2010年9月6日:9月3日はジョン・ウーの日!(他、トピックスあれこれ)
すっかりご無沙汰しているうちに、うだるような8月が過ぎてしまいました。とはいえ、まだまだ暑いですね(@@)
さて、現在開催中のヴェネチア映画祭(9/1-12)であのジョン・ウー監督が生涯功労賞を贈られ、9月3日は「ジョン・ウーの日」と定められました。授賞式ではジョン・ウー監督の大ファンであるクェンティン・タランティーノ(今年の審査委員長)からトロフィーが贈られ、コンペ部門で参加中(『狄仁杰之通天帝国』)の盟友ツイ・ハーク監督もお祝いに駆けつけました。ヴェネチアといえば、日本からも三池崇史監督の『十三人の刺客』とトラン・アン・ユン監督による話題作『ノルウェイの森』も参加中。さて、結果はどうなるでしょうか?
その他、いろいろお知らせをいただいたり、ちょこっと取材したり、取材するつもりで没になったりと…あれこれありますので、まとめてご紹介しましょう。
まずは取材関係。日本でも活躍する歌手のRyuがパク・ヨンハ氏の思い出を語るというので、韓流シネマフェスティバルの前夜祭イベント(8/19)に行ってまいりました。以前は深夜映画館によく通ったというRyuさん。最近は「冷麺、とろろ蕎麦にカボチャのお新香をつまみながら夜、家でDVDを観る」というのが定番の模様。キムチより京都のお新香が好きなんだとか。何かを感じさせてくれそうな映画が好きというRyuさんの韓フェスおすすめ作品は、なんと実家付近がロケ地になってて驚いたという『亀、走る』と、人気シリーズ第3弾の『カン・チョルジン』。「正義が必ず勝つ」のでスカッとするそうです。パク・ヨンハ氏との思い出では「(「冬ソナ」の)撮影現場で初めて会ったけど、弟みたいな感じでかわいく、純真な人だと思った。以前はメッセージをよく交換していたが、日本へ来てからはお互いに忙しくなりあまり連絡をとっていなかった」と残念そう。その流れを汲んで、最後のメッセージも「人間は誰かに頼ることができないと辛い時がある。音楽や映画はメンタルなご飯なので、いい映画を観て感動し、涙を流し、心も身体も元気でいきましょう」と、「おとぐすり」のRyuらしく締めました。
30日はドラマがらみで2つの取材がバッティング。1つはピーター・ホーも出演している中国歴史大作ドラマ「三国志」。10/27よりシリーズのレンタル開始ということで、そのピーター(呂布役)とチェン・ハオ(貂蝉役)が来日。上映会が開かれ、舞台挨拶を行いました。
右よりチェン・ハオ、ピーター・ホー、
花束ゲストは「上海タイフーン」で共演した林丹丹
|
最強の武将と言われる呂布役を演じたピーターは「最高レベルの武将なので、ファンを失望させないよう体をマッチョにしようと一生懸命に努力しました。でも、撮影時は鎧を着ているので、その筋骨隆々ぶりが、なかなか伝わらないのです」また、激しい馬上シーンに備え「重要部位に保険を賭けた」とも。そんなピーターと共演したチェン・ハオは「外見はたくましい肉食系、内面は女性に優しい草食系で恋人にぴったり」。会場にはピーターファンが集り、かなり盛り上がったようです。
もう1つは、BSハイビジョンで放送されて好評だったドラマ「蒼穹の昴」。9/26よりNHK総合で放映されることになり、監督と主演の3人が来日するというので、主演の1人であるユィ・シャオチュン(余少群)を久しぶりに取材する予定だったのですが、残念ながら彼だけ来日キャンセルとなり取材も断念。今回、来日したのは汪俊監督と、梁文秀を演じた周一囲、光緒帝を演じた張博の3人。31日には西太后役を演じた田中裕子、原作者の浅田次郎氏も迎えての記者会見がNHKで開かれています。こちらは公式サイトでご覧ください。
