2011年12月30日:今度はパソコンが…(T.T)from アジコ@帰省中
皆さま、師走の慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。クリスマス前の22日、めでたく退院したアジコでしたが、一時帰宅した時に不穏な起動音を鳴らしていたパソコン(G4)がついに壊れてしまいました。何度、電源を差し替えてもビクともしません。修理代におののきながらサポートに電話するも、すでにパーツがないため修理はできないとのこと。それでも、できるかぎりのお手伝いをと親切に教えていただき、本体をあけてリセットする方法も試みましたがダメでした。同じマックユーザーの友人に尋ねてみたところ、中身のデータを取りだすにはかなりの金額を要する模様。新しいパソコンが1台買えますがな。というわけで、とりあえずの新しい仕事環境を整えるまでしばらく更新をお休みします。(今は帰省中につき、妹のノートパソコンを借りて更新しています)できるかぎり、テキストでの更新はやっていこうと思いますので、当分はこちらのページをご覧くださいませ。
今年はあまり更新できませんでしたが、諦めずに毎日来てくださる読者の皆さま、ときどきでも覗いてくださる皆さま、検索サイトから初めていらっしゃった皆さま、どうもありがとうございました。こんな調子ですが、2012年もよろしくお願いいたします。皆さまの新年が健康で幸せな1年となりますように。
2011年12月20日:『マイウェイ 12,000キロの真実』完成披露試写会&来日記者会見
おひさしぶりです! 入院中のアジコです。体調もかなり回復し、試験的に一時帰宅できるとのことだったので、どうせならばと『マイウェイ 12,000キロの真実』完成披露試写会&来日記者会見に合わせて18日に帰宅し、19日の昨日取材してまいりました。カン・ジェギュ監督作品で2時間半となると期待半分、激しくて病みあがり中には体力持たんかも…と一抹の不安もあり、万一の場合は途中退場する覚悟ででかけたのですが、なんのなんの。予想以上にヒューマンドラマに仕上がっておりました。戦争映画ではありますが、それも2人のライバルたちの数奇な運命のモチーフとして、日本軍、ロシア軍、ドイツ軍と3つの戦場がメリハリを持って描かれており、少年時代から青年時代を経て、戦乱をくぐり抜け、ラストへと昇華するまでがバランスよくつながっていたと思います。
俳優的には主演のチャン・ドンゴンはお馴染みのキャラですが、やはり彼ならではの誠実さが滲み出ておりました。対するオダギリジョーは、日本の映画やドラマではなかなかお目にかかれないキャラを演じており、いろいろな葛藤もあったとは思いますが、きっちり演じていたと思います。戦争シーンの撮影はかなり激しく辛かったようですが、それだけの映像が焼きつけられています。ノルマンディーのシーンでは、きっと皆さん感動することでしょう。紅一点のファン・ビンビンは、中国の女レジスタンス的役柄で今までにない激しい演技を見せています。出番は短いものの(次回は最後まで出る役をお願いしたいとカン・ジェギュ監督)強い印象を残します。脇には日本の俳優も多数出演していますが、なんといっても目立ったのはキム・イングォン。笑わせキャラですが、重要な役柄で出演しています。
という訳で、あっという間の2時間半でした。これはぜひ、記者会見にも行かねば!と元気モリモリで会見場へはしご。記者会見にはカン・ジェギュ監督、オダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビンが出席。3つの言語が飛び交っていましたが、最近韓国で失言報道が出たばかりのオダギリジョーは、言葉を選びつつもやっぱりユニークな回答で笑いをとっていました。公式フォトがまだ出ていないので、残念ながら写真は先月のプレ会見時のものですが、監督とオダギリジョーは今回もほぼ同じスタイルでした。『マイウェイ 12,000キロの真実』は監督が4年がかりで温めていたという渾身作。出演者3人が口を揃えて言っていたように、日本でもたくさんの方に劇場で観ていただきたいとアジコも自信を持ってオススメします。(では、また病院へ戻ります。うまくいけばクリスマス前には退院できるかも…)
2011年12月1日:休養&療養に突入します m(_ _)m
ヴァネスのライブと映画の新作リストまで仕上げたかったのですが、他の急ぎの仕事が入ってしまい、さらに入院仕度のあれやこれや(なにせ入院するのは高校1年の時以来)で忙殺されて間に合いませんでした。今回は公式レポートなので、大サービスでヴァネスの写真はでっかく用意していたのですが…クリスマス前には復活できるよう祈っていてください。それでは、しばらく留守しますが、ときどき立ち寄って過去記事などをお楽しみくださいませ。皆様もお身体を大切に。
2011年11月26日:しばらく休養になりそうです m(_ _)m
一昨日の夜は手元の仕事を片付けていて、昨日の更新ができませんでしたが、昨日は朝から大きな病院へ紹介されて行きまして、結局、入院することになりました。こんな時、アジクロのスタッフがたくさんいれば、と思ったりするのですが、今回はいたし方ありません。短かければいいなと思うのですが、原因不明という厄介なパターンなので、当分検査が続きそう。ウィルスとか細菌性のものではないので、染る心配はなさそうです。ということで、ぎりぎりまでやることにしました。まずは、先日のヴァネスの公式レポートが届いたので、写真と共に今夜アップ予定。体調がよければ、27日の夜はチケットを購入していた『奪命金』に行くつもりです(よかった…)。フィルメックスは、21日の夜のキム・ギドク監督記者会見にもノロノロ駆けつけたので、こちらは『アリラン』公開の頃(来年3月頃)までにご紹介します。監督、ずいぶんイメージが変わりましたよ。ということで、気力は元気なので、とにかく頑張りまっす!
2011年11月20日:またもやダウン中(@@)
今日はヴァネスのソロ・ライブの日ですねえ。取材は夜公演のみだったので、フィルメックスの予定と重なり、公式レポートはお届けできると思います…が、大丈夫か、自分? なんとか、持ち直している時にパソコンに向かっているアジコですが、すでに昨日のフィルメックス初日は脱落。ちょっと動くと、すぐに熱が出ちゃうんですよ。食欲もないし。オレンジジュースで生きている感じ。(子どもの頃から、熱が出るといつもオレンジジュースが飲みたくなる)風邪後遺症のはずだった気管支炎みたいなのが未だ治らず、ずーっと一進一退してたんですが、ここへきて一気に悪化したのかなんなのか??? 今年、ずっとお手伝いしていたある仕事がやっと終了したので、これからってときなのですが、とりあえず病院へは行っているので安静にするとします。明日の夜は有楽町へ行けるかなあ…1日おきに具合わるくなるので、明日はいいかも。とにかく、万一更新がおかしいときは、寝込んでいると思ってください。皆さんも、お気をつけて。
2011年11月8日:『運命の子』試写会で「運命の子」と出会う!
病院へ行って薬を補充した後、夕方から角川映画の試写室へ。チェン・カイコー監督の新作『運命の子』(原題『趙氏孤児』)をやっと観て来ました。先日の東京中国映画週間2011でも上映されたので、すでにご覧になった方もいるかもしれませんが、観た方による評判がいずれも高く、とても楽しみにしていた作品です。昨年、中国で公開されていた時のスチールでは、ホアン・シャオミンの美しい顔に刀傷が入ったものが多く、アジコはてっきり彼が主役の孤児かと思っていたのですが、違いました。日本版のメイン・ビジュアルとなっているこの少年(8歳の時の程勃)が、運命の子なのでした。
時は春秋戦国時代の晋。おバカな皇帝のもとに、戦功を挙げた趙将軍(演じるのは『酔拳』のヴィンセント・チャオ)が父と帰還。将軍には臨月の美しい妻・荘姫(ファン・ビンビン)がいます。ところが、趙一族の出世が気に入らない皇帝の重臣・屠岸賈(ワン・シュエチー)が陰謀をはかり、皇帝を暗殺。その罪を趙一族になすりつけて一族を全滅させるという大殺戮に。ショックを受けた荘姫は急に産気づき、男子を出産。主治医の程嬰(グォ・ヨウ)に息子を託して自害します。程嬰にも生まれたばかりの男の赤ちゃんがいるのですが、趙家を根絶やしにしたい屠岸賈は市中の赤子を次々と捕らえていき…と、もう引き込まれたでしょう?
