2007.5.9
東京国際フォーラムホールA(有楽町)
韓国大ヒットドラマ「私の名前はキム・サンスン」と、昨年公開された初主演映画『百万長者の初恋』で、一躍日本でも韓国トップスターとして注目されているヒョンビンが、最新主演ドラマ「雪の女王」の日本地上波初オンエア(毎週木曜12:30〜13:25/テレビ東京)を記念して来日。放送開始直前の9日の夜、東京国際フォーラムにて『ドラマ「雪の女王」放送前夜祭!』と題したPRイベントを開きました。
「雪の女王」と言えばアンデルセンの童話。物語はこの童話をモチーフに、絶望的な状況に直面した男女が運命的な出会いをし、自我を見い出していくストーリー。韓国では、昨年11月から今年1月までに放映されたばかりで、放映後のコミック化でも話題となりました。製作はあのユン・ソクホ監督が率いるユンス・カラー。監督は、日本でも人気の高い「ごめん、愛してる」のイ・ヒョンミン。脚本は「冬のソナタ」「夏の香り」のキム・ウニ&ユン・ウンギョンと、かなり強力な布陣。今回は主演のヒョンビンと共に、その監督や脚本家のお二人も来日しました。まずは、イベント前の記者会見の様子をご紹介します。
監督「コンニチハ。ドラマ『雪の女王』監督ノ、イ・ヒョンミン、デス」と日本語でのご挨拶に拍手。
ヒョンビン「コンニチハ。ヒョンビン、デス。このドラマに多くの関心を寄せていただき、ありがとうございます。実は空港でもファンの皆さんが迎えてくださり、日本へ来て最初に会ったのがファンの皆さんだったのですが、ゆっくりお話する時間がなかったので、この場をかりて感謝を述べたいと思います」
キム「こんにちは。脚本を担当したキム・ウニです。日本で皆様とお会いできてうれしいです。どうぞ『雪の女王』に愛を寄せてください」
ユン「こんにちは。脚本を担当したユン・ウンギョンです。『雪の女王』で日本の皆様とお会いできてうれしく思います」
司会「まず、主演した感想はいかがでしたか?」
ヒョンビン「今回のドラマ出演は、責任の大きな仕事でした。幸い、共演者の皆さんが大きな力になり、助けてくださったので、プレッシャーもだいぶ軽くなりました。このドラマに出演できて、ほんとうにうれしかったです。素晴らしい監督や脚本家のお二人と一緒に仕事ができたので、とても楽しく幸せな気持ちで撮影にのぞめました」
司会「撮影中、印象に残ったエピソードは?」
ヒョンビン「監督には特徴があって、大切なシーンを撮る時は、とても心配そうに後ろで見守っているんです。撮影が終わったら『ずいぶん心配したよ』って慰めてくれるんですが、後でよく考えたら、監督は心配するふりをしながら、撮りたい場面はちゃんと全部撮っているんです(笑)。そんな時の監督の言葉や行動が、まだ記憶に残っています。なにより今回は、テウン役をこなすのが一苦労でした。ボクシングをしなければいけないので、試合のシーンを撮る時は、鶏肉ばかり食べて体重を落としてから撮影にのぞみました。なので、今はあまり鶏肉は食べていません(笑)」
司会「監督はいかがでしたか?」
監督「ヒョンビンさんはとても誠実な方でやさしいので、これを演ってくださいと言うと全部演ってくれるんですね。難しいカットの撮影が終わると、私の方から行って『わるかったね、ごめんね』て声をかけるんですが、『監督、そう言いながら、撮りたいものはどんどん撮ってるじゃないですか』と冗談ぽく言ってました(笑)。俳優と演出者というのは、言葉ではなく、心で通い合う部分があります。いわゆる同士愛というもので、お互いに辛いと言わなくても、目を見るだけでわかることがあります。そういう点でも、ヒョンビンさんには感謝しています。
エピソードというと、ヒョンビンさんは『百万長者の初恋』の撮影後に会った頃よりも、ドラマの中では7〜8キロくらい減量しています。ボクシング選手の役だったからです。そんな状態だったので、一緒に食堂に行くと、私たちの周りには肉やおかずなどがたくさんあり、ヒョンビンさんの前には野菜だけ、ということがありました。私たちはいろいろ食べましたが、ヒョンビンさんは辛かったと思います(笑)」
司会「このドラマで最も好きな思い出深いシーンはどこですか?」
ヒョンビン「今回は主人公だったこともあり、記憶に残ることはあり過ぎるほどたくさんあるんですが、しいて1つあげるとすれば、友人とお酒を飲むシーンが気に入っています。このシーンにはできるだけ感情を込めたいと思い、撮影の順番を一番最後にしていただいて、ほんとうにお酒を飲みながらのぞみました。できるだけうまくやろうと努力したので、今でも心に深く残っています」
監督「今おっしゃったシーンは、俳優がほんとうに役に成りきって撮ったシーンなので、見ていた我々スタッフもとても気に入っています。セリフも記憶に残っています。『なぜ、今までこんな風に生きてきたのか、聞いただろう?』と言った後で、『自分はこんな風に生きてきたから、今まで生き延びられたんだ』というセリフです。
このシーンもだし、すべてのシーンが大切なのですが、他に印象に残っているというと、第1回で放送すると思いますが、雪原の中を犬ソリに乗って滑って来るシーンがあります。もしかしたら、日本の放送では入っていないかもしれませんが、そのシーンはほんとうに苦労しながら撮りました。場所はニュージーランドで、ヘリコプターを飛ばして撮りました。そのシーンからスタートすることで、このドラマの雰囲気や神秘性が表現されていると思います。(ということで、楽しみにしていたのですが、第1話はとても長いらしく、編集の都合で日本放映版ではカットされていました。残念)
それから、空港の滑走路で撮影した部分があります。普通、滑走路というとなかなか入れない場所なのですが、撮影させてもらいまして、ボラとテウンという2人の主人公が少年少女だった頃に、楽しそうに走っているシーンを撮りました。そのシーンが放送でどのように映るか、皆さん、気をつけて見てください」
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