さて、これからも来日予定が続きます。まず9/13からは『義兄弟』のPRで主演のカン・ドンウォンが久々に来日。9/17には第3回したまちコメディ映画祭 in 台東(9/16-20)のオープニングで『国家代表!?』のハ・ジョンウとキム・ヨンファ監督。したコメ映画祭では、『水も滴るお姫様』(10/香港・9/18上映)、『3バカに乾杯!』(09/インド・9/20上映)と注目作品も上映されますので、こちらもチェックを。華流ドラマ関係では、8月のジロー&レイニーに行けませんでしたので、9/20の『ぴー夏がいっぱい』イベント「THE☆ナッツコレ 2010」で久々にジョセフ・チェンとタン・ユージャを取材予定です。そういえば、2人は10月のAsia Music Summitへの出演も控えていますね。
そして、最後のお知らせは、今アジクロでも試写会プレゼント中の『TSUNAMI』。アジコはすでに試写を拝見しましたが、ハリウッドのSFX技術を駆使した「メガ津波」映像もさることながら、そこで展開するいくつかの人間ドラマ部分が楽しめました。『シルミド』や『力道山』でないソル・ギョングとハ・ジウォンのじれったい恋模様、素朴でさわやかな救助隊員イ・ミンギに強引アタックする都会の女子大生、地震学者パク・チュンフンと別れたエリート妻オム・ジョンファとの夫婦愛などなど…わかっていても泣ける展開に、試写室ではすすり泣きの声がたくさん聞こえました。プレゼントの方、まだ若干余裕がありますので、どんどんご応募ください。締切は9月9日24時着まで。今回は吹替版での上映ですが、都市部では字幕版も上映予定なので、吹替版はぜひ試写会でどうぞ。
2010年7月23日:暑中お見舞い&日韓・花沢類対談をちょっぴり紹介
いつまでもよく雨が降るなあ…と思っていたら、一気に酷暑の夏になってしまいました。やっと毎日お洗濯できるのは有難いけど、こうも暑いとまいりますね。熱中症が流行っているようなので、読者の皆さんも気をつけて、日傘・扇子・団扇などで日照りを防御し、しっかり水分を補給してください。汗が出てるうちは新陳代謝がよいということですから。冷房温度、以前は27度でしたが、この夏は部屋の密閉性が高いようで28度で過ごしています。冷やし過ぎにもご注意を。
さて、俳優の小栗旬が初監督した『シュアリー・サムデイ』のプロモで、宣伝会社さんから「日韓・花沢類対談」の画像をいただきましたのでご紹介します。第14回プチョン国際ファンタスティック映画祭に正式招待された『シュアリー・サムデイ』。もちろん小栗旬監督は韓国へ駆けつけ、空港では1200人のファンに迎えられたとか。映画は7月19日に上映され、700人収容の会場は満席に。映画への反応もよく「こんなに笑ってくれると思わなかった」と小栗監督。この日、舞台挨拶の司会をつとめたのは『息もできない』のヤン・イクチェン監督で、韓国映画界のエネルギッシュさに触れ、小栗監督は「日本も負けないようにがんばる」と決意を新たにしたそうです。
そして翌日、20日にはソウル市内某所にて、韓国版「花より男子」花沢類役のキム・ヒョンジュンと日韓の花沢類対談が実現! キム・ヒョンジュンといえば韓国版「イタズラなKISS」の主演も決まり、台湾に続いて韓国でも日本の少女コミックドラマブームが起こりそうな気配。それはともかく、『シュアリー・サムデイ』については「展開が早く、スピード感満載で観ていて楽しかった。ドラマも、主人公5人のキャラクターが際立っていて、映画として素晴らしいできだと思う」と大絶賛。一方、もしキム・ヒョンジュンを起用するとしたらどんな役?の質問に小栗監督は「彼のファンが期待するのと逆の、男らしい役柄をお願いしたい」と答えたそうです。この企画対談、取材が入っていたようなので、どんなメディアに登場するのか楽しみですね。
『シュアリー・サムデイ』(7/17より全国公開中)
監督:小栗旬(初監督作品)
出演:小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛、小西真奈美
製作:『シュアリー・サムデイ』製作委員会/配給:松竹
公式サイト:http://www.surely-someday.jp/
2010年7月2日:いろいろなことが…
