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「スカーフのくだりは、ちょっと金八先生が入ってましたね?」という司会の突っ込みに、「ちょっとね。俺も歴史に残りたいなと思ったんだよな(笑)。中国の映画史に…ちょっと一指紋置いていこうかなと、そういう力みがありましたね(笑)」と語る武田鉄矢。アイデアが功を奏して、とても印象深いシーンとなっています。
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司会「リンさんは『101回目のプロポーズ』の星野達郎のあの名セリフは覚えていましたか?『僕は死にません』を」
チーリン「もちろんです。覚えてます」
司会「すみませんが、ここでちょっとやってみてもらっていいですか?」
チーリン「(驚いて)私ですか?…まずは、隣りの大先輩のを見せてもらいたいです(笑)。お願いいたします」(大拍手)
武田「(あらたまって)それでは、いかしていただきます。一声です。…(チーリンと向き合って真顔で、あの名セリフを実演)『僕は死にません!僕は死にません!あなたを幸せに、しますから!』…なんか泣けてきた(笑)」(拍手喝采)
司会「生で初めて見ました。何年ぶりくらいですか?」
武田「ほんとに久しぶりです。申し訳ありませんが…こっち(チーリン)の方がいい!(笑)今のはカットしておいてください」
司会「本物の星野達郎に告白された気持ちはいかがですか?」
チーリン「やはり…本物ですね(笑)。まったく同じです(笑)」
司会「それでは、リンさんにもお願いします」
あらたまって、武田鉄矢と向き合ったチーリン、表情を凛々しくして低い声で、
チーリン「僕は、死にません!」
武田「かわいそうだよ。僕が言わせる方なんだから(笑)」
チーリン「(まだ、やる気満々で)あなたが、好きだから!」(拍手)
司会「それ、金八先生ですよ!」
武田「金八先生が混じっちゃったね(笑)」
司会「金八先生も向こうでは有名なんですか?」
チーリン「有名です」
司会「今回は映画になって武田さんにもお話がいったわけですが、どう思われましたか?」
武田「我々が若い時に作ったドラマが、アジアで広がっているというのは知ってました。旅番組で台湾に行った時に、中学校を通りかかったら、ものすごいパニックになって『ウーテン!ウーテン!』(「武田」の中国語発音は「ウーティエン」)て大騒ぎになったことを覚えていて、結構、俺もアジアじゃいけるなと自信を持ったりなんかして…。その後は、韓国でやりましたよという情報は聞いていたんですけど。『101回目のプロポーズ』はアジアでなんでこんなに広がるんだろうと考えていて、1つ得た結論は、アジア人が実は最も好むラブコメディの形をしてるんじゃないんでしょうか」
司会「リンさんの理想の男性のタイプはどんな方ですか?」
チーリン「品格があって、一緒に笑ってくれたり、一緒に泣いてくれる人がいいなと思ってます」
司会「ちょっとサエないけど、ぐいぐい迫ってくる男はどうですか?」
チーリン「一番大事はフィーリングですよね。でも、どんな方でもピュアな心でやさしくされたら、やっぱりうれしいですよね。もし、そういう男性が現れたら、私も愛の倍返し、します」(場内爆笑&拍手)
司会「金八先生といい…赤坂局攻めですね。いえいえ、フジテレビのドラマだからいいんですよ。私たちは誇りを持ってこの映画を皆さんに観て頂きたいんですから(笑)。では、草食系と肉食系ではどちらがいいですか?」
チーリン「肉食系…の方が、好きだと思う」
司会「昭和の男は肉食系ですから、武田さんともまったく関係がないわけではないですよね。もし、20年前にリンさんに会っていたら、どんなプロポーズをしたと思いますか?」
武田「うわ〜(悩む)そうねえ…肉食系ということで、プロポーズをするとすれば…(真面目に向き合って)『もし、あなたが私と結婚してくださるんだったら、肉の他に、サラダも付けます!』」(会場はウケる)
司会「今のですと、102回目のプロポーズは失敗ですね(笑)。リンさんは、思わずイエスと言ってしまうような、憧れのプロポーズはありますか?」
チーリン「(ちょっと考えて)特にセレモニー的なことは望んでないですね。ただ、その後、2人で一生歩いていけることが大事だと思います」
ここで、映画のヒットを祈願した鏡開きがあり、最後に一言ずつのご挨拶。
武田「僕が撮影に参加したのは2日間でしたけども、上海でのロケーションで、台湾のスタッフ、香港のスタッフ、上海のスタッフ、北京のスタッフと、この映画にいました。それぞれのスタッフは意欲に溢れてて、活気溢れる現場でした。いつかまた素晴らしい映画を、そんな人たちと作ってみたいというのが私の思い、夢であります」
チーリン「今回は日本の皆様に映画をお届けできて、ほんとに嬉しく思います。皆さん、ぜひ劇場でご覧ください」(囲み会見へ)
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