ストーリーもさることながら、グォ・ヨウ、ワン・シュエチー、チャン・フォンイと名優3人が並び立つ場面はまことに贅沢で、俳優たちのアンサンブルも堪能できる作品となっています。主役の程勃(チョン・ボオ:「ていぼつ」はやめて欲しい)は赤ちゃん時代から8歳(ウィリアム・ワン)、15歳(チャオ・ウェンハオ)と2人の新人子役が登場。いずれも素晴らしい演技を披露しているのですが、特に天真爛漫な8歳の少年を演じたウィリアム君は印象的でした。
試写が終わって宣伝会社の担当さんと話していると、なんと!そのウィリアム君が試写に来ているとな?! 驚いて見回すと、チラシを眺めている少年がいるではありませんか。顔はまさに、あの程勃少年。実はウィリアム君、お父さんのお仕事の関係で日本在住。インターナショナル・スクールに通っているそうで、夜の試写会だったので、ご家族と観に来ていたそうです。なんとラッキーなサプライズ! 先日のチェン・カイコー監督の記者会見に行けず、がっかりしていた気分も吹き飛びました。会話は英語でしたが、これからも俳優をやる?と聞いてみると「maybe」とのこと。チェン・カイコー監督も絶賛しているウィリアム君。ぜひ、期待の若手俳優として活躍してもらいたいものです。
*『運命の子』は12月23日より、新しくなったBunkamura ル・シネマにて公開予定です。
2011年11月7日:ダウンしてました(@@)
映画祭の後、更新がおかしいな〜と思っている方もおられるかもしれませんが、実はダウンしてました。正確にはまだダウンしてるのですが、なんとか少しでも元気な時にまとめて頑張ってるところです。映画祭前から病院通いしていた風邪後遺症の咳と痰がちっとも完治せず、映画祭期間中は咳どめなどで持ちこたえていたんですが、どうも映画祭の間にちょっと風邪菌をもらったようで(人がたくさんいますから…)、ちょっと熱なんかも出てしまい、こりゃいかんなと入浴やら睡眠やら市販薬で強引に治して、風邪の方はなんとかなったのですが、咳と痰は治らず…いや、かえって悪化してしまいました。歩くだけでも息切れして気管支炎ぽいので、残っていた抗生物質を飲んでしのいでます。今日こそ病院に行かねば。てなわけで、気づけば更新予定が1週間ほど狂っていたのでした。少しずつですが治りつつはあるので、しばらくお待ちください。(寝る時にマスクするといいみたい)
2011年10月30日:TIFFレポート その5
左よりマカラ・スピナチャルーン、ビル・イップ監督、歌手を演じた方
|
映画祭もいよいよ本日がクロージングですが、アジコは一足早く28日で取材・観賞スケジュールを終えました。昨日は休養と雑務に当てていたのですが、どうもまだ風邪後遺症の気管支炎(?)の具合が一向に治らず、体調がすっきりしません。これからが風邪の季節なのに、心配だ…。と、それはともかく、28日は映画3本を観賞。まずは、4本ずつのオムニバス作品による『香港四重奏』+『香港四重奏II』の2本立て。10年と11年の作品を計8本観たのですが、食いしん坊のアジコは香港のおいしい小食がたくさん出て来た10年版の方が好きかなあ。もち米炒飯、食べたい…。
お次は香港のビル・イップ監督がタイを舞台に、イカサマ薬売りの顛末を描いた『金で買えないモノ』。主演のタイ俳優さんがちょっと韓国のファン・ジョンミンに似ていて、好感度よし。様々な人々との出会いで改心して、最後は故郷へ帰っていくという物語。夜の一般上映ではビル・イップ監督のQ&Aがあったのですが、あまりに遅い時間なのでパスしたら、なんと、主演のマカラ・スピナチャルーンが旅の途中で出会ったオカマ歌手の方と一緒に来場していました!(遅くまで残っていた方々、よかったですね)公式サイトの追加ゲストに漏れていたので、ここに証拠写真を貼っておきます。
そして最後は、インド映画でハッピーに締めようということで『ラジニカーントのロボット』をチョイス。ところがこれ、ロボットというだけに、近未来のお話。IT技術先進国のインドだけに、これまでのインド映画とは趣の異なる作品になっています。ラジニカーント扮する科学者がサイボーグ型ロボットの開発に成功。チッティと名付けられた彼は、最初は感情を持たない実用型として作られますが、それでは不都合なこともあるというわけで、改良されて感情を持つことに。ところが、感情を持ってしまったために、博士の婚約者に恋をしてしまい、そこに悪い科学者が目をつけて…という展開。終盤は悪いロボットになってしまったチッティと科学者との闘いとなります。そして、最後はちょっとほろっとさせられる…という、あれ?こういうお話どこかで観たような? とにかくラジニカーントが科学者とロボットを見事に演じ分けており、さすがスーパースター。歌も踊りも今回は未来風で、テクノやヒップホップ調になっておりました。インド的なドメスティックさを求めると、ちょっと違うかもしれませんが、これはこれで面白いかと。一般公開の可能性もあるようなので、今回見逃した方はお楽しみに。
2011年10月28日:TIFFレポート その4
上:エドモンド・ヨウ、杉野希妃、ヤン・イクチュン
右:『転山』のリー・タオ、ドゥ・ジャーイー監督、チャン・シューハオ、ニーナ・ハン
|
|
26日はゆったりモードで夕方よりでかけ、『哀しき獣』のナ・ホンジン監督のQ&Aを取材。その後、21時からのコンペ作品『トリシュナ』を観たのですが、これまたマイケル・ウィンターボトム監督のQ&Aがあったため、終電で帰宅となり、疲れて何もアップできませんでした。
27日も記者会見取材からスタート。急遽、ヤン・イクチュン監督が俳優として来日(『マジック&ロス』)したため、杉野希妃特集の記者会見が追加され、予定より早くでかけることに。09年の東京フィルメックスで『息もできない』がグランプリを獲得した時、都合で来日できない監督が送ったお茶目なメッセージビデオを見た時から、アジコはヤン・イクチュン監督に親しみを覚えていたのですが、今回もそのイメージ通り。一番笑いをとっていました。杉野さんとは『まぶしい1日』で共演した仲。監督の次回作も早く観たいもんです。
そして、昨日のメインは『転山』。原題はサンスクリット語で「KORA」と発音します。観た人の評判も高く、ポスターもインパクトがあり期待して観ましたが、ほんとうによい作品でした。急逝した兄の夢を実現するために、台湾から来た青年が自転車でチベットのラサを目指すロードムービー。当然、過酷な旅となるのですが、途中で立ち寄った村や出会った人々、不思議な体験を通して、青年が成長していく姿を力強くシンプルに描いています。会見では、来日直前の23日にバイクで交通事故に遭った監督が松葉杖で登場。主演のチャン・シューハオは27日だけの登壇でラッキーでした。ちょっぴり金城武の雰囲気も持っている好青年。今後、注目の台湾俳優となるでしょう。
2011年10月26日:TIFFレポート その3
映画祭4日目の25日は、3作品を観賞。まずは有楽町スバル座で東京・中国映画週間の作品を2本。ウェイン・ワン監督の『雪花と秘文字の扇』(原題:雪花秘扇)は、中国のリー・ビンビンと韓国のチョン・ジヒョンが共演した話題の新作。中国に古くから伝わるという老同(ラオトン)という女性同士の契りを描いた作品です。夫婦よりも強い繋がりを持つ老同の契りを結んだ現代女性のふたり。疎遠になったまま一人が交通事故に遭い、それがきっかけで、彼女が書いていた19世紀の中国を背景とする「百合と雪花」の小説を読むことになり、その物語と現代の物語が交錯するように進行します。当時の中国の歴史や暮らし、風習を知ると共に、現代中国の女性たちの生き方が対照的に描かれ、それでもなお、同じよう深い老同の契りを描いた愛の物語となっていました。リー・ビンビン、チョン・ジヒョン、どちらも娘時代から夫や子を持つ婦人になるまでを好演しており、味わい深い作品です。ぜひ配給がついて、Bunkamura あたりで公開されることを祈ります。
もう1本は、フェイ・ウォンの夫としても有名なリー・ヤーポンとシュー・ジンレイが共演した『Go! 上海ラブストーリー』。監督は日本とも縁の深いチャン・イーバイ監督。タイトルバックだけが超ダサかった(わざと?)のですが、ストーリーは同じキャストで3組のカップルの愛の在り方を描くオムニバス。「愛している」という思いがほとばしる快作でした。主題歌をイーソン・チャンとフェイ・ウォンが歌っており、いつもここぞという所でこの曲が流れるのもマル。パンフレットによれば、88年に中国で大ヒットした青春ドラマ「将愛情進行到底」の続編とのこと。どうりで、挿入される若い頃の二人の映像がはまっていたのでした。あ、それであのタイトルバックなのかな?
