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とにかく笑いが絶えない会見で、視線がばらばらに…。
前列左よりエディソン・チャン、ジェイ・チョウ、ショーン・ユー、後列左よりアラン・マック監督、アンソニー・ウォン、鈴木杏、チャップマン・トウ、アンドリュー・ラウ監督
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出演の印象をそれぞれお聞かせ下さい。
ジェイ「この映画に出演できてたいへんうれしく思います。もともと、僕は原作漫画のファンなので。もちろん、この二人の監督たちや共演者たちと一緒に仕事ができた楽しさもあります。こんな機会は滅多にないので頑張ろうと思い、音楽の仕事は後回しにしてこの映画を撮ったので、今は一生懸命音楽をやっているところです」
鈴木「初めての香港映画なので、最初は言葉とか撮影現場の雰囲気とか、日本との違いはどうなんだろうとか…とっても不安だったんですけど、でもやっぱりすごいチャンスだなあと思って頑張りました。コミュニケーションのことも、現場の雰囲気がとても明るくて楽しかったので、ほんとに終わる時は寂しいくらい楽しい現場でした。これからもチャンスがあれば、またこういう凄い素敵な現場に参加できたらなあと思います」
エディソン「これだけの方々と一緒に仕事ができたのはとてもうれしいですし、すごく満足しています。それに尽きます」
ショーン「実は中学生の頃、このコミックを読みました。香港の中学生に、このコミックは大きな影響を与えました。でも、まさか自分が出演できるとは思ってもいなかったので、ほんとうにうれしかったです」
アンソニー「人間には目が前についていて後ろにはついていません。ですから、これからも後ろは見ないで、ずっと前だけを見ています。そういった意味で、この後、パート2があることだけを考えています」(場内笑)
チャップマン「若い連中と一緒に遊べてすごく楽しかったです。それから、ちょっと歳をとった先輩たちからも(場内笑)いろいろ勉強できてよかったです。例えばアンソニー・ウォンですが、彼からはちょっと変わった理論を教わりました」
どんな理論ですか?
チャップマン「例えば人間の目は前についているというような、誰でも知っていることです」(場内爆笑)
続編の具体的な構想はありますか? また日本の漫画で他に好きな作品は?
アラン「原作のいろんな要素をまだ映画に盛り込んでいないところがあるので、パート2の可能性は充分にあります。内容的には可能性があるのですが、技術的にはパート1で、私たちが持っているぎりぎりいっぱいの技術をレースシーンに使いましたので、もしこれから新しい方法でドリフトをうまく表現できる技術が見つかったら、ぜひ撮りたいと思います。日本の漫画では手塚治先生の漫画が大好きで撮りたいのですが、著作権問題がありますので、詳しい方がいらしたらぜひ教えてください」
手塚治先生のどんな作品がお好きですか?
アラン「『ブッダ』です」
苦労したシーンをそれぞれお聞かせください。
ジェイ「やはり一番難しかったのは、皆でレースをするシーンで、車の前に高価な機械とかが付いているわけです。なので監督から『絶対それを壊すなよ』と言われて、それに気をつけて運転するのが難しかったです」
鈴木「たいへんだったという思い出はないのですが、スカートがとても短かったので、常に気をつけていなければならなかったのが一番大変でした。(場内笑)そういうことも含めて、今までにないくらいキャピキャピとした、絵に描いたような女子高生という役だったので、とても新鮮で楽しかったです」
エディソン「僕の役は僕自身とすごく似てるので、演技でたいへんというのはなかったです。ただ、撮影の時に毎日すごい雨が降っていまして、行くところがなくてどうしようかと…そういうことだけがたいへんでした」
どうされていたんですか?
エディソン「ずっとホテルに隠りっきりで、おしゃべりしたり、食べたり、お酒を飲んだり、テレビを見たり…そういう感じでした」
ショーン「自分にとって一番難しかったのは、ロケ中は30数度と高い気温だったのですが、僕は厚手の革ジャンを着て涼し気な顔をしていなくてはならなかったので、それがたいへんでした」
アンソニー「ぜんぜんたいへんではなかったです。すごく楽しかったです。現場でかわいい女の子がミニスカートをはいてうろうろしていましたし。そのスカートがもう少し短かったら、もっと楽しかったです」(場内笑)
ここで隣りにいたチャップマン・トウが「香港のナンバーワン・スケベ!」と茶々を入れて爆笑を誘いました。
チャップマン「日本でのロケはほんとにたいへんでした。日本の女の子は特にきれいですし。でも、僕は日本語ができません。それがすごくたいへんでした」(場内笑)
という感じで、笑いに包まれた和やかな記者会見でした。フォトセッション時、カメラマンとスタッフの間で並び方についてちょっと揉めたのですが、そういうことも面白いらしく皆さんにはうけていました。そして、いつものように、つい机の片づけを手伝ってしまう監督やスターの皆さんも好印象でした。
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