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イメージを変えて男っぽい演技に挑んだジェイ
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子どもの頃は、
兄が欲しかった
−ジェイ・チョウ
●ジョンというキャラクター
ジェイ「ジョンは中東・ヨルダンで、ウィルスの専門家である囚人を護送する任務に就いていたが、その途中で襲撃されてしまう。撮影中、中東では実際に本物の戦争が起きていて、映画の外でも混乱した戦闘があったんだ。それはとても変な気持ちだったよ。ジョンは国際警察で働いているから、肉体戦に強い。中東での護送任務が失敗に終わって、家へ帰ると、母親から生き別れの兄貴がいることを告げられ、今度はその兄を探すという新しいミッションを自分に課すんだ。ジョンは兄の存在を知らなかった。マレーシアで兄探しを始めるんだけど、その任務がひどく重要なことに気づく。この映画はクライマックスの連続だよ」
●兄への感情
ジェイ「子どもの頃は、兄が欲しかった。でも、僕が生まれた後では無理だから、母に弟をねだったんけど、断わられた。すごく泣いたのを覚えているよ。小さい頃は、みんなに兄弟姉妹がいるものと思っていたから。僕には兄がいないから、兄がいるという感覚がわからなくて、撮影の初めは気持を表現するのに戸惑った。しかも、警察の自分が見つけた兄が悪党だなんて、どっちの味方につく？
この作品には、とてもロマンチックな愛というのは描かれていないけど、兄弟愛があるんだ。そして人間性が試される。ふだんは、正義と公正を大切にしているけど、実際、兄が危機に陥ると、彼を心配して、彼を守り、危険から遠ざけたいと思ってしまう。家族には無事でいて欲しいという気持ちと、国際警察の警察官である立場で、ジョンは試される状況になるんだ」
●アクション撮影
ジェイ「『グリーン・ホーネット』に参加して一生懸命に訓練したから、そのおかげでアクション映画への準備は十分にできたと思っていたんだ。でも、それは本当に間違いだったことを初日に痛感した。初日から疲れきったよ」
●ニコラスとの初共演
ニコラス「ストーリー順に撮影したんだけど、最初はお互いに対する思いは何もなかった。当然だよね。ニコラスとは本作で初めて会ったんだから。でも、現場で一緒に過ごすうちに徐々に仲良くなって、最後のシーンではとても感動したんだ。音楽がなくてもそうだったから、音楽があればもっと感動的だろうな。ティッシュがたくさん必要だよ！」
●参加したかった音楽制作
ジェイ「音楽はとても重要だから、監督に僕の曲を推薦したんだ。編曲がとてもドラマチックだからね。僕のCDには映画のような雰囲気を持つものがあるから、僕に編曲させてくれるよう監督に提案してみたけど、使ってもらえるかはどうかはわからなかった。僕の曲を聴いてくれるかどうかも微妙だったし。でも、もし採用してくれれば、他のアクション映画とは絶対に違いが出ると思った。とても強い感情とテンポの感覚があるから。中東の民族音楽ともミックスして、すべてを融合させると、そこから創造性が生まれるんだ。あれほどすばらしい映画なら、独創的な音楽が必要だ。それは革命だよ！」
（香港のインタビュー映像より構成 素材提供：角川映画）
(c)2012 Emperor Motion Picture Limited.
▼ダンテ・ラム監督 ▼ニコラス・ツェー ▲ジェイ・チョウ ▼作品紹介
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●back numbers
profile
ジェイ・チョウ
周杰倫/Jay Chou
1979年1月18日、台北生まれ。幼少時からピアノとチェロを学び、天賦の才能を発揮。2000年にファースト・アルバム『Jay』で歌手デビュー。以後、シンガーソングライターとして絶大な人気を誇る。日本でも何度かソロコンサートを開いており、08年には日本武道館での公演を実現した。
05年に『頭文字＜イニシャル＞D THE MOVIE』で俳優としてもデビュー。07年にはJVRミュージックという製作会社を設立。初監督作品『言えない秘密』を大ヒットさせた。ジェット・リーの大ファンで『SPIRIT』の音楽も手がけている。現在、監督2作目が待機中。
filmography
・ジェイ・チョウを探して (03)
＊カメオ出演
・頭文字D THE MOVIE (05)
・王妃の紋章（06）
・言えない秘密 (07)
＊初監督作品
・カンフー・ダンク！ (08)
・トレジャー・オブ・エンペラー
/砂漠の秘宝（09）
・酔拳/レジェンド・オブ・
カンフー（09）
・グリーン・ホーネット（11）
・阿[父/巴]（11）
・ブラッド・ウェポン（12）
・天臺（13）＊監督2作目
言えない秘密
（松竹）
十二新作
台湾通常盤（CD+DVD）
全12曲/MV3曲収録DVD付
（Sony Music Taiwan）
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