最後は、六本木のシネマートで『マジック&ロス』。こちらはリム・カーウァイ監督、杉野希妃、キム・コッピ、ヤン・イクチュン出演の多国籍映画。やや実験的な映像で催眠部分もあるのですが、ヤン・イクチュンの出て来る場面は血が通っていていきいきしていました。トリッキーなストーリー展開で、注意深く観ていないと混乱するので、睡眠を十分にとってから観賞することをおすすめします。こちらは11/5より池袋シネマ・ロサでレイトショー公開予定です。
ということで、取材がなかったので、本日の1枚は審査員記者会見に登場したファン・ビンビン。中国の作品を応援したいけど、審査員として公平な眼で映画を観たいと抱負を語っていました。
2011年10月25日:TIFFレポート その2
監督のギデンズ(九把刀)、コー・チェントンとミシェル・チェン
|
映画祭3日目の24日は、2つの取材からスタート。まずはムービーカフェにて『夢遊 スリープウォーカー』の記者会見。オキサイド・パン監督の他、主演のリー・シンジェ(アンジェリカ・リー)、フオ・スーイエン、チャーリー・ヤン、リー・ゾンハンら4人の俳優を引き連れての来日。コンペティションへの出品で力が入っているようです。監督の長年のマドンナであるアンジェリカとついにゴールインした後の作品でもありますしね。思い入れも深いのかも。それにしても…オキサイド・パン監督が初来日だったとは意外! 双子の弟、ダニー・パン監督の方が常連だったんですね。
続いては、『あの頃、君を追いかけた』のQ&A。台湾に続いて香港でも大ヒットを飛ばしている本作は、作家で初監督となったギデンズ監督の自伝作品。ちょっと懐かしい時代の高校の悪ガキどもと、皆の憧れだったマドンナとの甘酸っぱい青春ストーリーです。その憧れの女子高生を演じたのがミシェル・チェン。華流ドラマでお馴染みの彼女ですが、そのミシェルのポニーテイルがこんなにも素敵に描かれているとは…。来日したミシェルも素敵な女優さんになっていました。初主演ということで、全裸を披露して(?)頑張ったコー・チェントンは、役柄そのもののイメージでした。台湾お得意の青春映画、きっと日本でも、どこかの配給さんが買ってくれることでしょう。
ランチタイムは六本木ヒルズにできた新しいマックへ。先行発売のKBQバーガーを食した後、六本木を離れて目黒の試写室へ。映画祭でも上映された『第7鉱区』の3D試写を観賞。アジコは正直、この3Dがあまり好きではありません。(画面が暗くなるので)ディズニーランドで体験するような、3D効果全開の作品ならよいのですが、映画の場合ところどころしか効果がないんですよね。眼鏡も重たいので、半分くらいは外して観ていました。映画は…これは『エイリアン』+『グエムル』って感じですね。ハ・ジウォンがすごい!
再び六本木へ戻り、『夢遊 スリープウォーカー』と『ヘッドショット』のコンペ作品を2つ観賞。『夢遊 スリープウォーカー』はホラーというほどではなく、安心して観られました。女性刑事役を演じたフオ・スーイエンの演技が光ってました。期待して観た『ヘッドショット』は、やや疲れも出て来た頃で、映像はインパクトがあるものの、ストーリー展開がわかりづらくてときどき意識が飛んでしまい…残念。もっとも、ペンエーグ監督の作品って、いつもそうだったのを思い出しました。こちらも主演の2人が監督と来日しており、終わった後でQ&Aがありましたが、女優のセリーヌ・ホーワンがなかなかよかったです。
2011年10月24日:第24回東京国際映画祭開幕中!
『1911』舞台挨拶のジャッキー・チェン(製作・監督・主演) 吹替版を担当した中川翔子(左)と江角マキコ(右)
|
22日より第24回東京国際映画祭が開幕しました。今年は会場に有楽町のシャンテが加わり、シネマート六本木での上映も増えるなど、地理的にも幅広い展開で、あちこちを動き回らなくてはならない取材陣は大変。同時開催の東京中国映画週間も場所が有楽町スバル座に変わり、六本木、有楽町の往復が増えました。日比谷線が大活躍です。
全日の大雨で懸念されていたグリーンカーペット。アジコは最初から諦めて、今年は有楽町からの参戦にしましたが、幸い午後から晴れて、華やかなグリーンカーペットは無事に開催された模様です。ジャッキー・チェンやファン・ビンビンも参加していたので、観られなくてちょっと残念。『1911』の会見、舞台挨拶とも取材できませんでしたが、本日の1枚はそのジャッキーをはさんでのショット。両脇は『1911』の日本語吹替版を担当するショコタンこと中川翔子と江角マキコです。
初日のアジコが観賞したのは、香港のジェイコブ・チャン監督の『肩の上の蝶』、台湾映画『運命の死化粧師』、韓国映画『哀しき獣』(来年公開予定)の3本。そして昨日、2日目は台湾映画『あの頃、君を追いかけた』、中国映画『ここ、よそ』、韓・日合作『大阪のうさぎたち』の3本。これらの中で、一番観せる迫力に満ちていたのは、やはりナ・ホンジン監督の新作『哀しき獣』(主演:ハ・ジョンウ)でした。
『肩の上の蝶』はチェン・クン主演、共演に台湾のグイ・ルンメイ、香港のジジ・リョン、そして当日舞台挨拶にかけつけた中国の若手女優ジャン・イーエン(エイベックスから歌手デビュー経験あり。熊本の交流大使も務めているとか)。本編は3Dで製作されているファンタジーで、背景はほとんどCGという近未来の物語でしたが、ちょっと面白かったのであらためてご紹介しますね。本日、16:10から2度目の上映がありますので、興味のある方は有楽町スバル座へどうぞ。
2011年10月3日:今年も映画祭の秋となりました。
とうとう、つぶやけないうちに9月が終わり、映画祭シーズンの秋に突入しました。うだるような暑さも抜けて、すっかり涼しくなりましたね。皆さん、風邪などひいてませんか? アジコは6月頃にひいた風邪の後遺症で、ずっと咳と痰に悩まされていたのですが、そのうち治るだろうと放置してたらちっとも治らず。胸のあたりが痛くなってきたので、先日病院へ。幸い、たいしたことはなく、やはり風邪の後遺症ということでお薬をもらってきました。ここ数年の風邪は治っても喉が傷ついて、しつこく咳が残りますんで、皆さんも気をつけてください。もっとも、レントゲンを見た先生が「それより、背骨が曲ってますよ」って…が〜〜〜ん(ToT)。肩のあたりが明らかに曲ってる!どうりで、右肩が痛いと思った。皆さん、重い荷物の担ぎ過ぎにもお気をつけください。
さて、映画祭シーズン到来ということで、東京フィルメックス、東京国際映画祭と続けてラインナップが発表され、ゲスト情報も日々更新されています。アジクロでは今年も巻頭特集でご紹介予定。同時開催の日本・中国映画週間、コリアン・シネマウィークもラインナップが発表されていますので、こちらもまとめて一緒にご紹介します。チケットの先行予約はすでに始まっていますので、公式サイトもチェックしてください。今年は例年と違って、ゲストの皆さんがどのくらい来てくれるか心配ではありますが、どの映画祭もそれぞれ例年以上にパワーアップ企画となっているので、ぜひ盛り上げてくださいね。その他、10/8からはSKIPシティ国際Dシネマ映画祭、10/15からは渋谷NHKにてNHKアジア・フィルム・フェスティバルも開催されます。
2011年8月31日:天才子役キム・セロンちゃんがウォンビンと来日!
世間では新総理誕生やら組閣人事やらで昨日から騒がしい日本ですが、そんな29日、昨年の韓国でナンバー1ヒットを放った本命『アジョシ』(9/17公開予定)のプロモーションで、主演のウォンビンとキム・セロンちゃんがイ・ジョンボム監督と共に羽田空港に降り立ちました。大勢のファンに迎えられた一行。昨日30日は、記者会見、個別取材、プレミア試写会の舞台挨拶と多忙なスケジュールをこなしました。
『母なる証明』以来、ますます演技に磨きがかかってきたウォンビンは、本作で初めて(ちょっと意外)本格アクションを披露。俳優としてさらに成長しいます。そして注目なのが、今回が初来日の天才子役キム・セロンちゃん。韓国の芦田愛菜ちゃんとも呼ばれるほど大人気の愛らしい彼女は若干11歳。キム・セロンといえば、アジコ的には、一昨年の東京国際映画祭で初上映され、昨年日本で公開された『冬の小鳥』での名演技が印象的なのですが、韓国ではこの作品の上映が大変小さく、この『アジョシ』への出演で名子役として一躍ブレイクしたのでした。
記者会見(写真右)では白いふわっとしたワンピースドレス姿、舞台挨拶では黒いスーツドレス(というのか?)姿で、ほっそりした脚にハイヒール。記者会見ではなんと日本語でご挨拶を披露。とても緊張していたようですが、他の二人が話している間は、子どもらしいいろんな表情を見せてくれました。ウォンビン・ファンが結集した舞台挨拶では、その歓声の凄さに眼を丸くする姿も。さすがにこの頃は疲れていたようで、小さなお口に手をあてて、こっそり欠伸をかみ殺していました。それでも、受け答えする時は、すでに大女優を予感させる発言もあり。今後が頼もしいキム・セロンちゃんです。この記者会見&舞台挨拶の模様は、近日アップ予定です。お楽しみに。
2011年8月11日:『1911』が東京国際映画祭の特別オープニング作品に決定!
