司会「昨日は大阪アジアン映画祭のワールドプレミアに出席されましたが、皆さんの反応はいかがでしたか?」
ピーター「昨夜はほんとうに、観客席のあちこちから泣き声が聞こえていました。音響効果とか音がないときは、あちこちで鼻水をすする音が聞こえて、その後の音楽に影響したくらいで、そのくらい皆さん感じ取ってくださったようです」
ここで、本日のスペシャルゲスト、日本上映版の主題歌を歌っている住岡梨奈さんが登場しました。
住岡「こんばんは。主題歌を担当させていただいた住岡梨奈です。この場に立っていることが、ほんとうにうれしいです」
司会「初の映画主題歌だそうですが、お話があった時はどんな気持ちでしたか?」
住岡「タイトルが『一分間だけ』ということで、一分間だけで何をするんだろう?とはっとさせられたのと、犬が登場するというのですごくキュンときて、私も実家で犬を飼っているので、やった!という気持ちで、ほんとうにうれしかったです」
司会「どんな犬を飼っているのですか?」
住岡「プードルとかコッカスパニエルとか…初めて飼った犬が、ゴールデン・レトリバーだったので、すごくよかったです」
司会「映画と同じタイトルで「一分間だけ」ということなのですが、映画のための書き下ろしですか?」
住岡「作曲は藤井さんというバンドの方と一緒に作りましたが、書き下ろしです」
司会「一番ポイントにしたところは?」
住岡「タイトルも同じなのですが、人と一緒にいる時間だったり、ペットと一緒にいる時間だったり、そういう一瞬一瞬を大事にしたいという、私の内面も含めて映画と共通する部分を書き下ろしました」
(c)2014 映画『一分間だけ』
司会「映画の感想も聞かせてください」
住岡「犬と生活するというのは大変だなあと、あらためて思いました。今は上京して一人暮らしなので犬はいないんですが、やっぱり、家に帰ると迎え入れてくれる温かさだったり、一緒に遊んで、ああ楽しいと思う時だったり、もう邪魔!あっち行ってって…(笑)自分勝手でありつつ、向こうも自分を好きでいてくれるという感覚を思い出した映画でした」
司会「犬も撮影で大変だったと思うのですが、監督いかがですか?」
チェン監督「とても難しかったです」
ピーター「もともとムズカシイ」
司会「映画の中で主題歌を初めて聴かれたと思いますが、感想は?」
吉田「映画の中に喜怒哀楽が閉じ込められている中で、最後に住岡さんの歌がぱっと、明るいながらも歌詞の中にせつなさがずっとあって、泣いた後に、住岡さんの明るい素敵な声と、歌詞の中に犬と暮らす難しさとかそういうのが込められていて、走馬灯のように、映画をもう1回振りかえられるような素晴らしい歌でした」
司会「初めて歌う感想は?」
住岡「緊張でしかないです。人前で歌うのは初めてなので、暖かい心で聴いてください」
と、おっしゃっていたように、最初は緊張でうまく歌えなかった様子。途中で歌を止めて「もう1回!」。あらためて、ギターをかき鳴らしながら元気に歌う姿が素敵でした。歌も映画とすごくマッチしていて、とてもよい仕上がりになっています。そして、最後は、ピーターが一同を代表してのメッセージ。
ピーター「すごいプレッシャーですね(笑)。監督もプロデューサーもすごくインテリなので、いつも深みのあることを言えと言われるんですが、僕はこの軽さで彼らの深さを際立たせたいと思います。今日はたまたまホワイト・デーなので、この映画を観て、僕たちの心の花を感じていただけたらと。花束をお贈りしたいと思います」
さすがピーター。ナイスなメッセージで舞台挨拶を締め括りました。映画『一分間だけ』は5月31日より、新宿バルト9、他で全国ロードショー公開です。ぜひ、劇場で感動を味わってください。(大阪プレミアレポへ)
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