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asicro interview 51

更新日:2013.7.20

●皆で力を合わせて作りあげた作品

Q:エンディングは、なんとなく爽やかですよね。観る人によっては、マイクは実は生きているという見方もできると思うのですが、それは狙ったのでしょうか?

 ジミー「このエンディングは、皆で相談してできたものです。死んだのか、死んでいないのかは、皆に決めてもらおうと思いましたが、一応、僕たちの中ではもうマイクは亡くなっています。だから、亡くなっていない可能性もあるけれど、ポイントはそこではありません。一番大切なのは、人と人の友情というのは、ほんとうにくだらないことで崩れることがあり、亡くなってから残念だと思っても遅いということ。そこが、メッセージです。友情はそんなに簡単に捨てられるものじゃないから」

Q:チャイニーズ・アメリカン・フィルム・フェスティバルで受賞(最優秀助演男優賞)され、おめでとうございます。受賞を知った時は、どういう気持ちでしたか?

 ジミー「ちょっとびっくりしました。それと、こう言うとえらそうに聞こえるかもしれないけど、僕だけがもらうのは違うと思った。皆の力を合わせた作品だから。僕の賞じゃなくて、皆で頑張って来たので。お芝居をする時に相手がいなかったら、壁としゃべっているのと同じでしょう?」

 エリック「たとえば、僕のやり方は自己流だし、ジミーにも俳優としてのテクニックがそれほどあるわけじゃない。誰かが僕をリードしてくれて、皆がそこにいた。カメラフレームの外で、一緒に演技をしてくれてたんです。(ヴァネスをさして)病院でのシーンは、さすがプロだったね。僕を泣かせるので、心配してのぞき込んだら、ヴァネスは『なんだよ!』って吹き出しちゃって…、本気で心配したのに(笑)」(一度爆笑)

 ジミー「それは涙で笑ったんじゃなくて、顔が近過ぎたの(笑)。あれ?って。もう皆で、これ気持ちわるいなあって。こんなに近づいて『大丈夫?』なんて言われたら、誰も大丈夫じゃないよ!」(一同大爆笑)

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タカ役のエリックさんを、皆でいじってもらいました(笑)楽しそうでしょう?

●気になる次回作の計画

Q:ジミーさんとヴァネスさんはアクションが得意ですよね? ディーンさんも記者会見で刀の練習をしていると聞きましたので、皆でアクション映画を作るのはいかがですか?

 ジミー「考えてますよ。じゃあ、『夢の向こう側 パート2』はアクションにしましょうか。マイクはどこだ?!」
 ヴァネス「僕はアイアンマン(笑)」

 近未来アクションですね(笑)

 ジミー「マイクはどこだ?! プシューーーーーーッ(光線?)脳みそが残っているぞ!(大爆笑)でも、やりたいですね。これからの会社のプランは、ラブ・コメディかアクション映画。そういう映画を、また皆で作りたいです」

Q:3人は同じ会社ですが、ディーンさんも監督をやられています。今回、参加された感想はいかがですか?

 ディーン「仕事したって感じがないですね(笑)。ジムに行って『お久しぶり!』って話してる会話とか、レストランで食べながら話してる内容とか、撮影現場でコミュニケーションする内容とかが、全部クロスしてるっていうんですかね。なんかく、すごくオーガニックな形でコミュニケーションが進んでるし。だから、次がすごく楽しみですね。(強調して)使ってもらえれば(笑)」

Q:映画の撮影後も皆さんで食事したりしてるのですか?

 ジミー「毎日会ってますよ(笑)」

 今回は来日できなかったクリスさんとも5人でよく会っているようです。

Q:次回作の具体的な計画はあるのですか?

 ジミー「ラブ・コメディかアクションですね。ラブ・コメディの方は脚本が決まっているけど、アクションはまだですね」

 『ハーバー・クライシス』ではアクション監督も務めたジミー。役者も揃っているだけに、やはり得意のアクション映画をやりたいのだと思いますが、かなり予算もかかるため、資金が集まるまでは難しそうです。

Q:次も映画ですよね?

 エリック「はい。すごく楽しみです」

 というところで、愉快なインタビューは終了しました。とにかく取材中はジョークの連発で終始笑いが絶えず、すべてをお伝えできなかったのが残念ですが、少しでも雰囲気を味わっていただけたでしょうか。このような和気あいあいのメンバーなので、これからどんな作品を作っても、きっと楽しい映画ができあがることでしょう。そして、次回作でまた来日してもらうためにも、ぜひ皆で映画を観て応援しましょう。

(取材日:2013年6月1日 渋谷ユーロスペースにて3媒体合同取材)


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Deen's profile
ディーン・フジオカ
藤岡d3/Deen Fujioka


福島生れ。アメリカに留学後、旅行中に訪れた香港に魅せられ移住。モデルを経て、05年にヤンヤン・マク監督の短編『八月的故事』で俳優デビュー。06年の東京国際映画祭でも上映され、ゲスト来日した。

06年より活動拠点を台湾に移し、ドラマや雑誌で活躍。07年には文化放送でデジタルラジオ番組「Tatsunami Radio」のパーソナリティを担当。台湾から独自の選曲で番組を構成した。

12年には日本映画『I am Ichihasi 〜逮捕されるまで〜』で監督に抜擢され、初監督&主演。現在はアルバムリリースも控えており、演技だけでなく監督、音楽、詩、写真、アートなど多彩な方面で活躍している。
filmography
drama
・極道学園(06)
ホントの恋の見つけかた(07)
笑うハナに福きたる(08)
・就是要我愛上[イ尓](13)
movie
・八月的故事(05)
・七月好風(06)
・夏のしっぽ(07)
・セデック・バレ(11)
・夢の向こう側(11)
ハーバー・クライシス(12)
・I am Ichihashi
 〜逮捕されるまで〜(12)
 *監督&主演

笑うハナに福きたる

笑うハナに福きたる
(コミックリズ)


関連リンク
日本公式サイト
2007年の単独インタビュー