(c)2011 Jackie Chan International Cinema Cultural Holdings Limited Jackie & JJ Productions Limited
|
ジャッキー・チェンの出演100本目を記念する作品『1911』が、今年の東京国際映画祭の特別オープニング作品として、公式オープニング作品『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』と並んで上映されることになりました。11月5日より全国公開予定の作品ですが、一足先に映画祭でのお披露目。当日はジャッキーも来日して、盛り上がりそうです。以下、ジャッキーよりのコメントが届いております:
「私の100作目の映画が、復興へと歩み出した重要な年の特別オープニング作品に選ばれたことを光栄に思います。自らを犠牲にする英雄というのは、大きな災難が起こった時に現れるものです。ですから私は英雄を望みません。日本が災難に直面している今、少しでも私の映画が日本の皆さんの力になれたらと願っています。日本でお会いするのを楽しみにしています」(ジャッキー・チェン)
●作品情報:『1911』
総監督:ジャッキー・チェン/監督:チャン・リー
出演:ジャッキー・チェン、リ−・ビンビン、ウィンストン・チャオ、ジョアン・チェン、ジェイシー・チェン
ラストエンペラーの時代。衰退の一途をたどる清王朝を憂い、新たな国家のために立ち上がった「中国革命の父」孫文。日本とも縁深い彼の右腕として戦地から戦地へと尽力した男、革命軍司令官・黄興。日本では知られることのなかった真の英雄、そして革命に身を捧げ散っていった若者たちの物語が、ついにベールを脱ぐ! 映画出演作品100本目となるジャッキー・チェンが総監督を務め、『レッドクリフ』の撮影監督を務めたチャン・リーがメガホンを執る。
*11月5日より全国ロードショー予定
2011年8月8日:これからどんどんアップ…予定です(がんばる!)
7月中旬にはアップ予定だった来日レポート。ずるずる遅れまして、ミン・ウォン展のご紹介までずれ込んでいますので、これからまとめてアップ予定です。随時、更新しますので、ときどきのぞいてください。時間が足りない〜〜〜といつも悲鳴をあげつつ、実は先週4日にはアップできそうだったのですが、松田ショックで呆然としてしまって、さらに遅れました。そう、元日本代表、横浜マリノス、松本山雅の松田直樹選手です。代表を離れてからしばらく忘れていたのですが、常に全力投球のアグレッシブな姿勢が好きな選手でした。かっこよかったし…(キム・ミンジュンにちょっと似てますよね?)34歳とこれからまだまだ活躍できる選手だったので、ほんとうに惜しいのですが、大好きなサッカー人生を力一杯ふりきって駆け抜けた幸せな生涯だったと思います。きっと何か理由があって、あちらに呼ばれちゃったのだ、と思うようにしています。本日がお通夜、明日が葬儀とのことですが、心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。
2011年7月30日:『孔子の教え』フー・メイ監督を湯島聖堂でインタビュー
ここ数日の雨模様で、昨日も朝から小雨が降っていましたが、幸い取材にでかける午後の時間帯は雨がやんでいました。せっかく孔子ゆかりの湯島聖堂でインタビューをするのだから、ぜひ孔子の銅像と監督のツーショットが撮りたい!と思っていたアジコ。少し晴れ間もでてきて、おお…これはいけるかもと期待大。取材会場の斯文会館に到着すると、予想通りの15分押し。フー・メイ監督はお話が長いようです。待ち時間にロケハンをかねて、宣伝担当のH女史と早速、銅像見物に。てっきり湯島聖堂の方にあるのかと思っていたら、斯文会館のすぐ横に隣接していました。高さ4.5メートルほどの銅像は、現存する世界最大の孔子像なのだとか。(もっともプレス資料によれば、今年初めに天安門広場に9メートルの孔子像が建てられたそうですが、諸事情により4ヶ月後に撤去されたそうです)「蚊に刺されるので気をつけて。虫よけスプレーもあります」とH女史。
そして、いよいよ応接室でインタビューの開始。事前に撮影は外でとお願いして承諾をいただき、インタビュー25分の撮影5分くらいにするつもりだったのですが、やはりお話が面白くて押してしまいました。次の方たちが待っているので撮影は室内で、と宣伝会社さんから言われたのですが、監督が「じゃあ、急いで行きましょう!」と率先して外へ出てくださり、虫よけスプレーをふりかけながら像の横へ。無事にツーショットを撮ることができました。(フー・メイ監督、謝謝!)しかも、眼鏡をとったりはずしたり…と自ら様々なポーズを演出してくださり、遠近を考えて寄ってくださるなど、とってもお茶目でチャーミングなフー・メイさんでした。インタビュー内容も興味深いお話が聞けたので、このツーショットと共にぜひお楽しみに。公開は10月予定となっているので、記事の方は今しばらくお待ちください。
2011年7月28日:『レイン・オブ・アサシン』でジョン・ウー&スー・チャオピン監督来日!
来月27日より日本公開予定の豪華キャスト武侠映画『レイン・オブ・アサシン』(原題『剣雨』)。巨匠ジョン・ウー監督が長年の盟友テレンス・チャンと共にプロデューサーを務め、台湾の俊英スー・チャオピンとの共同監督で作りあげた武侠娯楽大作です。昨日、そのジョン・ウー監督とスー・チャオピン監督がプロモーションのため来日。記者会見を開きました。ゲストとして、凛々しい女性剣士役が似合う女優・大地真央さんも登壇。会見の模様が届いたので、ここでご紹介します。
今回は共同監督ということで、率直にどのような感想をお持ちになられましたか? また現場でのお2人の役割はどのような感じだったのでしょうか?
ジョン・ウー「まず、日本の皆さんに哀悼の意を表明いたします。これだけの震災にあわれた日本国民の皆さんが、勇気をもってやり直そうとしている姿に胸を打たれました。立ち直れることを心より祈っております。
スー・チャオピン監督の前作『シルク』を観てから、映画への愛情があって才能のある人だと分かっていたのでぜひ一緒に仕事をしたいと思っていました。彼の凄いところは、たくさんいる登場人物を、身近にいるような、生活感のある人間として描いているところです。本作は典型的な武侠映画を超えましたし、嫉妬をおぼえるくらい見事に演出していました」
スー・チャオピン「ジョン・ウー監督は映画界の歩くウィキペディアです。技術的なことだけでなく人間的にも、たくさん学ぶことがたくさんありました。彼がいなければこのような成果はあげられませんでしたね」
主演のミシェル・ヨーをはじめ、韓国のトップスター チョン・ウソンなど、アジア各国から集結した豪華キャストも見所の1つかと思います。キャスティングに関しては、両監督お2人で意見交換などはあったのでしょうか?
スー・チャオピン「ミシェル・ヨーは芝居ができてアクションもできる中華圏でベスト3の女優です。『今までのあなたの役とは違う役を演じられる』と出演を説得しました」
ジョン・ウー「ミシェル・ヨーは、愛情に満ち溢れながら力強いヒロインの感情を見事に演じました。『グリーン・デスティニー』の次(の代表作)になったのではないでしょうか」
ジョン・ウー監督にお聞きします。本作では、監督の愛娘アンジェルス・ウーさんが出演されていますが、本作が女優デビューでよろしかったですか? また、娘さんの演技はいかがでしたか? 満足されていますか?
ジョン・ウー「ワイヤーアクションがあったのですが、もう心配で心配で、安全面は保証できるのか、とスタッフに何度も確認しました。ところが娘には『お父さん現場にいないで』と言われてしまいました(笑)」
『レイン・オブ・アサシン』
2010年/中国・香港・台湾/120分
製作:ジョン・ウー、テレンス・チャン
共同監督:スー・チャオピン、ジョン・ウー
出演:ミシェル・ヨー、チョン・ウソン、ワン・シュエチー、
バービー・スー、ショーン・ユー、ケリー・リン、レオン・ダイ、
グオ・シャオドン
配給:ブロードメディア・スタジオ
(c)2010, Lion Rock Productions Limited.
*8月27日より新宿武蔵野館、他全国公開予定
|
ここで、大地真央さんご登壇。花束を贈呈。
大地さん、実際にジョン・ウー監督、スー・チャオピン監督にお会いになって、いかがですか?
大地「ものすごいアクションシーンを撮ったとは思えないお優しそうな雰囲気でびっくりしました」
大地さんは、元宝塚の男役トップスターで、凛々しさと美貌を兼ね備えたすばらしい女優さんですが、実際にお会いになられていかがでしょうか?
ジョン・ウー「もっと早くお会いしたかった。続編があれば、ぜひ一緒に仕事したいですね」
大地「光栄です! 今日から中国語の勉強しなきゃ!」
大地さんは、ミシェル・ヨーさんとイメージが近いと思いますが、いかがでしょうか?
ジョン・ウー「大地さんは、ミシェル・ヨーと共通点がありますね。クラシカルな雰囲気と現代性をあわせもっていて。この役はアクションはもちろん、美貌も大事ですので」
(パークハイアット東京にて)
2011年7月22日:暑中お見舞い申し上げます!
