)」

 司会「主題歌『Silently/静静的』をハーレム・ユーさん、エンディング曲『A Familiar Gentle Feeling/熟悉的温愛』をヴィックが歌っていますが、レコーディングの時はいかがでしたか?」

p4

主題歌にこだわったヴィック
 ヴィック「ウェイイーの気持ちを代弁するような曲にしたいと、関係者全員が思っていました。残り3ヶ月しか命がないというせつない部分、愛に対する強い部分を歌に盛り込みたかった。そこで、いろんな方が様々な曲を用意してくれました。僕が聴いたデモテープは少なくとも100くらいあります。実際はもっとありますが、全部で1000くらいのデモテープがあったと聞いています。それぞれを聴いて、僕がほんとうにいいと思って選んだものや、このアーティストのこの曲はいい、ドラマに合っているという曲など、皆の好みで話合い、曲の仕上げを担当する会社の人たちも、この曲だから映像にぴったりなんだ…とか、いろんな意見を闘わせました。そうやっていろいろと話合った結果、選ばれたのが今の曲です。

 曲は決まったので、歌詞をどうしようということになりました。最初に作詞家の方から見せていただいて読んだものは、80%は自分の気持ちに合っていると思ったのですが、残りの20%はなんとなくもの足りませんでした。彼の愛に対する強い気持ちを、どうしても表現したかった。でも、僕は作詞家ではないので、僕が伝えたい心情を作詞家の方に延々と話しました。できれば、それを2行で表現してくださいとお願いしました。とても難しい注文でしたが、素晴らしい仕事をしてくれました。この気持ちを見事に盛り込んでいました。とてもうれしかったです」

 司会「オープニング曲を最初に聴いた時、感じたことはありますか?」

 ワン「台湾で初めて聴きましたが、とてもうれしかったです。ハーレム・ユーさんの歌は、いつも僕たちのドラマと意気投合していてぴったりなんです。この歌自体も1つのセールスポイントになっていて、ドラマの言いたいことを正確に表わしています。ハーレムが歌うと、とても叙情的なムードが出るので、聴いていてとてもうれしかったです」(続きを読む)


前後を読む P1 < P2 > P3 > P4
更新日:2006.11.26
●back numbers

記者会見の表記
司会・質問者
アンジー(アンジー・チャイ)
ヴィック(ヴィック・チョウ)
ワン(ワン・チュアンイー)
ヴィック・チョウ
Vic Chou
周渝民/Zhou Yu Ming

6月9日、宜蘭生まれ。友人の付き添いで行った『流星花園』のオーディションでスカウトされ、いきなり主演デビュー。花沢類役で一躍アジア中の人気者に。F4では一番年下のため「仔仔」の愛称で親しまれている。

ソロ活動では、メンバーに先駆けて02年にソロアルバムを発表。その後も、F4での活動と平行して、歌やドラマにとソロ活動を続けている。
filmograpy
variety
・ABCDEF4(02)
・F4夢幻楽園(02)
・悪童探検記(02)

drama
・流星花園/花より男子(01)
・流星雨(01)
・貧窮貴公子/
 山田太郎ものがたり(01)
・Come to My Place/
 部屋においでよ(02)
・流星花園II/花より男子(02)
・狂愛龍捲風/Love Storm
 (03)
・戦神/Mars(04)
・Silence/深情密碼(05)
・美味しい関係/美味關係(06)

movie
・蝴蝶飛(仮題)*撮影中。
監督は香港の名匠ジョニー・トー。共演はリー・ピンピン。
関連ページ&関連サイト
・Sonymusic Japan F4サイト
・日本F4公式ファンクラブ
・F4TV(日本公式サイト)
・2005.5月のF4大特集
・2006.3月のF4香港ライブ
・2006.6月の来日PR記事