左よりラーム・チャラン、S.S. ラージャマウリ監督、NTR Jr.
10月21日の日本公開より、公開3日間でなんと洋画興収第1位(10/22-23)を獲得。歴代インド映画史上国内オープニング興収No.1の快挙を成し遂げた『RRR』。公開から1ヶ月が経った今もまだ満席になる会場が多発しており、各レビューサイトでも高評価。4年前の『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』を超え、インド映画史上最速で2.5億円を突破。観客動員数も16万人を超えて更に更新中です。(11/16時点)
遅ればせながら、監督と主演2人による来日舞台挨拶を取材していますので、あらためて当時の興奮を思い出していただければと思います。さらに、その後の各種イベントレポートや最新情報もまとめてお伝えします。
10月21日 新宿ピカデリーにて
舞台挨拶イベントの当日、新宿ピカデリーに近づいていくと、サリーなどのインド民族衣装を纏ったインド映画ファンの方々やインド人のファンの方々の姿もちらほら。取材陣が開場を待つ間も、並んでいた階段下、入口付近のロビーでは、ファンの皆さんが集まって盛り上がっておりました。
コロナ禍の影響で、ずっと来日PRが自粛されていた後なので、こういうのも懐かしく嬉しい光景です。しかも、インドからスター俳優が二人も来日!というのは滅多にないこと。世界で大ヒット中の『RRR』だからこそ実現した快挙です。
映画のテーマソングが鳴り響く中、いよいよイベントスタート。思い思いの仮装やグッズを装備した約500人の熱狂的なファンの熱気の中、S.S.ラージャマウリ監督、NTR Jr.、ラーム・チャランが登壇。会場は割れんばかりの拍手が鳴り響きました。まずは、ご挨拶。
監督「こんばんは。いらして頂き大変ありがとうございます。5年ぶりにやって来ました。前回のたくさんの思い出をインドに持ち帰り、私のヒーロー、NTRとチャランに伝えました。日本の皆さんは、何かを気に入ったら、愛情いっぱいで表現してくださいます。それを、この二人にも見せてあげてください。(大拍手)
前回は、私のヒーローたちが皆さんと直接触れ合うのは規則上難しかったのですが、今回は特別にお願いして、二人にお客さんの近くを歩いていただこうと思います(これには観客の皆さん興奮マックス。拍手喝采)
これからご覧いただく『RRR』は友情に関する映画です。この二人の俳優は演技だけでなく、実生活でもとても仲がいいんです。映画を観ると10分ごとに、彼らと一緒に笑い、泣き、そして最後には彼らを愛し、一緒に踊りたくなることをお約束します」
NTR Jr.「アリガトウ、アリガトウ。後で少しだけ日本語で話してみようと思います。もし間違えたらごめんなさい。日本は初めてです。日本へ来ることは自分の生涯にやりたいこと(バケットリスト)に入っていて、いろんな思いを抱えながらやってきました。実際に来てみると、思っていたことと印象がまったく違っていて恥ずかしくなりました。日本の皆さんは、世界でもっとも優しく謙虚な方々だと思います。皆さんが大好きです(拍手)。ミナサンガ、イチバン。元気デスカ? 会エテ、ウレシイデス。映画ヲタノシンデクダサイ。アリガトウ」(拍手)
チャラン「サンキュー。アリガトウ。ミンナ、ダイスキ。ジャパン。(拍手)勉強した日本語はこれだけです(笑)。さっきNTRも言っていましたが、日本へ来ることは僕のバケットリストにも入っていました。赤ちゃんの頃からね。
日本で特に敬服したのは、日本の文化、素晴らしい食、お互いをリスペクトすること。僕らのように他の国から来た人にも、敬意をはらってくれるということです。もし何か持って帰りたいものがあるとすれば、皆様の謙虚さとリスペクトですね。街を歩いていてもとてもきれいで、こんな風に自分たちの街を大切にしている方々は他にいないのではないかと思います。(拍手)
ラージャマウリ監督の『バーフバリ』や私が主演した『マガディーラ』など、たくさんの作品を愛してくださり、今回は『RRR』で来ることができました。来るたびに、より素晴らしい作品をお届けしますので、より大きく受け入れていただけると嬉しいです。ほんとうに、皆さんが大好きです。アリガトウ」
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