なでしこジャパンがワールドカップで初優勝を飾り、直後に超大型台風6号が四国に大雨を降らせ、紀伊半島をかすめてビヨ〜ンと南下。おかげで心配していた東北地方への影響がなくなり一安心しました。これも、皆さんの祈りが通じたからでしょうか。さてさて、強烈台風が熱気を冷ましてくれたおかげで、猛暑続きだった東京も一気にクールダウン。昨日は5月並の涼しい1日でした。そんな昨日を狙ったわけではないですが、かねてから予定していた品川の原美術館を訪問。先月25日から開催されているシンガポール出身の気鋭のアーティスト、ミン・ウォンの日本初個展「ミン・ウォン:ライフ・オブ・イミテーション」を取材してまいりました。興味深いその中味は後日、ご紹介しますね。その前にお待たせしっ放しのジェイとかピーターとか、急がねばならんので。ということで、ここでは原美術館にあるカフェ・ダールのイメージ・ケーキをご紹介。カフェ・ダールでは、開催されている展示にちなんだイメージ・ケーキが毎回作られており、今回はこれ! 展示を見れば、これが何だかわかります。土台は爽やかなオレンジ・ムースのケーキでした。コーヒーまたは紅茶とのセットで1050円。
もう1つ、カフェ・ネタですが、アジクロ編集室がある吉祥寺に、神戸の有名店「御影ダンケ」ができました。バターブレンド・コーヒーで有名なこのお店、場所が実に渋いところにあるので見つけにくいかもしれませんが、北口を出たら線路沿いにひたすら右(新宿方向)へ歩くと発見できます。コーヒー好きな方なら絶対満足のお店です。アイスコーヒーも絶品らしいので、次回試してみたいと思っています。ということで、まだまだ続く(であろう)暑い夏、元気に乗り切りましょう!(今年のアジコの省エネ・グッズは日傘と扇子)
2011年6月27日:Jay Chou Magical Shower 2011
いわゆるファンミの取材はほとんどやっていないアジクロですが、この人ならばぜひ行きたい!と思わせたのがジェイ・チョウ。1月の『グリーン・ホーネット』プロモ以来なので、実はそれほど久しぶりでもなかったのですが、前回は洋画の宣伝。来日コンサートも久しくなく、アーティストとしてのジェイに会うのは久しぶりなので、行ってまいりました。今回は1月にオープンした公式ファンサイト「jaychou.asia」の立ち上げ会ファンミーティング。場所は東京国際フォーラム・ホールC。約1500人収容の客席は1階から3階までびっしり満席。男性もかなり来ていました。昨日は台風の影響で飛行機の到着が遅れ、予定より30分ほど遅れてのスタート。司会進行役はジェリーのファンミ以来、華流ファンにお馴染みの赤平大さんと、自身もジェイの大ファンという乙黒えりさん。赤平さんのブログにはすでに、ファンミに参加したファンの方たちからのコメントが寄せられています。
で、気になるファンミの中味は後日レポートで報告しますが、とにかく歌ってくれたのがなによりうれしかったです。即興でのピアノの速弾きも堪能できたし。やっぱりジェイはピアノですね・ となると、ぜひコンサートを期待したいところですが、こちらは来年以降となりそうで残念。一方、立て続けにリリースされているDVDや、スカパーで放送が始まるジェイ初監督ドラマ「パンダマン」(ホームドラマにて8/18より放送開始)のPRもありました。未公開作の『トレジャー・オブ・エンペラー』も気になるけれど、ファンとしては『言えない秘密』がやっとリリースされたのが一番うれしいのでは? 宣伝には来ていませんでしたが、アジコ的にツボだったのは7月9日より公開予定の『海洋天堂』です。主演はジェット・リーだけどアクション映画ではありません。そして、エンディングに流れるジェイの「説了再見」が映画にと〜〜〜ってもマッチしていて素敵でした。ぜひ、お楽しみに。
2011年6月19日:お詫び
一昨日、突然風邪が悪化してぶっ倒れていたので、更新ができませんでした。5月頃からくすぶっていた風邪なんですが、治ったかと思えばぶり返し…ちょっとアレルギーのある鼻に巣食っていたようで…。一昨日は市の健康診断を受けたので、ついでに内科で診てもらい、風邪薬をゲットした矢先のこと。マックで遅いブランチを食べて薬を飲み、買い物が溜まっていたのでせっせと動いていたら帰りが辛くて辛くて。身体中が痛くなり、そのまま寝てしまったのでした。鼻づまりは治ったけれども、全身の関節に菌が移動したって感じ? 昨日はお腹の調子もわるかったし…。んな訳で、今はかなり回復していますが、映画の更新は夜までお待ちくださいませ。あ、目の方はきっちり10日ほどで治りました。
2011年5月17日:今度は眼が真っ赤!
人間、歳をとるといろいろな不調が出てまいりますが、血管が老化したせいか、眼を酷使したせいか(最初は風邪が原因と思ったのですが、そうではなさそう…)一昨日、起きて鏡を見ると右の眼が血眼になっていて(!)驚きました。これまでも充血することはあったのですが、今回は充血というよりも明らかに出血。なんていうか、白眼に赤インクをこぼした状態。ちょっと前の渦中の海老蔵さんて感じか? といっても、痛みもなく、血が出ているわけでもないのですが、心配なので行きつけの眼科へ。診断は「結膜下出血」でした。放っておけば10日ほどで自然治癒するらしい。前に眼がすごく充血した時、ネットで調べて知ってはいたのですが、いざなってみると我ながらこわいです。見た目が。白眼の半分以上が血眼なんて、自分は鏡を見ないとわからないけど、他人が見たらどっきりしますよね。でも、見えるから眼帯はしたくないしなあ。治り出すと早いらしいけど、それまではずっとこのままなので、私に会っても驚かないでくださいね(>知人の皆さま)。誰でも1度はなるらしいので、皆さんも慌てないようにね。
2011年5月12日:ご無沙汰しました
早いもので、あの大地震からもう2ヶ月。まだまだ復興への道のりは長いですが、暖かい春のおとずれと共に、被災地の皆さんの心にも少しずつ希望や勇気が芽生えていることでしょう。海外からの応援も続いていますが、先月24日には久しぶりの来日コンサート「Asia Music Summit vol.2」も開催され、予定通り5組の台湾アーティストが来日して歌やダンス、そして暖かいメッセージで日本を応援してくれました。(右はその時に購入したチャリティバンド、PRAY FOR JAPAN とロゴ、出演者の名前入り)すぐにレポートをアップしたかったのですが、翌日から喉が痛くなったりして風邪モードに…。連休中に治った!と思ったものの、またぶり返し、昨日また病院へ行ってしまいました。てな訳で、相変わらず仕事がのろいアジコですが、今頑張ってますんで、しばしお待ちを。
余談ですが、台湾といえば、数年前にニウ・チェンザー監督と当時主演予定だったジェリー・イエン&アリエル・リンも来日して、盛大な記者会見が開かれた日台合作ドラマ「華麗なる挑戦」の主演が、韓国のSuper Juniorのメンバーに決まった模様。紆余曲折を経てやっと撮影に入るようです。敦賀蓮役がシウォン、不破尚役がドンヘとのこと。ということは韓台合作になったのかな?
