photo:依田裕章 写真提供:Sony Music Japan International
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続くMCでは、台湾金曲賞で最優秀男性歌手賞を受賞したニッキーさんへ「オメデトウ!」。以後のトークは、主にニッキーさんが仕切っていました(笑)。3人で練習したというアカペラの「All My Life」は、なかなか素敵でした。
そして、いよいよニッキー・タイムへ。客席からは、ニッキーコールがかかります。1人になって、ステージにあるヴァネスのドリンクを飲むニッキーさん。「僕は相変わらずブヨブヨしてまーす! ダイエットに失敗しました」と笑わせた後、「解脱」「Sexy Love/Don't Matter」をたっぷり聴かせてくれました。間にはさんだ恒例の日本語の歌は、ソウルヴァージョンで「♪トッテモダイスキ、ドラエモン」。お見事。
ゲストタイムが終り、再びダンサーとヴァネスが登場。今度は、ミリタリー風ジャケットで、右腕に赤い腕章を付けています。「Tribute to Michael Jackson」ということで、様々なスタイルのダンスをたっぷり披露してくれました。続いて、セクシーな女性ダンサーたちとの絡みで「Just One Dance」。さらに「日本語の歌を歌います」、と尾崎豊の「Oh My Little Girl」を歌いました。
そして本日のハイライトへ。お母さんへの感謝を述べて、新曲「媽媽」のイントロが流れた時、ヴァネスが曲を止めて、客席にいたお母さんをステージにあげて紹介します。お母様も丁寧にご挨拶をされて、ステージの上で息子とハグ。ステージには椅子が用意され、ヴァネスはお母さんの手を握りながら「媽媽」を歌います。さすがに、途中で感無量になり、お母様も涙ぐんで、ヴァネスが時々歌えなくなる場面も。これは演出ではなく、ヴァネスが仕組んだハプニングで、お母さんもびっくりされたようでした。
しみじみした後は、気持ちを切り替えるかのように「TOKI・O!」と、ヴァネスが大声で叫びます。「Julia」をStomp mixで歌い、上着を脱いで上半身裸になると、客席は興奮の渦に。ステージ中央にある迫り出し部分に立つと、下から風とスモークが吹くという趣向。かつてのレスリー・チャンを思わせる、セクシーな演出でした。ところが、素肌にスモーク(ドライアイス)は寒かったようで(笑)「寒い」と言いながら引っ込んで、バンド紹介へ。
さて、ステージも終盤。ヴァネスは、ブルーのキャップ、白地に黒い柄の入ったジャケット、グリーンのパンツに赤いシューズというスタイルで登場し、ニッキー&ジミーも加わって、アメリカの曲をメドレーで歌い踊ります。ヴァネスは途中で上着を脱ぎ、ランニング姿に。ニッキーさんは、汗をふいたタオルを客席に投げていました(笑)。
今回も、パーティのような歌とダンスメドレーでステージは終了。アンコールは、ファンサービスで「流星雨」のアコースティック・ヴァージョン。ファンの皆さんも大合唱して、盛り上がります。そして、「幻想這愛」を日本語版で。再び、ダンサーやゲストも集合して、最後は手をつないでカーテンコール。初日のステージが終了しました。
ステージ・パフォーマンスという点では、前回の方がまとまっていたように感じましたが、今回のテーマは「僕の王国」。ダンス、家族、友人、歌…と、自分にとって大切なもので構成してみた、というのが今回のステージでしょう。次回は、さらに成長したソロ・アーチストとしてのステージに期待したいと思います。
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