夢の共演が実現! 真田広之(左)とジャッキー・チェン
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2007.8.5
六本木ヒルズアリーナ
(六本木)
ジャッキー・チェン&クリス・タッカーのコンビで大ヒットした『ラッシュアワー』シリーズ第3弾、『ラッシュアワー3』のプロモーションで、ジャッキー・チェンが来日。初共演となった真田広之と共に、六本木ヒルズアリーナのジャパンプレミア・イベント会場に現れました。
アリーナとその周辺は、ジャッキー&真田広之のファンだけでなく、夏休みで六本木ヒルズを訪れていたお客さんたちも集まって、大賑わい。本物のLAPDパトカーに先導されたリムジンに乗って、会場へやって来たジャッキーと真田さんは、レッドカーペットに降り立って、沿道で待ち構えている各地からのマスコミ取材に応えていきます。移動の合間をぬって、ファンと握手をしたりサインをしたり。
ファンと直接触れ合える機会でもあり、ジャッキーも真田さんもサービスたっぷり。一足早めにステージへ到着したジャッキーは、なかなか来ない真田さんを待っている間に、「まだ時間ある?」と確認して、入口付近のファンの前を駆け回り、連続ハイタッチ。当日はかなりの酷暑だったのですが、さすがにジャッキー、ファンの前では元気いっぱいでした。
そして、やっと二人揃ってステージに登壇。襟川クロさんの司会で、楽しいトークが始まります。白いスーツで涼し気なジャッキーとは対象的に、黒いスーツの真田さんは、汗びっしょり。額から汗が滴り落ちています。
司会「あら、滴ってる…いい男ですね」
真田「もう、日本の夏を満喫してます」
ジャッキー「真田さんは汗かきなんです」
司会「ジャッキーさんはぜんぜんですね」
真田「彼はプロなんです」
ジャッキー「ナニモナイ!」と上着をめくって見せる、お茶目なジャッキー。
司会「うわ、濡れてないですね。では、ジャッキーさんからご挨拶をお願いします」
ジャッキー「アー(大勢の観客を見回して)…ホントニ、ウレシイ。ここ数年忙しくて、アジアのマーケット、欧米のマーケットと接触し、中国でも会社を設立したりしていました。僕のホームページを見れば、あちこち飛び回っているのがわかります。ここ1〜2年、日本へは来られなかったのですが、ずっと応援してくれているのがわかって、とてもうれしいです。さっき、リムジンの中で真田さんと話していたんですが、真田さんは5歳から、僕は6歳半からずっと仕事をしています。そして今、僕たちがこうしてこの地位にいられるのは、僕たちだけの努力ではなくて、皆さんの応援があったからこそです。ホントウニ、アリガトウゴザイマシタ!」
とファン泣かせの言葉に大拍手。
真田「今日はほんとうに暑い中、ありがごうございます!(拍手)ほんとに、今すぐ生ジョッキにいきたい感じですけど、今日は生ジャッキーですからね(笑)。これほど、おいしいものはないと思います。僕も、そこにくっついてきた枝豆のように、精一杯、今日は務めたいと思います。20年以上、一緒に時代を生きて、そして知り合いながら、初めて共演することができて、ほんとうにうれしく思っています。そして、あらためて尊敬の念を深めました。まるで、この作品のためにとっておいたみたいな、兄弟のように育った二人の話なので、充実した日々が過ごせました。撮影中だけではなくて、オフの時にもほんとにケアをしていただいて、新しいお兄さんができたような気持ちです。これからも日本で、ジャッキーを盛り上げて応援していきましょう。よろしくお願いします」(大拍手)
やはりJAC出身なだけに、真田さんもジャッキーのファンなんだなあという感じがするスピーチでした。
司会「共演は初めてということですが、お友達ではいらしたんですか?」
ジャッキー「ハイ」
真田「そうですね。もう20年以上」
ジャッキー「この20年間は、ずっと彼と共演できなかったんです。真田さんだけでなく、高倉健さんとか、北野武さんとか、そういった人たちと、ぜひ一緒に仕事をしたかったのですが、お願いするのが申し訳ないという気持ちが、今までずっとありました。黒澤明監督もそうなんですが、ぜひ一緒に仕事をさせてくださいと彼に言えなくて、諦めたので、今でもすごく後悔しています。それで、思ったことはすぐにやろう。やりたいことはすぐにやろう。やりたい人とはすぐにやりたい。という訳で、今回は真田さんにすぐ話しました。彼はすごくよかったです。いいのはわかっていたのですが、ここまでいいとは思いませんでした」
司会「ほんとにすごいです。ジャッキーさんのアクションを受ける相手として、フィフティフィフティの関係ですよね?」
ジャッキー「僕が武術指導をやりましたし、エッフェル塔はすごく危険だから、やると痛い思いをするのはわかっていました。だから、僕の方でスタントマンを用意していたのですが、結局、彼はスタントマンを使わなかったんです」(真田さんに拍手と声援)
司会「20年ずっと仲良くしていて初めての共演ですが、現場ではいかがでしたか?」
真田「彼のスタントチームと彼が、アクションシーンをすべて振付けして、アレンジをしました。それを、僕は映してもらって、ただやるだけの状況を作ってくれるんですね。長年見てますし、安心して命を預けられるし、非常に短いリハーサルでもすぐ本番にいけるという、なんか、初めてとは思えない息の合った感じを覚えました。ほんとにすべて彼がケアしてくれたので、あらためてお礼を言いたいと思います」(拍手)
謙遜するジャッキーに、広東語で「多謝、多謝」と真田さん。
ジャッキー「クリス・タッカーとのセリフでは20テイク、30テイクと撮ったんですが、真田さんとは2テイク、3テイクでOKでした。彼はこの映画で、ほんとうにすごくよかったので、今度、僕が10月に日本でロケをする映画にも、ぜひ出ていただきたいと…(ここでクロさんが早とちりして「ヤッター!」大拍手)…お願いしたんですが、彼の方からちょっと時期が近すぎるとおっしゃっていたので、それを尊重して、今回は残念ながら共演できません。でも、その後の映画で、ぜひもう一度お願いしたいと思っています」(続きを読む)
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更新日:2007.8.25
●back numbers
記者会見の表記
司会:襟川クロ
ジャッキー
(ジェッキー・チェン)
真田(真田広之)
ジャッキー関連ページ
・公式サイト(英語)
・profile & filmography
・『香港国際警察』記者会見
・『失われた龍の系譜』会見
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