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三日葬/サミルチャン

三日葬/サミルチャン(三日間/Devils Stay)

監督:ヒョン・ムンソプ
脚本:ヒョン・ムンソプ
撮影:イ・チャンジェ
編集:ハン・ヨンギュ、ハン・オンジェ
美術:キム・シヨン
音楽:チャン・ヒョクジン、チャン・ヨンジン
出演:パク・シニャン、イ・ミンギ、イ・レ、パク・ミンジョン、キム・ギチョン、ユン・ジョンソク)

2024年/韓国
日本公開日:2025年7月25日
カラー/シネマスコープ/5.1ch/95分
字幕:石井絹香
配給:クロックワークス
©2024 Showbox and I Film Co., Ltd

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poster

story

 心臓外科医チャ・スンド(パク・シニャン)の自宅で、今まさに悪魔祓いの儀式が行われていた。4カ月前、自分の手で心臓移植手術をしたばかりの最愛の娘ソミ(イ・レ)。手術は成功したのに、ソミは何者かに取り憑かれ異常な行動を繰り返していた。パン・ヘシン神父(イ・ミンギ)は壮絶な闘いの末、儀式を終えるが、不穏な声を耳にする。

 ソミは正気を取り戻すが、そのまま心停止してしまう。スンドの病院で死亡が確認され、遺体は斎場へ運ばれた。星の観測が好きだったソミ。スンドはソミが好きだった北極星のブレスレットをプレゼントしていた。遺体には死後硬直がなく、納棺師(キム・ギチョル)たちを困らせる。唯一、硬く握られた右手をスンドがほどくと、北極星のブレスレットがあった。

 葬儀の1日目。祭壇の前に、家族や親戚、先生や同級生たちが集まった。その頃、腕を負傷したパン神父は儀式の録画映像をチェックしていた。悪魔の名は「バリエル」。だが、その後にもう1つの名前が聞こえる…。一方、斎場では怪しい現象が起こり、駆けつけたパン神父が鎮めた。スンドはソミが寒がる夢を見て、遺体を保冷室から出す。ソミはまだ生きているのではないか…。

 2日目は入棺の日。教会ではパン神父に疑いを持つ者もいた。彼自身がかつて悪魔に取り憑かれ、親友のミカエル(ユン・ジョンソク)が命がけで助けたのだ。ヘシンの心にはそれが残っている。元老(ヤン・ジェソン)にもう1つの名前を伝えると、バチカンから助けを呼ぶから君は手を引けと忠告される。だが、彼は聖書を調べつくし、その正体を知る。

 悪魔はスンドの感情を利用して、3日目にソミの身体で復活しようとしていた…。

アジコのおすすめポイント:

心臓移植と悪魔祓いを組み合わせた異色サスペンスホラーです。土俗的なホラー作品が増える中、本作ではキリスト教徒の多い韓国らしく伝統的な悪魔祓いが登場。『プリースト 悪魔を葬る者』や『ディヴァイン・フューリー 使者』に連なる作品です。監督は本作が長編デビュー作となるヒョン・ムンソプ。脚本も手がけています。主演はなんと『結界の男』以来、12年ぶりの映画出演となるパク・シニャン。娘を愛するあまり、間違った選択をしてしまう心臓外科医を演じています。悪魔祓いの神父役は『クィック』『その怪物』など多彩な役柄を演じるイ・ミンギ。最近では『デシベル』の特別出演が印象的でしたが、今回は複雑な過去とトラウマを持つ神父役を演じています。娘役は当時18歳のイ・レ。『ソウォン/願い』でデビューした彼女もすっかり大人になり、ハードな演技に挑戦しています。ロシアにまつわる邪教集団のボス役でキル・ヘヨンも特別出演。

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