またまたご無沙汰している間にいろいろなことが起こりました。よいこと。それはもちろん、ワールドカップ・サッカーの岡田ジャパン快進撃。全試合を応援しながら観ていましたが、ほんとうに今回の代表チームはチームワークがよく連携が取れていて、守りはもとより攻めにも安定感があったと思います。昔の代表チームも個性的でよかったけれど、今度のチームはなんていうかいい意味で大人な感じ? 体力と頭脳のバランスが取れて来たというか、それもこれも、過去の選手たちが積み上げた経験と努力、反省の元に成り立っているので、やはり皆が成長したという証しでしょう。しかも、今回のチームは若い。4年後が楽しみですね。
よくないこと。またまた、ネット接続が怪しくなっております。このところ更新できていなかったのは、一重にそのせい。移転して1ヶ月以上が経つのですが、ここ数日ADSL回線が不安定になっており、落ちたまま復帰しなくなっていました。昨日、今日と2度も工事のお兄さんたちに来ていただき、何時間もかけて丁寧に調べてくれましたが、どうもこの部屋の屋内配線に問題があるらしい(ガ〜ン!)。となると家主さんとの交渉になるのですが、いずれにしても光回線に変える予定にしているので、そちらの工事を早めてもらおうと思っております。今はかろうじて接続できていますが、また落ちる可能性もありますので、しばらく更新されなかった場合はまたトラブっているのだとご了承ください。読者の皆様&各方面の皆様、ご迷惑をおかけしてほんとうに申し訳ありません。今月中には光回線で安定するようがんばります。
そして最後に哀しかったこと。それは、日本での歌手デビューより応援していたパク・ヨンハさんの思いがけない訃報。上記の理由でネット接続できなかったため、当日はワイドショーやニュース番組でしか情報が入らず焦りました。あの太陽のような明るい笑顔の彼が一体どうして?と今でも納得できないでいるのですが(多くの方がそうでしょう)それは本人にしかわからないこと。今年は『作戦』のPRで監督と来日してくれて、ひさしぶりに取材をしましたが、この映画はとても面白かったし、TVドラマ「オンエアー」をDVDで最初から見直したり、『作戦』のエンディングテーマを聴いてやっぱりいい声!とほれ直し、コンサートにも行きたいなと思っていたところでした。さらに、ユン・ウネとの共演で、香港映画の名作『ラブソング』のリメイク・ドラマに主演というニュースもあり、とても楽しみにしていました。それがジャパンツアーの真最中に、こんなことになるなんて…。
今となってはドラマ「オンエアー」でソン・ユナと来日した時の記事をアップし損ねたのが悔やまれます。よい思い出になったのは日本デビュー2周年だったか、横浜ランドマークで行われたイベントを取材したときのこと。取材陣はヨンハクルーズに乗せていただいて、船の上で取材したのですが、この頃の彼はほんとうに輝いていました。この時のレポートはアジクロクリップ1号に掲載しています。人間、生きているといろいろつらいこともありますが、日頃悩みを表に出さない人ほど、背負うものが大きくなってしまうのかもしれません。弱音を吐かない人がふと漏らす信号、そのときはかなり追いつめられているのだと肝に銘じ、周りの家族や友人は充分に気をつけなくてはならないのだとあらためて思いました。パク・ヨンハさんのご冥福を心からお祈りいたします。
2010年6月16日:復活はしたものの…遠い道のり(しくしく)
なかなか片づきません。これまで忙しいのにかまけて大量の紙資料やらプレスなどもろもろをツンドク状態にしてしまったツケがあまりに大きく、自業自得とはいえ、それをそっくりそのまま持参して以前よりコンパクトな部屋に越してしまったため、荷物1つ移動させたり整理したりするのに一苦労。たとえばAを整理するためにはBを片付けてCを整理するとAが片づくといった具合。スペースがないというのがこんなにもつらいものだったとは…。コンパクトになった分、片づいたら快適にはなりそうですが、次は絶対広い所に越してやる!と決意をあらたに格闘しているところです。諸々、遅れてしまっており申し訳ありませんが、今しばらくお待ちください。
2010年6月6日:長らくご無沙汰いたしました!やっと復活です!
