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製作総指揮:ダニエル・ラム
監督:ベニー・チャン
脚本:ベニー・チャン、マンフレッド・ウォン、ラム・リン、ウォン・チュン、タム・ワイチン
撮影:アンソニー・プーン
編集:ヤウ・チーワイ
美術:チョン・グォウィン
衣装:ジョイス・チャン
アクション監督:ニッキー・リー
音楽:ニコラ・エレラ
主題歌:「心願一生」歌・ラバーバンド
挿入歌:「誓要入刀山」歌・アダム・チェン
    「誓要入刀山」新版 歌・ラバーバンド
出演:ラウ・チンワン、ルイス・クー、ニック・チョン、ロー・ホイパン、ヨランダ・ユアン、ベン・ラム、ケン・ロー、タリーチャダー・マラニャポン、ロー・ラン、ン・テインイップ

2013年/香港
日本公開日/2014年10月4日
カラー/シネマスコープ/ステレオ/134分
字幕:
配給:フリーマン・オフィス
(c)2013 Universe Entertaiment Ltd.
2013年 長春映画祭 音楽賞(ニコラ・エレナ)
2013年 大衆電影百花奨 新人賞(マーク・マー)
2014年 香港撮影師協会賞 カリスマ賞(ルイス・クー)


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レクイエム−最後の銃弾−
(掃毒/The White Storm)

story

 ティン(ラウ・チンワン)、チャウ(ルイス・クー)、ワイ(ニック・チョン)の3人は幼なじみ。親友の彼らは共に警察官となり、麻薬組織を追うティンの指揮下で働いていた。潜入捜査官として売人ハク(ベン・ラム)の組にいるチャウには臨月の妻(ヨランダ・ユアン)がいた。チャウは妻のそばにいてやれないことで不満をつのらせていたが、ティンはハクを逮捕するまでと説得。捜査を続ける。

 ついにハクを逮捕する時がやって来る。しかし、万全の体勢で取引現場を包囲していたティンに、上から作戦中止命令が下る。ハクを泳がせて、アジアを牛耳るタイの麻薬王ブッダ(ロー・ホイパン)を捕らえるためだった。ティンはやむなく、ハクを連れて逃げるようチャウに指示する。

 バンコク。ハクはボビー(ケン・ロー)を仲介人として、ブッダと取引しようとしていた。取引現場に現れたのはブッダの息子サリットと娘ミナ(タリーチャダー・マラニャポン)だった。その頃、タイ警察内にブッダの手先がいてチャウの正体がばれてしまう。しかし、ティンの機転でハクが身替わりにされて死に、ボビーは逮捕される。

 ティンはボビーを使って取引を進め、ブッダを逮捕する作戦に出る。しかし、早く香港に帰って妻子に会いたいチャウは、ブッダに取引中止の電話をしてしまう。取引現場にはブッダの息子と娘が再び現れ、潜んでいた警察やタイの軍隊に包囲された。ところがそこへ、軍用ヘリに乗った傭兵部隊が現れ一斉掃射。警察も軍隊も全滅してしまう。

 ティン、チャウ、ワイはミナを人質に車で逃げるが追いつめられ、チャウとワイが捕らえられる。ついに現れたブッダは、ミナに銃を向けるティンに究極の選択が突き付ける。それは、娘と引換に一人だけを助けるというものだった。ティンは悩んだ末、妻子のいるチャウを選び、ワイを見殺しにしてしまう。そして、5年が過ぎる…。

●アジコのおすすめポイント:

『ジェネックス・コップ』(99)やジャッキー・チェンのシリーズから『インビジブル・ターゲット』(07)『コネクテッド』(08)などなど…多数のヒット作を生み出してきたベニー・チャン。その作風はノワールというよりも、正義や情熱、青春といった言葉が似合う熱血アクションです。11年には『新少林寺/SHAOLIN』で初のカンフーアクションにも挑戦し、そして本作でついに、ジョン・ウーやジョニー・トー、アンドリュー・ラウの流れを継ぐ王道の「男気」アクションドラマを作りあげました。それは、3人の男たちの友情と裏切りの物語。『男たちの挽歌』『ワイルドブリット』といった名作の構図を踏襲しつつ、タイを舞台にベニー・チャンらしいスケールの大きなアクションシーンがふんだんに盛り込まれています。特に5年後からの展開は、本作ならではの見どころ。アクションだけでなく、ラウ・チンワン、ルイス・クー、ニック・チョンによる演技のアンサンブルと、濃厚な人間ドラマもご堪能ください。


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