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ラブ・フィクション

監督:チョン・ゲス
脚本:チョン・ゲス
撮影:キム・ヨンミン
音楽:キム・ドンギ
出演:ハ・ジョンウ、コン・ヒョジン、チョ・ヒボン、イ・ビョンジュン、チ・ジニ(友情出演)、ユ・インナ、キム・ジフン

2012年/韓国
日本公開日/2013年8月17日 *ハ・ジョンウ祭り
カラー/HD/16:9/ステレオ/121分
配給:ファインフィルムズ
(c)2012 Next Entertainment World Inc. & Samgeori Pictures Co. Ltd & Fantagio
2012年 百想芸術大賞 映画部門 脚本賞(チョン・ゲス)

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ラブ・フィクション(Love Fiction)

story

 探偵マ・ドンウク(ハ・ジョンウ二役)を主人公にしたハードボイルドなサスペンス小説を書いている小説家のク・ジュウォル(ハ・ジョンウ)。小説にはかつての恋人スジョン(ユ・インナ)も登場するが、菜食主義が原因でふられた経験があり、展開に行き詰まっていた。

 バーテンダーのバイトをしているライブハウスでは、仲間のロックバンドのメンバーたちが、恋愛をしていないから書けないのだとけしかける。過去の経験から、完璧な女性を求める自分にそんな対象が現れるのかと諦めかけていた頃、出版社の編集長(チョ・ヒボン)に気分転換にと誘われたベルリンで運命の人と出会う。

 それはフィルム・マーケットのパーティでの出来事だった。彼女、イ・ヒジン(コン・ヒョジン)は映画会社のバイヤーとしてパーティに来ていたのだ。名刺交換をしたジュウォルは、帰国後にMと名乗るもう一人の自分(イ・ビョンジュン)に相談し、彼女の会社に花と情熱的な手紙を送る。

 初めてのデートの夜、食事の後にジョンウォルは彼女の家に誘われる。それは彼女の趣味の写真撮影でヌードモデルになるためだった。しかし、その後も何度かデートを重ね、ついにジュウォルの家でベッドインに成功。アラスカ育ちの彼女は脇毛を剃っていなかったが、ジュウォルは彼女の脇毛まで愛するようになる。

 そして、今まで嫌っていた大衆新聞に、両方丸というペンネームで刑事マ・ドンウク(ハ・ジョンウ三役)を主人公にした「脇毛夫人」という連載小説を書き始める。

●アジコのおすすめポイント:

『ベルリン ファイル』に続き、『悪いやつら』(8/31より公開)の公開が控える人気俳優ハ・ジョンウの主演作品を集めたのが「ハ・ジョンウ祭り」。『チェイサー』で不気味な犯罪者を演じて以来、怖い男、走る男、追いつめられる男…といったイメージが強いハ・ジョンウですが、以前に『国家代表!?』取材した時にご本人が語っていたように、実はコメディが大好き。そんなハ・ジョンウのお茶目な一面が楽しめるのが、今回初上映となる新作『ラブ・フィクション』です。理想の恋を頭に描きつつ、妄想しながら小説を書く男が、運命の恋と出会って変わっていく姿をコミカルに演じ、名コメディエンヌのコン・ヒョジンも脇毛美女を好演。キャリアウーマンやロック・ファッション、初めてフィンランド・ロケを行ったというアラスカシーンでのナチュラルな姿も披露。さらに、小説の世界が描かれる劇中劇では、登場人物たちが別キャラに変身。様々な魅力が楽しめます。

*特集では本作の他、『絶対の愛』『ノーボーイズ、ノークライ』『チェイサー』『哀しき獣』『依頼人』と見逃せない作品群を上映予定です。

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