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イラストはバンコク・ポップカルチャーの旗手、タムくんことウィスット・ポンニミット作。期間中はタムくんの短編アニメ集上映やライブも開催。
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『ナンナーク』『アタック・ナンバーハーフ』
『マッハ！』『フェーンチャン/ぼくの恋人』『レベル・サーティーン』…と、2000年代に入ってから様々ジャンルのタイ映画が本国でメガヒットを記録。日本でも紹介されるようになりました。また製作環境のよさから、香港のパン・ブラザースもタイを拠点に『the EYE』シリーズを手がけるなど、アジア各地の監督たちがタイに注目。現地の監督やスタッフたちとの交流機会が増えてクオリティも上がり、現在では様々なコラボレーション作品が生まれています。
そんな中、今回の特集上映を企画した配給会社エスピーオーは、昨年5月に浅野忠信が主演した『インビジブル・ウェーブ』を配給上映。2003年の『地球で最後のふたり』と同じ布陣（監督：ペンエーグ・ラッタナルアーン、脚本：プラープダー・ユン、撮影：クリストファー・ドイル、主演：浅野忠信）で制作されたこの作品が、アート系作品のクオリティの高さも証明することとなりました。
以来、エスピーオーのスタッフが最新のタイ映画をたくさん観て、ジャンルを問わず良質な作品が作られていることを発見。それならば、まとめて皆さんにドン！と紹介したい、というのが今回の『タイ式シネマ★パラダイス』です。これまでは映画祭でしか観られなかった最新のタイ映画を、普通の映画館で長期間まとめて上映するというのは、日本初の試み。タイ映画の魅力を知るまたとないチャンスです。
●上映作品ラインナップ
キングナレスワン 序章 −アユタヤの若き英雄誕生
（King Naresuan Part 1/07年/167分）
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監督：チャートリーチャルーム・ユコーン
主演：プラッチャナー・サナンワッタナーノン、ジラユ・ラオーンマニー、スチャダー・チェックリー、ソーラポン・チャートリー
16世紀、タイの戦国時代を背景にビルマとの戦いを描く歴史王朝物語。撮影期間に4年を費やした本作は3部作となっており、製作費に2500万ドルを投入。桁はずれのスケールで製作され、映画は大ヒットを記録。第1部は捕虜となったナレスワン王子が将来のアユタヤ王朝の独立を夢見ながら成長していく姿を描く。
(c) 2007 Prommitr Production.
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キング・ナレスワン -アユタヤの勝利と栄光
（King Naresuan Part 2/07年/169分）
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監督：チャートリーチャルーム・ユコーン
主演：ワンチャナ・サワッディー、ノパチャイ・チャイヤナーム、タックソーン・パックスックジャルーン
捕虜だったナレスワンが、アユタヤ王朝の独立を勝ち取るまでの栄光の日々を描くシリーズ第2部は、兵士役に本物の軍人を起用。爆薬を惜しみなく投入した桁外れのアクションシーンで、タイ映画史上最大のヒットを記録した。現在、続編となる第3部の撮影がトニー・ジャー主演で進められており、08年末公開予定。
(c) 2007 Prommitr Production.
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アルティメット・エージェント（The Bodyguard 2/07年/95分）
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監督：ペットターイ・ウォンカムラオ
主演：ペットターイ・ウォンカムラオ、ノンヌット・ソンブーン、ジャクリン・アピタナーノン、スチン・クアンサグアン
『マッハ！』でトニー・ジャーと共演し、一躍有名になった人気コメディアンで俳優のペットターイ・ウォンカムラオが監督＆主演した『ダブルマックス』の続編。ぎこちないマムのアクションはそのままに、より痛快な娯楽作に仕上がっている。ちらっとトニー・ジャーも友情出演しているので、お見逃しなく。
＊出演女優ポーラ・テイラーの初日舞台挨拶あり
(c) 2007 Sahamongkolfilm International Co., Ltd.
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ヌーヒン バンコクへ行く（Noohin/06年/99分）
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監督：コムグリット・ドゥリーウィモン
主演：ルンラーワン・トーナホンサー、コッチャコーン・スパカーンキッジャクン、パーニサー・ブアジャルーン
東北タイの田舎町に住むおてんば娘ヌーヒンが、都会へ出稼ぎに出て巻き起こす珍事。タイで10年以上も親しまれている人気コミック「ヌーヒン」の初映画化で、『フェーンチャン/ぼくの恋人』などで安定した実力を見せた気鋭のコムグリット・ドゥリーウィモンが監督。インパクトのある話題作となっている。
(c) 2006 Sahamongkolfilm International Co., Ltd.
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ミー・マイセルフ 私の彼の秘密（Me Myself/07年/117分）
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監督：ポンパット・ワチラバンチョン
主演：アナンダ・エヴァリンハム、チャーヤナン・マノーマイサンティパープ、モントン・アヌパープマート
タイ映画界を代表するベテラン俳優ポンパット・ワチラバンジョンの監督デビュー作。タイ社会ではお馴染みのカトゥーイ（オカマ）を題材に、「もしも自分の彼がゲイだったら？」という、現実にありえる問題を誠実に描いたラブストーリー。注目のイケメン俳優アナンダ・エヴァリンハムも要チェック！
＊監督＆アナンダ・エヴァリンハムの初日＆2日目舞台挨拶あり
(c) 2007 Mono Film, a division of Mono Group Co.,Ltd..
