2014.5.29 インド大使館
平凡な主婦として暮らしていた主人公が、自分の心の声に従ってコンプレックスを克服し、輝かしい変貌をとげる素敵なインド映画『マダム・イン・ニューヨーク』。主人公を演じた女優シュリデヴィは、かつてインド映画界を代表するアイドルであり、大スター女優でした。その彼女が脚本に感動し、15年ぶりに女優復帰したことでも話題となった本作。日本での公開を1ヶ月後に控えた5月末に、主演のシュリデヴィが来日し、インド大使館にて記者会見と試写会付のトークショーが開催されました。
シュリデヴィ「(日本語で)コンニチハ。オゲンキデスカ? 私が出演した映画『マダム・イン・ニューヨーク』の東京での上映会に参加できて光栄です。ほんとうにありがとうございます。この素晴らしい体験を、どうぞご覧になってください。この役柄は多くの女性の方々に共感していただいています。皆さんにも気に入っていただけるとよいのですが。日本での公開が成功するよう願っています」
この日の司会進行役は、元アナウンサーで貴乃花部屋の親方夫人でもある花田景子さん。まずはその花田さんからの代表質問です。
花田「シュリデヴィさんは結婚後、15年間は専業主婦として第一線を退いておられました。本作との出会いや女優復帰にあたり、素敵なエピソードがあるそうですね?」
シュリデヴィ「夫のボニー・カプール(映画プロデューサー)と『マダム・イン・ニューヨーク』を監督したガウリ・シンデー監督の夫でプロデューサーのバルキさんは親しい友人同士です。ある日、バルキが夫に『妻が脚本を書いて、その企画を進めているので、奥さんに見せて欲しい』と言いました。そこで、夫がやってきて『この脚本を聞いて、気に入ったらそう言ってくれ』と。その頃の私の日常世界は、夫の面倒をみながら子どもの学校へ行ったり、先生と会ったりという日々でした。だから特に先入観もなくOKしました。そして聞いてみると、その脚本にすっかり恋をしてしまったのです。『これはまさに私のための作品よ』とガウリに伝えました。それで出演して、こうして東京へ来ることになったのです(笑)」
花田「日本は2回目だそうですが、日本の印象がいかがですか?」
シュリデヴィ「最初は20年前で、わずか2日間の滞在でした。でも今回は家族と一緒、娘たちや夫もここに来ています。もちろん、今日と明日はちょっと忙しいけれど、観光するための時間もとってあります。東京についてはいろんなことを聞いているので、楽しみたいと思います。きっと思い出深い旅となるでしょう」
花田「日本では今、美魔女という言葉が流行なのですが、年齢(50歳)を伺ってびっくりしました。シュリデヴィさんははまさに美魔女です。美を保つ秘訣を教えてください」
シュリデヴィ「正直に言うと、日本でたくさんの美しい女性の方々を見ているので、私の方が秘訣を教えて欲しいくらいだわ(笑)。とにかく、ある程度、規則正しい生活をしていますね。強く信じていることが1つあります。それは、心で感じていることが、顔に表れるということ。自分が心地よく幸せでポジティブであることが、家族や子どもたち、夫にとっても大切で、彼らの愛もまた反映され、鏡となって顔に表れるのです。その他には、運動をしています。それから…何事にも代償はあるから、口にチャックを。食べ物を制限して、揚げ物を食べない。それから水をたくさん飲みますね。そしてもちろん、幸せであることです」
とても美しいシュリデヴィさんからのアドバイスには説得力がありました。ここからは、集まったマスコミ各社からの質疑応答に移ります。(続きを読む)
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