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唐人街探偵 東京MISSION

監督:チェン・スーチョン
脚本:チェン・スーチョン
撮影:ドゥ・ジエ
編集:タン・ホンジア
美術:リー・ミャオ
衣装:スタンリー・チョン
音楽:ネイサン・ワン
出演:ワン・バオチャン、リウ・ハオラン、妻夫木聡、トニー・ジャー、長澤まさみ、染谷将太、鈴木保奈美、奥田瑛二、浅野忠信、ジャニス・マン、シャン・ユーシェン、チャン・ズーフォン、六坂直政、三浦友和
特別出演:アンディ・ラウ、チャン・チュンニン、シャオ・ヤン

2021年/中国
日本公開日:2021年7月9日
カラー/スコープサイズ/136分
字幕:鈴木真理子
配給:アスミック・エース
© Wanda Media Co., Ltd. As One Pictures(Beijing) Co., Ltd. China Film Co., Ltd "Detective Chinatown3"

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唐人街探偵 東京MISSION
(唐人街探案3/Detective Chinatown3)

story

 探偵コンビのタン・レン(ワン・バオチャン)とチン・フォン(リウ・ハオラン)は、前回の事件の時、ニューヨークで知り合った日本の探偵、野田昊(妻夫木聡)から日本へ招聘され東京へやって来た。密室殺人事件の共同捜査を依頼されたのだ。

 依頼したのは事件の容疑者で黒龍会の組長、渡辺勝(三浦友和)だった。事件のあった日、渡辺は東南アジアのマフィアの会長スー・チャーウェイ(平山日和)と、池の上に建てられた東屋で会食をしていた。手下たちは皆、外で待機していた。大きな物音がして中へ入ると、渡辺は倒れ、スー・チャーウェイは刺されて瀕死の状態。その後、病院へ搬送中に死亡する。

 最初に駆けつけたのは、スー・チャーウェイの秘書、小林杏奈(長澤まさみ)だった。部屋には割れた屏風のガラス片が散乱。凶器はそのガラスと目され、渡辺の手には傷が残っていた。事件の捜査には、タイからも探偵ジャック・ジャー(トニー・ジャー)が呼ばれており、4人は行く先々で衝突する。さらに、事件を担当するエリート警視正の田中直己(浅野忠信)も現れ、捜査の妨害をしないよう警告する。

 彼らは遺体安置所でスーの身体を調べ、頭部に傷跡を発見。それは当日、現場にあった花瓶で渡辺が殴ったものと思われ、渡辺には不利な証拠だった。そこで、当時の様子を知る小林を尋ねると、彼女はなんと指名手配犯の村田昭(染谷将太)に拉致されていた。そして彼は4人の探偵に身代金と3つの難題を要求してくる!

アジコのおすすめポイント:

人気シリーズ『僕はチャイナタウンの名探偵(唐人街探案)』シリーズの第3弾が、ついに日本初公開となりました。前2作は毎年秋に開催される東京・中国映画週間で上映されたものの、DVDリリースがないままでしたが、今回の舞台は東京。しかも日本の著名俳優が大挙出演しており、めでたく公開となったようです。コメディ要素満載の本作。探偵ものでありながらも、チャウ・シンチーばりのナンセンスギャグやこてこての強引展開が多く、ストーリー展開もアクションも出演者もメガ盛り。ゆえに、ご紹介画像もメガ盛りにしております。

監督はチェン・スーチョン。あの『スプリング・フィーバー』でチン・ハオと来日した時にアジコも取材させていただいた俳優さんなのですが、今はすっかり監督として活躍しているようです。そして、シリーズの主人公はワン・バオチャンとリウ・ハオラン。ワン・バオチャンといえば、2004年の『イノセントワールド/天下無賊』では純朴な青年を好演していましたが、香港映画での狂気の悪役なども経て、最近では 『新喜劇王』などすっかりコメディ路線の俳優になっております。そして、リウ・ハオラン。日本では『空海ーKU-KAIー 美しき王妃の謎』での白龍役が印象的。今回は本作にて再び染谷くんと共演になりました。

もともと2020年のお正月映画として撮影された本作。コロナ禍前の2019年に大々的な日本ロケが済んでおり、日本映画では味わえない役柄を日本の俳優たちが楽しんで演じているのが感じられて楽しめます。


他にも台湾のロイ・チウや、橋本マナミ、新井敬太、秋山成勲、尚玄さんも出てたと思います。そして、あのトニー・ジャーが、ちびまる子ちゃんになるなんて!あれも、これも、中国映画だからできたことなんです。気になる日本俳優さんたちの感想ですが、イベント取材をしていますので、お楽しみに。とにかく、本作については、つっこみどころは多々あれど、細かいことは気にせず漫画を楽しむ感覚でノリに身を任せた方が正解。コロナ禍の今だからこそ、嫌なことを忘れて思い切り笑うとすっきりしますよ。

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▼公式サイト ▼予告編 ▼イベント取材