2011年4月15日:タイからの日本応援ソングをご紹介
かつて日本が送った発電所設備を、日本のためにそっくり無償で提供するという太っ腹な支援を表明してくれているタイ。そんなタイからも、日本の被災者の皆さんを応援するメッセージMVが素敵な歌声と共にネットにアップされています。タイトルは「Thai For Japan」。タイと言えば「微笑の国」。ビデオの中では、たくさんの人々が日本語混じりのメッセージボードを掲げ、微笑とエールを送ってくれています。背後に流れるのはタイを代表する人気歌手バード・トンチャイのやさしい歌声。後半は日本語でも歌ってくれています。ぜひ、ご覧ください。
▼Thai For Japan(タイ大使館HP)*Youtubeにも多数のMVあり
2011年4月9日:トニー・レオンが朗読した詩
4/1に香港で開催された「愛に国境はない311キャンドルナイト」では、会場に来られなかったスターたちのビデオ・メッセージも紹介されました。その中でトニー・レオンは、相田みつをの詩「うばい合えば」を中国語で朗読しました。その詩は簡潔で平明な言葉で表現されており、力強いメッセージがストレートに伝わって来ます。そして今、相田みつを美術館の公式サイトでも、この詩がトップページで紹介されています。トニーがそれを知ってこの詩を選んだのかどうかはわかりませんが、美術館の方でもトニーが朗読してくれたことを喜び、ニュースとして伝えています。どちらも短い文章が対句になっていて、中国語のお勉強にもなりますので、ここで紹介したいと思います。
(c)相田みつを Mitsuo Aida
|
分享的話
爭奪的話、就會不足。分享的話、就有剩餘。
爭奪的話、就起爭端。分享的話、就會平靜。
爭奪的話、就會不滿。分享的話、就會感謝。
爭奪的話、就有戰爭。分享的話、就會和平。
わけ合えば
うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる
うばい合えばあらそい わけ合えばやすらぎ
うばい合えばにくしみ わけ合えばよろこび うばい合えば不満 わけ合えば感謝
うばい合えば戦争 わけ合えば平和 うばい合えば地獄 わけ合えば極楽
オリジナルのタイトルは冒頭の句をとって「うばい合えば」なのですが、中国語の「わけ合えば」の方が今の気分にふさわしいと思い、そちらに変えてみました。オリジナルの色付きの部分は朗読では割愛されている部分です。東京国際フォーラムの中にある相田みつを美術館、いつもコンサートや取材で訪れた時に気になっていたのですが、次回はぜひ入ってみたいと思います。
2011年4月3日:「愛に国境はない311キャンドルナイト」の様子
1日の夜、香港のビクトリア公園で開催された「愛に国境はない311キャンドルナイト」。ネットライブで生放送をご覧になった方もいると思いますが、ソフトの関係で映像が見られなかったアジコは音声のみ聴いてました。当日は日本からもジュディ・オング、アグネス・チャンに宮城・岩手出身の中村雅俊、千昌夫の他、AKB48のメンバーらが出演。韓国からもワンダーガールズ、クォン・サンウ、パク・チニョンらが出演しました。また、台湾からはリッチー・レン、スカイ・ウー、ジョナサン・リーらが駆け付けました。ビデオ・メッセージを送ってくれたのは、ケリー・チャン、トニー・レオン、ライオネル・リッチー、カレン・モク、渡辺謙。公式サイトでは、今回集ったアーティストたちからのメッセージ映像がたくさんアップされています。尚、当日23時までに集った募金額は2500万香港ドルとのこと。
ユーチューブにアップされている映像からいくつかご紹介しましょう。
・ドニー・イエン(英語版)/ドニー・イエン(日字幕付広東語版)
・アーロン・クォックと中村雅俊との「俺たちの旅」デュエット
・ジェイシー・チャン、エドモンド・リヨン、カリル・フォン合唱
・クォン・サンウからのメッセージ
その他、ジャッキー・チェン、エリック・ツァン、ウィナーズ、アラン・タム、ラム・カートン、ジュリアン・チョン、カレン・モク、プルーデンス・ラウ、ココ・リー、ジョージ・ラムリッチー・レン、シャーリー・クワン、チン・ガーロッ、アンディ・ラウ、ミリアム・ヨンジョーイ・ヨン、ジョナサン・リー、アーロン・クォック、ジェイシー・フォン、ハッケン・リー、エドモンド・リヨン、田中千絵…などなど、たくさんの方々からの応援メッセージが見られます。「artistes311」で検索してみてください。ここからも入れます。
2011年3月31日:スターたちからのメッセージもユーチューブに続々アップ
「愛に国境はない311キャンドルナイト」の公式サイトから参加スターたちのメッセージ映像がユーチューブに続々とアップされています。
・アンディ・ラウ、ハッケン・リー、ジャッキー・チョン、ケイ・ツェー、イーソン・チャン
・エリック・ツァン
・ボスコ・ウォン(黄宗澤)
・ミリアム・ヨン
・ポール・チュン(チョン・プイ)
そして、主題歌の國語版(北京語)もアップされました。
・「不要輸給心痛」北京語版
・「不要輸給心痛」日本語版
*artisteで検索すると、公式サイトからの投稿がまとめてご覧になります
2011年3月30日:香港発「愛に国境はない311キャンドルナイト」開催情報!
ジャッキー・チェンらが主催するチャリティ・イベント「愛心無國界311燭光晩會」(愛に国境はない311キャンドルナイト)は、4月1日に香港のヴィクトリア公園にて夜19時〜22時(日本時間:20時〜23時)に開催予定となりました。当日は中華圏のスターだけでなく、日本、韓国、インドネシアからのゲストも登場する模様。皆で被災者への寄付を呼びかけます。公式サイトによると、集った義援金は国際的慈善団体である救世軍に寄付される予定。使途としては、5万から4万5千個の救災パックを提供することを目標に掲げています。また、当日の模様は公式サイトの他、香港のテレビ・ラジオ全メディアにて生中継予定。日本ではスカパーch.785のMATVにて無料放送される予定です。
●「愛に国境はない311キャンドルナイト」公式サイト *ライブ中継画面はこちら▼
*中国語、英語、そして日本語ページがあります。(ボランティアの皆さん、ありがとう!多謝!)
また、先日録音されたチャリティ主題歌「不要輸給心痛/Succumb Not to Sorrow」(心の痛みに負けないで)のMTV日本語版がユーチューブに複数投稿がされています。(こちら、こちら、こちら…など映像は全て同じ)宮沢賢治の「雨ニモマケズ」をアレンジして作られた日本語で、スターたちが折鶴を手に歌っています。ぜひ、ご覧ください。
●「不要輸給心痛」
プロデュース:趙増喜(チウ・ツァンヘイ)/日本語歌詞:宮沢賢治「雨ニモマケズ」より/作曲:鄭智偉(タン・チーワイ)/中文歌詞:潘源良(ブン・ユンリョン)/編曲:Johney Yim/歌:群星
2011年3月25日:Peter Ho & AK 振替公演決定!さらに義援金活動も!
3/12に予定されていた Peter Ho & AK の初ライブは、残念ながら延期となってしまいましたが、昨日めでたく振替公演日が公表されました。『SPECIAL LIVE in JAPAN』『PREMIUM AFTER PARTY』が開催されるのは7月3日(日)。場所は新宿BLAZE。すでにチケットをお持ちで7月3日に来られる方はそのまま、残念ながら行けないという方には払戻し(期間:4/4-5/6)を受付けるようなので、詳細は公式サイトをご覧ください。
東京で大地震を経験して帰国した3人。その後の被害状況を帰国後にテレビなどで知り、ピーターは「せめて今の自分ができることをしたい」と振替公演に再び意欲を燃やしているようです。「微力ながらコンサートが日本の復旧の為につながるなら、一日でも早く皆さんに会いたい」(ピーター)また、先日台北で開催された「相信希望 fight & smile」では、衛星電話を通じて100万台湾ドル(約270万円)の寄付を発表。弟文のAKたちも、当日は会場で募金受付オぺレーターを務め、更に翌日18日から20日までの3日間は、街頭で募金活動を行いました。(謝謝!ピーター&AK!)
2011年3月24日:香港でもチャリティ活動の計画が始動!
香港では今、第35回香港国際映画祭(3/20-4/5)が開催中ですが、日頃からチャリティ活動の盛んな香港でも台湾に続いて、ジャッキー・チェンやエリック・ツァン、ジョン・シャムなど香港芸能人協会の重鎮らが発起人となり、日本を応援するチャリティ・イベント「愛心無國界311燭光晩会」が開催されることになりました。主題歌は歌手やテレビ局の芸能人100人以上が集まって、本日録音予定。かつて四大天王と呼ばれたアンディ・ラウやアーロン・クォックはもちろん参加。コンサートツアーや仕事で駆け付けられないジャッキー・チョンやレオン・ライも、歌を録音して参加予定。この主題歌は日本語版と中国語版が作られるそうで、日本語の歌詞には、「kizuna311」で渡辺謙が朗読している宮沢賢治の「雨にも負けず〜」の詩を起用したいとのこと。きっとMTVも製作されることでしょう。イベントの開催予定は来週末。日程は調整中ですが、時間は19時-22時(日本時間20時-23時)となっています。オンライン中継の予定があれば、後でアドレスをご紹介しますね。
以上は、23日付の明報紙から拾ったニュースですが、その他、海南島でついに結婚式を挙げたバービー・スー(お相手は中国の富豪・汪少菲さん)も、幸せを被災地のために役立てたいと、集まったお祝い金を寄付するニュースが芸能欄の一面を飾っていました。また、現在香港で上映中の日本映画『The Last Message 海猿』『僕と妻の1778の物語』の収益の一部も寄付されるそうです。
2011年3月19日:「相信希望 fight & smile」を観よう!
昨日の夜に台湾で生放送された大型チャリティ番組「相信希望 fight & smile」のハイライトが、こちらからご覧になれます。この日は震災時にイベント活動で中国や香港へでかけていた中田英寿氏も、台湾へかけつけて参加。スマップからのメッセージなどを披露しています。背後では寄付を受け付けるオペレーターたちがたくさん。その中にはジェリー・イエンの姿も! それぞれ短い映像なので、ぜひご覧ください。また、オンライン生中継もされた公式サイトには、日本の皆さんを応援するメッセージがたくさん書き込まれています。こちらもぜひご覧ください。
また朝鮮日報によれば、SMエンタテインメント、ウォンビン、チャン・ドンゴン、JYPエンタテインメントからの義援金寄付ニュースもあり。チャン・グンソクはメッセージ入りの毛布を5000枚も用意! FCではワンコイン寄付でグッズを販売するなど活発な支援をしてくれているようです。(皆さん、ほんとうにありがとうございます!)