読者の皆さま、すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありません。なにせ、すっごく久しぶりの引越し、しかもあれこれと忙しい中の合間をぬっての引越しな上に、思いがけないアクシデントが続きまして(壁の電話回線が逆さまについていたとか…)ネットに接続する環境が整ったのが3日のこと。とはいえ、荷解きは済んだものの、入り切れない荷物が部屋の中に散乱している状態で、まだまだ落ち着いてさくさく更新できる状態ではありません。ネットがつながるまで溜まってる原稿の準備をしておこうと目論んでいた野望はもろくもくずれ、パソコンなどのセットアップが終了したのが31日という有様でした(涙目)。というわけで、更新の方はまたぼちぼちとなりますが、とりあえず復活のご報告です。
さて『殺人犯』が始まってしまいました。鬼気迫るアーロンの演技がたっぷり堪能できる意欲作です。なかなかこわい作品ですが、ヒッチコックを思わせるどんでん返しもあり、最後まで目が離せません。アジクロシネマでのご紹介が遅れてしまっておりますが、ぜひ劇場へ足をお運びください。同じく特集予定をしていた日本の脚本家と韓国ドラマスタッフによるテレシネマ7。こちらも興味深い作品ばかりです。特にドラマ「素直になれなくて」でお茶の間での人気も上昇中と思われるジェジュン主演の「天国への郵便配達人」は素敵なラブ・ファンタジー。「アイリス」の若き殺し屋役で注目のT.O.P(BIGBANG)とV.I(BIGBANG)が主演した『19』も印象的な作品。その他全7作品とも見逃せないキャストとなっています。(あー!早くご紹介したい!)
それにしても…パソコンに向かってこうしてつぶやいていると、やっと家に帰って来たような気分でほっとしています。「つながる」って大事なことなんだなとつくづく感じるこの頃です。
2010年5月23日:重要:移転のためしばらく更新をお休みします。
ばたばたと引越準備をしている最中のアジコです(大汗)。といっても隣り町へ越す程度の引越なのですが、急遽決まったため充分な準備時間がとれず、一番大切な電話回線の開通が6/1となってしまいました。その間、電話はもとよりネットに接続することができません。よって、大変申し訳ありませんが、しばし更新をお休みさせていただきます。その間に溜まっている原稿をたくさん準備しておこうと思います。
(以下は関係者様へのご連絡:6/1まではメールも読めませんので、ご連絡は携帯までお願いいたします。)
2010年4月25日:日本ならではの贅沢ライブ!阿密特(アーメイ)&羅志祥(ショウ・ルオ)
日本ならではの贅沢な至近距離体感ライブを2つ取材しました。18日の阿密特/張惠妹(アーメイ)は赤坂Blitz、そして昨夜24日はショウ・ルオがSHIBUYA AXにて初のジャパンライブを開催。いずれもオール・スタンディングのライブハウス型ホールで、2階も満席のスタンディング状態でした。2人ともアジア各地では大規模なコンサートホールで趣向を凝らしたライブを行っているアーチストなので、まさに目の前、手が届くほどの至近距離で生のステージを味わえるのは貴重な体験。まさに贅沢なライブと言えるでしょう。アーチストにとってもファン一人一人の顔が見える分、緊張感もあり、また一体感も感じられるステージだったことと思います。
