ハーバー・クライシス<湾岸危機>
Black & White Episode 1
(痞子英雄 首部曲 全面開戦/Black & White Episode 1: The Dawn of Assault)
story
パーンダヴァ国の軍事基地では、スパーク社が開発した新型大量破壊兵器の実験が行われていた。その爆発の威力は恐るべきものだった…。
台湾の大都市、ハーバーシティ。南署特捜課の新米刑事ウー・インション(マーク・チャオ)は、正義感は強いが、向う見ずな行動で上司の頭を悩ませる存在だ。今日も、強奪された現金輸送車を追って市内を滅茶苦茶にし、犯人を逮捕したものの停職を言い渡されてしまう。
帰り際、インションは駐車場で車のトランクに詰められていた男の死体を発見。凶器となったペンに付着していたインクを鑑識に頼んで調べてもらい、被害者の体内で鳴っていた携帯電話から、ある情報を入手する。
一方、犯罪組織・三連会の構成員シュー・ダーフー(ホァン・ボー)は、極道暮しから足を洗い、恋人シャオチン(テリー・クァン)と幸せに暮らすことを夢見ていた。ダーフーはボスの留守中に預かった組織の金を利用して、ダイヤモンドの密売で一獲千金をもくろむ。
タイの密売人からダイヤを買取ったダーフーは、宝石商と取引をするため埠頭へ向かう。ところが、軍用ヘリに乗った謎の武装集団に襲われて取引は失敗。ダイヤの入ったアタッシュケースも奪われてしまう。そこへ、殺人事件を追って埠頭へやって来たインションも攻撃に巻き込まれ、ダーフーと共に命からがら脱出するのだった。
●アジコのおすすめポイント:
09年の台湾エミー賞を獲得した大ヒットドラマ「ブラック&ホワイト」の序章が、映画となって登場! 冒頭から迫力のアクションシーンが続き、最後まで目が離せません。物語の核となっているのは、映画から3年後のドラマへと通じる巨大な組織犯罪ですが、ドラマを見ていない人にも充分に楽しめる作品となっています。ドラマファンには、南署の常連たちが出て来るのもお楽しみ。冒頭では、ラン鑑識官と初めて話す場面も。今回の相棒役は中国の人気俳優ホァン・ボー。コミカルなダーフーが熱血漢のインションを和らげてくれます。吹替版でダーフーを演じるのは、ドラマ「相棒」の寺脇康文。字幕版と見比べるのも面白いかも。レオン・ダイやSoler兄弟の悪役ぶりも見応えがあります。全編をノースタントで演じたマーク・チャオの迫真のアクションを、たっぷりとご堪能ください。
*さらに、詳しくは特集とマーク・チャオ&ツァイ・ユエシュン監督インタビューをどうぞ!
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