左よりラーム・チャラン、S.S. ラージャマウリ監督、NTR Jr.
Q:製作費7200万ドル、日本円にして100億円を超えたインド映画史上最高の製作費で作られた本作。撮影スケールも壮大だったと思いますが、印象に残ったことを教えてください。
NTR「ラージャマウリ監督は最も偉大な監督だと思います。『バーフバリ』を作ったことからもわかりますが、彼は作品を通じて、インドにあるすべての垣根を壊していきました。かつてはボリウッド、トリウッド、コリウッド…といろいろありましたが、そうい垣根を越えて1つにできるのはラージャマウリ監督だけです。
そして、それはインドだけでなく海を越えていきました。この作品はインド映画にも影響を与える作品で、たくさんの国で愛されています。現象にまでなっている、それがラージャマウリ監督だと思います。今はアジアでも愛されていますし、グローバルな1つの現象、それがラージャマウリ監督なんじゃないかと思います。
そんな監督に導かれて、僕らも日本に来たり、アメリカへ行ったりできる。とても誇らしい気分で、作品の話ができます。ラージャマウリ監督にはとても感謝しています」
チャラン「ラージャマウリ監督の作品はほんとうにすべて壮大で、映画作りがインドシネマ、インド映画界の誇りになるような作品です。監督の道のりは果てしなく、インド映画のために努力を続けておられます。そんな監督の旅の小さな一部になれたことをとても誇らしく思います。自分の作った映画で西だけでなく東の境界もどんどん消していっている。皆さんががっかりしないように、これからも東西関係なく楽しんでいただけたらと思います」
Q:印象的なシーンに「ナートゥ・ナートゥ」というダンスシーンがあります。(音楽がかかる)お二人のダンスの実力はピカイチですが、激しいダンスシーンの思い出を聞かせてください。難易度は高いと思いますが、どういう風に踊ればかっこよく踊れますか?
NTR「「ナートゥ・ナートゥ」は日本でも大反響ですね。昨日、今日とインタビューを受けましたが、皆さん「ナートゥ・ナートゥ」の話ばかりで、まるでその質問が取材のバケットリストになってるみたいでした(笑)
ダンス達人としても有名なNTR Jr.とラーム・チャランだからこそ実現したシンクロ率100%ダンス!
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実際、ラージャマウリ監督は、最初に仕事をした時から、一体頭の中はどんな風になっているのかと思いましたね。僕自身すごく苦労したので、それがちゃんと伝わっているかなと。だって、毎回監督が思い浮かべているものをしっかりと把握して、しっかり努力しているんです。
それに、この「ナートゥ・ナートゥ」の撮影は拷問みたいでした。キーウで撮影しているのですが、暑い夏に毎朝8時から夜の8時までかかって12時間踊り、6日間練習し、14日間の撮影、撮影している間もずっと練習を続けていたので、大変な目にあいました。なので、「ナートゥ・ナートゥ」という言葉を聞いただけでも足が痛みます。足をあげるだけでも痛むんです。
でも、それだけ反響があったと知った時はショックを受け、どうして監督は観客が求めているものがわかるんだろうか?とあらためて思いました。天才なんですね。苦労して、大変努力して、かなったシーンではありますが、そもそも監督の夢になければあり得なかったシーンです。でも、今回は二人が共演するというところから出発しているので、僕らなくしては実現しなかったかもしれません」(大拍手)(続きを読む)
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