ショウ・ルオはまさに昨日、中華圏の各メディアで今月30日からの大規模3Dツアーの開催が報じられており、昨夜はおそらく普段のステージの一部を組み合せたショーケース的ライブだったと思いますが、それでもゴージャスな雰囲気や迫力のダンス、ファンとの楽しいかけあいなど、短いながらもショウ・ルオの魅力が充分に楽しめるステージ構成になっていました。マイケル・ジャクソンをトリビュートした「ビリージーン」や懐かしいアーロン・クォックのダンスナンバーなどはオールドファンにも嬉しく、ああ…彼ってダンスがほんとに好きなんだなあと伝わってきます。そしてほぼ日本語で通したMCもすごい! しかも、かなり発音が自然。日本とも縁の深いショウ・ルオですが、特に勉強したわけではなくTV番組などを見て覚えたというところもうれしいですよね。出だしを間違えちゃって「ヤベー!ウ〜ワッ!」と言いつつ、あらためて唱った日本語曲「ライオンハート」もなかなかでした。月末からの新しいコンサートツアーの準備期間中に行われたライブなので、うっかり歌詞を忘れてしまった…という場面もありましたが、その新しいコンサートをとっても観たくなりました。 日本にそっくりそのまま持って来るのは難しいかもしれませんが、次回はぜひさらに大きなステージで来日して欲しいと思います。このライブのレポートと終了後の囲み取材の模様は、後日写真と共にアップいたします。
その前に、3時間近くのライブを1度の衣装替えもせず、観客と一緒にずっとステージに立ったまま唱い切ったさすがの実力派シンガー・阿密特/張惠妹(アーメイ)のライブレポートをアップしますね。
2010年4月4日:『天国への郵便配達人』と東方神起
2日の金曜夜、東宝さんで素敵な映画の試写を観たので、ここで一早くご紹介しようといろいろ調べていたら、とんでもないニュースを発見してしまいました。前から心配していたことが、ついに現実になってしまったわけで、残念なことではありますがし方ありません。公式報道についてはこちらをご覧ください。本国ではともかく、日本については大丈夫なんじゃないかと思っていたのですが、彼らも大人ですから彼らの決断を尊重し、今後の活躍を見守りたいものです。
ということで、本題『天国への郵便配達人』です。これは日本の脚本家の方たちが提唱し、韓国ドラマを製作する監督や人気俳優たちを起用して作られた日韓合作プロジェクト「テレシネマ7」の作品。いずれも今を代表する人気脚本家7人の脚本を元に作られており、韓国ではすでに昨年11月に公開されて話題となっています。そして5月29日より、いよいよ日本でも公開が決まりました。中でも、一番注目されそうな作品がこれ。この春からフジテレビの新ドラマ「素直になれなくて」(4/15より毎木22時放送予定)にも出演する東方神起のジェジュンが初めて主演した作品とあって、韓国でも好評だったようです。
脚本はドラマと同じ、北川悦吏子さん。共演は「春のワルツ」で注目され、新ドラマ「同伊」も楽しみなハン・ヒョジュ。その2人の透明な空気感そのものに、ちょっと不思議でちょっと切ない(ちょっとでもないな…)ラブストーリーが展開します。広々とした草原にポツンと佇む郵便ポスト。大切な誰かを亡くした人たちが思いを託した手紙が投函されたそのポストで出会う、天国への郵便配達人ジェジュン(ジェジュン)と亡くした恋人への悪口三昧を書いてしまった女性ハナ(ハン・ヒョジュ)との物語。香港映画の『星願』を彷佛とさせる場面もありますが、2人の結末はさあどうなるでしょうか…。サイドストーリーに登場する人々も味わい深く、バスの運転手さんなんかも要チェックです。この他、6本の作品も興味深いラインナップ。「テレシネマ7」の企画上映については、あらためてご紹介しますね。
それにしても、ジェジュンくん。台湾のロイ・チウにも似たイケメンくんですが、ルックスの似た人は声も似ているんですねえ。新ドラマでの活躍にも注目したいと思います。
2010年4月1日:ジュディ・オングさんの20th×3 Birthday Party