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セルラー・シンドローム（Video Clip/07年/79分）
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監督：パークプーム・ウォチンダー
主演：パウポン・テープハサディン・ナ・アユタヤー、ガームシリ・アーシラルートシリ、ナッタポン・テーンカセーム
携帯のプライベート動画流出が原因で殺人事件が起きるサイコ・ホラー。現代社会の罠をテンポの良い映像で見せる意欲作。タイ社会の時事問題を、コヨーテガールのセクシーダンスや女子高生のライトなレズビアンシーンなどを交え、テンポよくコンパクトに、そしてちょっぴりセクシーにまとめている。
(c) 2007 Sahamongkolfilm International Co., Ltd.
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メモリー/君といた場所（The Memory/06年/105分）
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監督：ヘーマン・チェータミー
主演：ラッタプーム・トーコンサップ（フィルム）、ポーラ・テイラー、イード・ポーンラーンサオーン、ラーラー、ルールー
記憶を失ったスーパースターと、その過去を知るパパラッチの女性とのロマンティックな恋物語。チェンマイ、チェンライ、メーホンソンといったタイ北部の風光明媚な自然を背景に、タイの実際のスーパースター、フィルムとポーラが夢の共演を果たしている。ポーラは雑誌「CLASSY」専属モデルも務める大の日本通。
＊主演女優ポーラ・テイラーの初日＆2日目舞台挨拶あり
(c)2006 RS Public Company Limited.
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シチズン・ドック（Citizon Dog/04年/99分）
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監督：ウィシット・サーサナティアン
主演：マハーサムット・ブンヤラック、セーントーン・ゲートウートーン、ルアンカム・セーンイン
デビュー作『快盗ブラックタイガー』で世界中から絶賛を受けたウィシット・サーサナティアン監督の第2作目。デビュー作同様の大胆な総天然色と独特のストーリー展開、ヒロインの不思議ちゃんぶりから、タイ版『アメリ』とも称されるファンタジックなラブストーリーとなっている。ペンエーグ監督も出演。
(c) 2004 Five Star Production Co., Ltd.
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アピチャッポン・ウィーラセタクン監督特集では、カンヌ映画祭
で注目された『トロピカル・マラディ』他4作品を上映。
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今回の上映に選ばれた8作品は、良質で多様な最新のタイ映画を楽しんでもらいたいということで、アクション、ホラー、アート系、ラブストーリーと幅広いジャンルを網羅。この他にも、プラープダー・ユンのペインティングを展示した「アート Exhibition」、世界の映画祭で注目されているアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の特集上映、ペンエーグ・ラッタナルアーン監督が手がけた短編とCM集上映、トークイベントにプレゼントなどなど、注目の同時開催企画がいっぱいです。良質なアジア映画の紹介にこだわり、シネマートという劇場も持つエスピーオーならではの大胆企画。劇場まるごとタイランド化計画もあるようなので、映画だけでなくタイ文化もたっぷり味わいましょう。
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更新日：2008.5.27
●back numbers
タイ式シネマ★パラダイス 2008 上映日程
会場：シネマート六本木
期間：5/31-7/11
＊上映タイム・テーブルは
公式サイトへ
●前売チケット：
1回券/1300円
5回券/5000円（税込）
＊タムくんイラスト入りポストカードをプレゼント
平日はお得なサービスデー実施
月曜：男性1000円均一
水曜：女性1000円均一
火・木・金曜：
おいしいタイフード or ドリンクを全員にプレゼント
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督特集
上映作品
・真冬の不思議な物体
・ブリスフリー・ユアーズ
・アイアン・プッシーの大冒険
・トロピカル・マラディ
・Worldly Desires
ペンエーグ・ラッタナルアーン監督特集
『Total Bangkok』＆CM集
ナイキをスポンサーに、バンコクのストリート・サッカーチームを捉えたパッション溢れる22分の短編ドキュメンタリー。監督が手がけたTVCM集約9分も同時上映。
アート EXHIBITION
プラープダー・ユンが「タイ式シネマ★パラダイス」のため特別に手がけた新作ペインティング8作品、ペンエーグ監督が世界中で撮影した写真などを展示。
ウィスット・ポンニミット
短編アニメ集
バンコクのポップカルチャーシーンで、漫画家、アニメ作家、ミュージシャンとして活躍するウィスット・ポンニミット（通称：タムくん）の作品上映とライブ。
・タムくんアニメ イエロー
・タムくんアニメ グリーン
タムくんライブ情報
日時：5/30 21:15
5/31 18:40
会場：シネマート六本木
チケット：3500円
＊チケットぴあにて発売中
Pコード 554-205
トークイベント
ミーマイセルフ/私の彼の秘密
舞台挨拶：
アナンダ・エヴァリンハム
・5/31 11:00
・6/1 15:50/18:40
メモリー/君といた場所
舞台挨拶：ポーラ・テイラー
・5/31 13:45
・6/1 11:00
アルティメット・エージェント
舞台挨拶：ポーラ・テイラー
・6/1 13:30
Worldly Desires
・6/3 19:00 長谷川祐子
・6/14 13:45
対談：鈴木朋幸×
ローラン・グナシア
Total Bangkok+CM集
・6/14 16:15 吉岡憲彦
・6/20 19:00
対談：品川亮×志村彰洋
Navins of Bollywood
アーティストでもあるナウィン・ラワンチャイクン監督のアーティスト・トーク
デック/子供たちは海を見る
NPO地球市民ACTかながわ/TPAK
・6月6日19:00 伊吾田善行
・7月6日18:40 近田真知子
この他、期間中は劇場でタイのスナックやドリンク、食材、CD、民族衣装などのタイ・グッズを販売。様々なグッズが当たるスタンプラリーや、特製コラボTシャツも販売。
アジクロのタイ関連ページ
・タイ映画特集（2004）
・フェーンチャン/ぼくの恋人
記者会見
監督インタビュー
・ダン・チューポンインタビュー
・タイ・レポート
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