2011年3月18日:フォン・シャオガン監督からメッセージが届きました!
今回の大地震の影響で、残念ながら26日からの公開が延期となってしまった『唐山大地震』のフォン・シャオガン監督から、日本の皆様へお見舞いのメッセージが届きました。配給会社様からリリースをいただきましたので、ここにご紹介いたします。
「3月11日に日本で起こった地震と津波による壊滅的な災害の知らせに、私はとても驚きました。(その知らせからずっと)被災者の方々のことを考え、胸を痛めております。この災害の被災者、犠牲者の方々に、深い哀悼の意を表します。しかし、同時に日本の方々が絶えず結束力の強さを見せ、冷静に勇敢にこの災害に立ち向かっている様子も目にしました。私は日本の皆様がこの地震の辛い日々を乗り越える日がきっと来ると強く信じています。私はすべての被災者のために祈りを捧げます」(フォン・シャオガン/馮小剛)
尚、配給元の松竹でも募金活動を開始。松竹グループが運営する映画館および演劇劇場、ならびに松竹グループ各社の事業所内に募金箱を設置するそうです。
2011年3月17日:アジアに広がる支援の輪!
昨日は春一番のような暴風が吹き荒れた東京地方、ただし気温は低く真冬に逆戻り? それより雪まで降っている被災地の皆様が心配ですが、少しでも暖かくなっていただきたいと思い、日々チェックしているアジア各地のニュースから支援関連情報やイベント情報をご紹介します。
まずはテレビでも大きく報道された韓国。韓流ブームで日本にもたくさんのファンを持ち、交流が盛んなアーティストたちから義援金が続々。キム・ヒョンジュン、チャン・グンソク、ペ・ヨンジュン、チェ・ジウ、リュ・シウォン、KARA、ソン・スンホン、イ・ビョンホン、ソ・ドヨン、JYJ、アン・ジェウク、そしてBIG BANGらが所属するYGエンタテインメントなどなど、まだまだ続きそうです。(カムサハムニダ〜!)
続いては台湾。17日の今日はハートエイドでお馴染みのジュディ・オングさんをゲストに招き、「送愛到日本311震災款晩會」というチャリティ番組が20時より放送される予定。翌日18日の20時からは「相信希望 fight & smile」という大型チャリティイベントも開催。台湾の皆さんからの義援金を募ります。そして、3人組の男女グループF.I.R(飛兒樂團)のリーダー陳建寧がチャリティ主題歌のために「Believe」という合唱曲を作曲。50人以上の芸能人が録音に参加したようです。これには、台湾總統の馬英九さんによる応援メッセージも収録されています。(こちらでその様子や90秒ダイジェストがご覧になれます。)このイベントには、日本に多くのファンを持つ人気ユニット「F4」の4人の再集合もあるかもとのことですが、最終的にどうなるかは未定。また、台湾のラッパーが日本を応援する激励歌をYoutubeにアップしています。この他にも様々なチャリティ活動が行われているようです。(謝謝!)
中国や香港はというと、先日来日して地震体験をしたピーター・ホーや、ニュースを見てショックを受けた様々なアーティストが新聞やファンクラブ、facebook、ツイッター(微博などのミニブログ)などを通じてコメントや応援メッセージを寄せています。またチャリティ・イベントの盛んな香港でも、大型イベントの計画があるようです。こちらはわかり次第お伝えします。(多謝!)
日本でも様々なアーティストやスポーツ選手たちが義援金や応援メッセージを送っています。今、私たちにできること…といっても節電や寄付くらいしかありませんが、ここではアジア各地の動きもなるべくお伝えしていこうと思います。とりあえず、日本赤十字社への専用義援金窓口はこちらです。
2011年3月16日:『十月圍城』もとい『孫文の義士団』は凄い!
まだまだ戒厳令下のような日々ですが、少しでも楽しい話題をお送りしたいと思い、11日に掲載するつもりだった『孫文の義士団』についてご紹介します。
一昨年の中華電影データブック完全版を作っていた頃からず〜〜〜っと観たかった『十月圍城』こと邦題『孫文の義士団』。香港版DVDは持っているし、試写会もかなり前からやっていたのですが、タイミングが合わなかったりなんやかやで観る機会がなく、やっと昨日(10日)観ることができました。これが噂に違わず凄い!さすが昨年の金像奨で作品賞・監督賞・助演男優賞・撮影賞・美術賞・衣装デザイン賞・アクション監督賞・オリジナル音楽賞を受賞しただけのことはある! 冒頭からすごい緊張感に包まれ、最後まで一気に観せます。アクションも迫力あり。人間ドラマも泣けます。このスピーディ感と熱いドラマこそ香港映画の真骨頂! それは懐かしくもあり、うれしくもあり。ピーター・チャン、テディ・チャン、アンドリュー・ラウ、そしてアクション面ではトン・ワイや谷垣健治さんなど香港の一流映画人たちが結集しただけのことはあり、さすがでございます。
そしてキャストが凄い! ワン・シュエチー(『花の生涯 梅蘭芳』)、レオン・カーファイ、ドニー・イエン、フー・ジュン、ファン・ビンビン、ニコラス・ツェー、レオン・ライ、エリック・ツァン、チャン・ポーチェ(『九月に降る風』)、クリス・リー(中国の若手人気歌手)、チョウ・イン(チャン・ウェンの奥さんです)…と、ただでさえオールキャストの豪華版なのに、ゲスト出演として冒頭にジャッキー・チョン(『ウィンター・ソング』にも出てる歌神さま)やサイモン・ヤム、あっと驚くミシェル・リー、そして『戦場のレクイエム』でブレイクしたチャン・ハンユーと、チラっと出演だけでも豪華スター俳優揃いなのもうれしいところ。さらに、モンゴルの巨漢で元プロバスケット選手のメンケ・バータルや、悪役を演じたベトナム出身の格闘家カン・リーも存在感のある役所。一人一人のキャストのキャラクターが丁寧に描かれていて、それゆえにドラマを引き立てて泣かせるという素晴らしい仕上がりです。
一般公開は4月16日を予定。シネマスクエアとうきゅう他、全国順次ロードショーとなっています。お楽しみに!
2011年3月11日:びっくりしました!(@@) 皆さん、大丈夫ですか?
今日は、昨夜書きかけてた『孫文の義子団』の感想(とってもよかった!)を書くつもりだったのですが、すでにご存じのように大変な大地震が発生してしまいまして、さすがのアジコも動揺しております。幸い今日は外出予定がなく、確定申告の準備にいそしむ予定だったので、帰れなくて困る!という状況には至りませんでしたが、各方面で様々な被害が出ていることと思います。皆さんのところは大丈夫だったでしょうか? 東京もかな〜り揺れまして、アジコは本棚を抑えながら耐えておりました。途中、26日より公開予定の『唐山大地震』の冒頭に出て来るビル倒壊の様子が脳裏に浮かび、かなりこわい思いをしました。今回も一部、壁が崩落するなど被害がでていますが、古い建物やビルは要注意です。また、津波の様子では、昨年の韓国映画『TSUNAMI』も目に浮かびました。現地ではまさに、あのような状況だったのではないでしょうか。被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。近隣や周囲に困難に見舞われている方がいたら、ぜひサポートをしてあげてください。
さて注意事項ですが、明日は新宿でライブイベント「ピーター・ホー&AK Special Live in Japan」と「Premium After Party」が開催予定です。今のところ中止にはなっていませんが、飛行機やJRなどの主要交通機関が復旧しておりませんし、状況によっては中止の可能性もあるやもしれません。公式発表は Dorian Japan 公式サイトでアナウンスがあるようなので、出発前にぜひこちらを確認してください。
2011年3月10日:祝7周年! 長い間、ありがとうございます!
忙しさにかまけてしばらくつぶやくのを怠けていたら、なんともう3月10日。7周年記念日がやってまいりました。まだまだ思い通りの運営はできておりませんが、細々と続けていたらあっという間の7年間。こうして7周年を迎えられたのも、いつもここを訪れてくださる読者の皆様のおかげです。ほんとうに、ありがとうございます。今年こそ必ず7周年プレゼントをやりますんで、もうちょっと待ってくださいね。そんな記念すべき日に更新したのは、『台北の朝、僕は恋をする』というチャーミングな台湾映画のご紹介。『靴に恋する人魚』のようなラブストーリーにサスペンスが加わって、最後は皆が恋に一歩前進するという素敵なお話です。台北をパリの雰囲気で捉えてみたというのは、アメリカで生まれ育ったアーヴィン・チェン監督。観た後できっと幸せな気分になれますよ。
そして、もう1本。昨日、試写を観た韓国映画『素晴らしい1日』(4月16日より公開予定)。こちらは平安寿子原作の短編をイ・ユンギ監督がチョン・ドヨン、ハ・ジョンウという芸達者な2人を主演に迎えて撮った作品。別れた恋人に借金の返済を迫った女が、再会を喜ぶ元カレと共に借金の旅に出る1日だけのロードムービーなんですが、こちらもお金より大切なものを見つける素敵なストーリーとなっています。この元カレの今の夢は、韓国と似ているスペインでマッコリの店を出すこと。台北とパリ、韓国とスペイン、見方を変えれば世界も変ってくるということかもしれませんね。
8年目に突入するアジクロも、さまざまなアプローチを探って、ちょっとずつ変っていけたらと思います。もちろん、映画・音楽情報はこれまで通りご紹介していきますので、これからもよろしくお願いいたします。
2011年1月21日:『グリーン・ホーネット』ジャパンプレミア:This guy is in it!