やっと寒さがゆるんできた3月最後の31日。まずは渋谷のビターズエンドさんで『トロッコ』の川口監督をインタビュー。そして夜は、ジュディ・オングさんの事務所からお招きをいただき(中華電影データブックの関係で)、記念すべき20th×3 Birthday Party におジャマしてきました。
ジュディさんといえばハートエイド。四川大地震後のチャリティコンサートが記憶に新しいところですが、女優、歌手、そして木版画家としての活動の傍ら、日本介助犬協会の介助犬サポート大使も務めておられます。何事にも精力的にチャレンジ精神で挑んでいるジュディさん。とても20th×3歳には見えない若々しさですが、若さの秘訣は健康と笑顔。「食事は腹七分目に控え、悪いことがあっても勉強と思ってくよくよせず、すぐに忘れること。笑うことは人生の一番の栄養」とおっしゃっていました。
|
アジコが一番気になったのが、この歩く風船!
(実際は歩かないけど、歩いてるように見えます…笑)
右:介助犬とジュディさん。
| |
|
人生で一番大切なものは友だちと語るジュディさん。親しい友人たちに囲まれたアットホームなパーティでは、歌のステージも披露。大ヒット曲「魅せられて」に続いて、現在BS日テレで放映中の主演ドラマ「花の恋」の主題歌「蓮花」も初お披露目されました。
20th×3 は「人生の大きな2番目の第1歩」ということで、これからも心は25歳のまま、20th×4回目を目指して一生懸命生きていきたいとのこと。海外での活動も横のつながりができてきて、面白い時代になってきたそうです。これからも様々な活動にチャレンジしながら、いつまでも若々しく活躍されることでしょう。お誕生日、ほんとうにおめでとうございました!
ジュディ・オングさんの公式サイトはこちら。様々な活動の様子の他、とってもかわいらしい愛犬パールちゃんの写真も見られます。
2010年3月25日:今年も飛輪海に任命! 台湾イメージキャラクター就任式記者会見
行ってまいりました!渋谷での記者会見。今回はファンの方も入れたようなので、行かれた方もいるかもしれませんね。相変わらず元気、元気な飛輪海の4人に会うのはひさしぶり。メンバーが単独来日することも多い飛輪海ですが、こうして4人揃うとやはりいいですね。最初の頃はすごく緊張していた4人も、今ではもう日本語の挨拶がすらすら出て来るほど堂々としたもの。この日の司会進行役は、昔からタミー・チェンに似てるなあと思っていた女優の眞鍋かをりさんでした。会見では冒頭にテーマソング「Touch Your Heart」の新バージョンによる MVが流れたのですが、旅行者役で韓国のク・ヘソンが登場。今回もプレゼントや台北イベントの発表などがあり、盛り沢山な記者会見でした。詳しい様子はこちらをどうぞ。
2010年3月21日:惚れてまうやろ! マイク・ハー プレミアイベント開催
3連休初日の土曜の午後、東京は銀座の某所にて「NTTコミュニケーションズ 国際電話10周年感謝 マイク・ハー プレミアイベント」が開催されました。イベント前には記者会見も行われ、早めに会場へ。ここでラッキーな出来事に遭遇。エレベーターでイベントフロアへ昇っていると、途中からマイク本人がスタッフと共に乗って来たのです。あまり広くないエレベーターだったので、まさに目の前にマイクの後ろ姿が! 1つ下のフロアで降りたマイクは、記者会見のためのお色直しか? 後ろ姿も美しい小美でした。
この日、会場に集ったのは抽選で選ばれたラッキーな50人。写真撮影もOKということで、マイクが登場する時「大きな拍手でお迎えください!」と司会の方がお願いするものの、皆さん携帯やデジカメのスタンバイ状態なので、中くらいの拍手に(笑)。でも、マイクが晴れやかな笑顔で登場すると、大きな歓声が湧きました。
