台湾の離島シリーズ第2弾
青に包まれた珊瑚の島・小琉球
2005年6月16日
台湾の南部にある屏東縣から、船で30分ほどの距離にある、小琉球。緑島より一回り小さい島は、同じく珊瑚礁に囲まれています。漁業と観光で成り立っている島なので、週末ともなると、日帰りもしくは1泊で遊びに来た観光客で賑わいます。
島には、海岸沿いに一周する環島公路が整備されていて、様々な海の景色を眺めながら観光することができます。海岸沿いは、珊瑚だったり、白い砂浜だったり、珊瑚の化石が連なっていたり…と、一周する間は変化に富んでいて飽きさせません。
また、その向こうに広がる青い海は、手前の薄い水色から次第に濃い藍色、そして濃紺へと芸術的に変化していきます。途中には、珊瑚の化石でできた絶壁や洞窟などがある「美人洞」があり、海を見下ろしながら、不思議な岩場の間で風に吹かれてのんびりすることができます。
原始林に囲まれた「山猪溝原始林歩道」では、切り立った断崖の間に遊歩道が有り、海に囲まれた島でありながら、ハイキング気分も味わえます。岩場と木々に挟まれた細い遊歩道から空を見上げてみれば、「一線天」と呼ばれる細く切り取られた天空が一直線に続いています。そのわずかな隙間からこぼれる日差しはとても心地よく、海とはまた違ったのんびりした時間をすごすことができます。
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