3Dでブラック・ビューティも飛び出したジャパンプレミア
|
寒風吹きすさぶ六本木ヒルズアリーナにて、『グリーン・ホーネット』ジャパンプレミアが開催されました。オフィシャル・フォトが届いたので、先に駆け足でご紹介しておきます。(アジコ・カメラのフォトは後から追加予定)
まずはミシェル・ゴンドリー監督のご挨拶。
ミシェル「ハ〜イ!ここに来られてうれしいです。でも今ちょっと動けないんだ。今夜はジェイの服を着てるから(笑)。象が鳥の衣装を着たみたいだな。僕は日本が大好き。前に東京の映画を撮ったんだけど、覚えてる? 今回の映画ではアジア人の方がアメリカ人よりクールで強くてかっこいい。だから、僕のことを嫌うアメリカ人もいるんだ」
セス「僕はカナダ人だから大丈夫(笑)」
そして、続くジェイのご挨拶では大歓声があがりました。今回はすべて日本語で
ジェイ「皆さん、こんにちは。私はジェイ・チョウです。来てくれてありがとう。うれしいです。ありがとう。楽しんでね」
最後はプロデューサーでもある主演のセス・ローゲン。
セス「皆さん、こんにちは。こんなに寒い中、来てくれてありがとうございます。ぜひ、楽しんでください。この映画は2人の人間が出会って、力を合わせてバカなこともしながら任務を達成していく物語ですが、爆発シーンもいっぱいです。ボン!」
ご挨拶の後は、映画の大ヒットを祈願してグリーンの餅つきもありました。
上:ジェイのご挨拶の時、ふざけるお茶目なゴンドリー監督
(この2人、ストリートライブもやってたし仲がよいと見た)
右:昨日のジェイ。
下:グリーンの餅をつく3人。 「これ持って帰っていい?」と杵に興味を示すセス。
|
|
餅つきの後は、キャメロン・ディアスに替って特別ゲストで篠原涼子が登場。ゴンドリー監督から「フランスの女優アヌーク・エメみたい」と絶賛されていました。4人でのフォトセッションの後、最後はセス・ローゲンのツボを抑えたメッセージで幕を閉じました。
セス「とっても寒いのに来てくれてありがとう。うれしかったよ。『グリーン・ホーネット』は素晴らしい映画で、すごく楽しめるよ。それに一番重要なのは、こいつ(ジェイ)が出てること。どうか、みんな観てね!」
2011年1月15日:『グリーン・ホーネット』LAプレミアと日本完成披露試写会
昨日1月14日より全米公開となった話題作『グリーン・ホーネット』。同じ日の夜、日本でもやっと完成披露試写会が有楽町の劇場にて開催されました。試写会だけでなく3Dの映画を観るのは初めてのアジコ。レンズが若干サングラス状態で画面が実際より暗く見えるのが難点ですが、飛び出す字幕、飛び出すジェイ・チョウなどなど、立体映像を楽しみました。日本でも22日より公開となりますので、映画についてはアジクロシネマの方でお伝えしますが、とにかく、ジェイ・チョウ演じるカトーの存在感はかなりのもの。映画の中でも「主役はオレだ!」と喧嘩するくらい(笑)楽しいバディムービーになっておりました。ジェイは得意のピアノも披露する他、大好きな車も乗りまくり。ヒーヒーハーハー♪の「ヌンチャク」も流れて、ファン必見です!
さて、10日に一早く開催されたLAプレミアの様子が届いておりますので、ここではその記事をご紹介しておきますね。
ロスの夜に「グリーン・ホーネット」参上!
セス・ローゲン&ジェイ・チョウ
そして、紅一点のキャメロン・ディアスがLAプレミアに登場!!
左よりジェイ・チョウ、セス・ローゲン、ハワード・ストリンガー(ソニーCEO)
キャメロン・ディアス、ミシェル・ゴンドリー監督
|
2001年最初の痛快バディ・アクションムービー!「グリーン・ホーネット」のLAプレミアが現地時間1月10日(日本時間1月11日)にハリウッドのチャイニーズ・シアターで行われました。
主演のブリットを演じ、脚本と製作総指揮も務めるセス・ローゲンは、
「この映画は普通のヒーロー映画とは違うんだ。主人公のブリットはバカで意地悪で犯罪もとめられない奴。そこが、普通のヒーローより面白いし、笑えるところ。この映画のコンセプトは…主人公はバカだけど、相棒のカトーはイケてる。2人は仲が悪いけど、いつのまにか力を合わせて、友情が芽生えるさまを描くことなんだ」
「イケてる運転手」カトー役のジェイ・チョウ
|
ブリットの相棒の「イケてる運転手」カトーを演じたジェイ・チョウは
「この映画は、まるでカトーより主人公ブリットの方が、部下なんだよ! 僕のファンはきっと楽しんでくれると思うよ。ぜひ、劇場で見て欲しいな。『グリーン・ホーネット』の車の運転は荒っぽくて、これを見ると、『007』の運転は女の子の運転に見えると思うよ。冗談だけどね!」
と、ハリウッドの熱気と歓声を受けて、興奮気味に語りました。
ワンショルダーの赤いアザロのドレス姿で登場した、正に紅一点のキャメロン・ディアスは、ブリットとカトーの両方に愛される秘書レノアを演じました。本作について
「ブリットは自分が愚かなことを分かっていて、お茶目で憎めないキャラクター。いつも面白いことをして、レノアはそんな彼から眼が離せなくなっていく。彼が成長したことにより、レノアは彼を好きになるの。セスもブリットに似たところがあって、私もいつのまにか惹かれたわ」
監督のミシェル・ゴンドリーは、
「(セスについて)コメディ系の俳優の人の演技は想像力が豊かでとてもいいと思う。台本にはない、アドリブが自然で面白いんだ。それに返す他の俳優さんも、自然にアドリブをだし、結果よくなるんだよ。
(キャメロンについて)彼女は面白い人!
(悪役クリストフ・ヴァルツについて)彼はクレイジー!
(ジェイについて)彼はまさにスーパースター!」
と語りました。
20日のジャパン・プレミアではセス・ローゲン、ジェイ・チョウ、ミシェル・ゴンドリー監督が来日予定です。六本木ヒルズ・アリーナでのグリーンカーペットをお楽しみに!
*photo:image.net0(c)2010 Columbia TriStar Marketing Group, Inc.
2011年1月9日:前後しますが…
順番では「Asia Music Summit」レポートを先にアップ予定だったのですが、あっという間に「Message! to Asia」の番組放送日がやって来てしまったので、先にこちらのレポートをアップいたしました。放送日は明日10日、成人の日の午後12時半から3時間。DATVでの放送となります。公開収録でしたので、ライブイベントについてはあまり詳しく書いておりませんが、曲名などは入れてかまわないとのことでしたので、リストアップいたしました。放送をご覧になれる方は予習として、ご覧になれない方も雰囲気は伝わるとおもいますので、遅くなりましたがぜひご覧下さいませ。(写真ですが、アジコカメラのものは今回かなり粗くなっております。オフィシャル写真と並ぶと差があり過ぎてお恥ずかしいのですが、オフィシャル写真はあちこちに出ていると思いましたので、フォトセッション時のフォトはあえて、なるべくアジコカメラのものを使用いたしました)
2011年1月5日:新年あけましておめでとうございます!
全国的に雪模様ながら、東京地方はずっと晴れの新年を迎えております。昨年の今頃はデータブック嵐の真只中で、お正月の記憶がまるでないのですが、今年は小さくお正月気分を味わいながら日々を過ごしておりました。もっとも、大晦日は掃除をしたりしていたので、紅白は録画したDVDを元旦から3日までちょっとずつ見て、後は年賀状書きで終りました。昨日からは仕事始めで、原稿など書いております。更新その他はぼちぼちやっていきますので、今年もゆっくりお付き合いくださいませ。映画にコンサートにと、多分、今年は昨年よりもアジア系のいろいろイベントがありそうで楽しみです。2011年が皆様にとってハッピーな1年となりますように! 今年もよろしくお願いいたします。
▼2013|▼2012|▼2010|▼2009|▼2008|▼2007|▼2006|▼2005|▼2004
|