2012.6.24 ラフォーレミュージアム六本木
華流ドラマの人気者といえば、この人! ジョセフ・チェン(鄭元暢)の登場です。「薔薇の恋」(03)でドラマデビュー以来、次々と人気作品に主演して華流ファンに絶大な人気を誇るジョセフ。今回は、まず6月に台湾ドラマ「国民英雄-X」(國民英雄/Channel-X)、続く7月にその前作にあたる中国ドラマ「愛、歓迎します」(歡迎愛光臨)のファンイベントで立続けに来日。ファンをおおいに喜ばせました。
まず最初は、イベント前に簡単な記者会見が開かれた「国民英雄-X」スペシャルイベントからご紹介します。こちらは、ドラマの主題歌を歌う注目の実力派新人歌手アンソニー・ニーリー(倪安東)を伴っての来日。最初にフォトセッションがあり、囲み会見が始まりました。
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左:台湾ドラマ「国民英雄-X」で主役のアン・ザイヨン(安在勇)を演じたジョセフ・チェン(鄭元暢)。
右:主題歌を歌うアンソニー・ニーリー(倪安東)は台湾のオーディション番組で歴代最高得点を獲得した実力派新人歌手。今回が初の公式来日。
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ジョセフ「(流暢な日本語で)皆さん、こんにちは。僕はジョセフです。どうぞ、よろしくお願いします」
アンソニー「(ちょっと緊張気味に日本語で)アー…皆さん、こんにちは。アー…アンソニーです。倪安東、です(笑)」
司会「この後でイベントが始まりますが、今のご気分は?」
ジョセフ「すでにハイテンションになってます。今回はファンと交流できるし、たくさんのサプライズを用意してます。今日来てくれるファンの皆さんは、絶対喜んで帰れますよ。特に今、台湾で一番人気のあるアンソニーの歌声も聴けるので、すごくワンダフル!」
アンソニー「初めての来日なので、とても楽しみでした。実際に来て、遊ぶこともできて、まずは興奮しています。こういうチャンスをもらえて、日本のファンの皆さんに自分の歌声を披露できることもうれしいです。すべて、ジョセフのおかげです。ありがとうございます」
その日本語通訳を受けて、ジョセフが小声で「アリガトウゴザイマス」と応えました(笑)。続いては、記者からの質疑応答へ。
Q:ドラマの中で様々な困難を克服していきますが、ドラマから学んだことは?
ジョセフ「アン・ザイヨンはとても正義感のある人で、現実ではなかなかこういう人に出会えません。普通は言えないことやできないことを、勇気を持ってやり遂げます。そういう部分は学べましたし、自分の今後の仕事にも役立つと思います」
Q:買い物の計画は? 予算はどのくらい使いたい?(これは、台湾メディアからの質問)
ジョセフ「今回は特に予定はありません。仕事でもプライベートでもよく来ているので。東京はとても親しい場所なので、もう自分の庭みたいですね。でも、アンソニーが初めての来日で興奮する気持ちはよくわかります。東京にはおいしい物がたくさんあるし、買い物のチャンスがいっぱいあるので全部買いたくなっちゃうよね」
アンソニー「買い物はいろいろと楽しみました。食べ物はお刺身を特に食べたかったので、昨日は満足しました。これからはラーメンを期待してます」
ジョセフ「ラーメンだけでも時間かかるよ。種類がすごく多いから(笑)」
Q:日本語の勉強はしたのですか?(台湾メディア)
アンソニー「スタッフの方に少し教えてもらいました。知ってる言葉はカワイデス?」
ジョセフ「カワイイ、カワイイ」と発音を教える。
アンソニー「クワイイ?…コワイイ?」
ジョセフ「コワイは恐ろしい。可愛(クーアイ)はカワイイ」
アンソニー「オー!OK。…それから、ナンデスカ?オイシイ、サシミ、オイシイ!」
Q:アンソニーさんの主題歌はドラマに合っていると思いますか? アンソニーさんの歌声への評価は?
ジョセフ「アンソニーの歌声はとても素晴らしいです。彼の第一印象は、凄く歌唱力のある人。オーディション番組(「超級星光大道」で歴代最高得点で優勝!)に出た時から注目してて、ほんとうに凄いと思ってました。共通の知人はいるけど、彼と正式に会うのは実は今回が初めてです。さっき歌のリハーサルもありましたが、自分の仕事を忘れたいくらいちゃんと聴きたくなってしまいました。大ファンなんです」
Q:ご自分の歌が「国民英雄-X」の主題歌に決まった時の感想は?
アンソニー「歌にもドラマにもドラマチックな部分があり、ストーリーがあるので、主題歌に起用された時は、その両方のドラマチックな部分がマッチして、Yeah!って気分でした。とてもうれしいです」
Q:アンソニーさんは歌手ですが、今年は映画(『愛的麺包魂』)にも出演してヒットしました。今後、俳優としてはいかがですか? ジョセフさんと共演したいですか?
アンソニー「確実な計画はありませんが、できれば共演したいですね。映画出演は今回が初めてで、楽しんでいる部分もありました。ミシェル(ミシェル・チェン)さんたちがいて、とても楽しく撮影できた作品です。ジョセフとは、共演のチャンスがあればいいな」
Q:おふたりにとって英雄というのは?
ジョセフ「普通の人が言えないことや、やれないことを、言ったりやったりする人。たとえば、ドラマの中のアン・ザイヨンはそういうキャラクターです。ドラマのタイトルになぜ『国民』と付いているかというと、地球を救えというような話ではなくて、自分の周りにいる人たち、あまり目立たない存在ですが、周りにいる人々のために何かできるから。だから『国民英雄』なのです。例をあげるとすれば、医療関係の人々。お医者さんも看護婦さんもいますが、医療関係の人々は英雄だと思います」
アンソニー「何かを救える人ではないでしょうか。自分のためではなく、他の誰か、国でも自分の友達でもいいんですが、他の何かのために救う人というイメージがあります。さっきジョセフさんが話していた医療関係のスタッフとか、医療現場で働いている人という例は、とても当たっていると思います」
ここでタイムアップ。二人とも「アリガトウゴザイマシター」と日本語でご挨拶して、イベントのスタンバイへと消えました。公式来日は初めてのアンソニーを誇らしげに紹介し、愉快なトークで緊張気味のアンソニーをリラックスさせていたジョセフ。続いては、イベントの様子をご紹介します。(イベントレポート)
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