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今回は踊るリーホンの姿もしっかり見せてくれました。
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再び退場した後、スクリーンに映るのは中国の漢詩。メインテーマである「Chinked-out」の世界へ入っていきます。そして、赤いジャケット&キャップに「蓋」と書かれたTシャツ、黒いパンツ姿のリーホンが登場。
ラッパーやダンサーと共に「在梅邊」。見事な京劇ラップを聴かせてくれました。「花田錯」「心中的日月」と京劇アレンジやオリエンタル・メロディのバラードで会場もうっとり。ウイグル族のコードを使用したという「在那遙遠地方」では、二胡も登場し、多芸多才ぶりをアピール。ラストは「龍的傳人」で盛り上げ、「Tokyo! アイシテル!」で本プログラムが終了しました。
もちろん、総立ちの場内はアンコールのため、リーホン・コールを連呼。やっと登場したリーホンは、いつものノースリーブスタイルで逞しい二の腕を見せながら、「不可能錯過[イ尓]」を熱唱。紙吹雪が舞い、ドラゴンの旗やダンサーたちも登場して、ノリノリになって逆立ちをする場面も。その後、再びバンドとダンサーたちの紹介があり、小さなカメラを取り出して会場をバックに記念撮影。アンコールのラストは、ファンへの感謝を込めた「唯一」。東京では前半を日本語、後半を北京語で唱ってくれました。そして、ファンと大合唱になっていました。
さすがリーホン、密度の濃い上質なライブに大満足でしたが、アンコールが終ってもファンはまだまだ帰りません。会場のあちこちで、「30」「生日」という紙を振りながらハッピーバースデーを唱うファンたち。ちょっと早いけれども、リーホンの30歳の誕生日(5/17)をお祝いしていたのでした。いつまでも人が減らず、バンドもぐずぐずしているので、これはもしや?…と期待していると、胸元に大きなボーダーの入った白いパーカー姿で再びリーホン登場! 残念ながら歌はありませんでしたが、ファンからの花束やプレゼントをもらい、うれしそうに手を振って去っていきました。
豊かな才能と歌唱力を、今回は存分に披露してくれたワン・リーホン。彼の魅力はライブが一番伝わるようです。生のリーホンに触れて、新たにファンになった人もいるはず。またいつか、さらに深化した音楽で、日本でもコンサートを開いてくれることでしょう。(アジコ)
*写真提供:Sony Music Japan International
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更新日:2006.5.14
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