まずは近況報告ということで、マイクの近況を映した未公開ショットと映像がスクリーンに流され、それを見ながらのトークショー。チャリティ活動や寒い北京での映画ロケの模様などが紹介されました。一番ヒットだったのは新製品の透明煙草。極寒の北京で、白い息を煙草の煙に見立てての演技がなかなかサマになってます。続いてはQ&Aコーナー。質問箱から当選者の皆さんが書いた質問を選び、本人にその質問を読んでいただいて、マイクが直接答えるという趣向。選ばれた5人には、マイクからのおみやげでディンタイフォンのお饅頭がプレゼントされました。
お次は中国語のお勉強タイム。講師はもちろんマイク先生。数の数え方からマイクのお誕生日、名前の読み方などを勉強します。最後にマイクが言われてうれしい言葉「[イ尓]好帥!(とてもかっこいい)」「[イ尓]好壮!(いい身体してる)」を足して、皆で「賀軍翔、[イ尓]好壮!」。それを受けてマイクが放った言葉が「惚れてまうやろ!」(笑)。来日した後、どこかで使おうと覚えたそうです。(それにしても、なんで関西弁?)
その後、マイクの鞄を開けての私物チェックコーナー、選ばれた人がマイクのジェスチャーを当てるマイクでジェスチャー・コーナー、超ウルトラ○×クイズ王決定戦と続きます。クイズ王に選ばれたファンの方には、マイクの指輪がプレゼントされました。そして休憩をはさみ、最後は全員とのツーショット大会。プロのカメラマンによる撮影で皆さん大満足。(この他、マイクから全員へ直筆サイン入りブロマイドのプレゼントもあり)終了後、今後の予定ということで4月から撮影が始まるドラマ(「幸福最晴天」*共演はチャン・チュンニン)について触れ、将来は金城武のように日本語がペラペラと話せるようになって、映画やドラマで活躍したいと抱負を語りました。
尚、イベントの前に行われた記者会見の模様は、こちらをご覧ください。
2010年3月11日:ジョニー・トー監督、大阪アジアン映画祭オープニングセレモニーで舞台挨拶!
いよいよ開幕した大阪アジアン映画祭の広報事務局より、オープニング作品として上映された『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』(原題『Vengeance』)の舞台挨拶の模様が届きましたので、ここでご紹介しておきます。ゲストとして来日登壇したのはもちろん、ジョニー・トー監督。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に続く来日となりました。
(以下、事務局より)
10日、大阪市福島区のABCホールで大阪アジアン映画祭「アジア映画最新作初上映!」のオープニングセレモニーが行われた。午後6時40分からはオープニング作品『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』の日本初上映に先立ち、香港映画の巨匠ジョニー・トー監督が舞台挨拶。監督の登場に満席の会場から熱い拍手が沸き起こった。
カジュアルなジャケットスタイルで登場したジョニー・トー監督は、「銃を持ってないですよね?」との司会者のネタふりに「銃は忘れたよ」とジョークで応酬。「大阪のみなさんに見てもらうことを大変うれしく思う」と笑顔で挨拶した。今回フランス人の俳優、ジョニー・アリディ氏を主役に起用したことに対して「アリディさんは香港を全く知らなかったけれど、とても協力的で、彼からたくさん学んだよ」と答え、お気に入りのシーンは「森の中のガンアクション」と見所を披露。司会者の要望で客席に手を振ったジョニー・トー監督に大阪の観客から「かわいい!」との声が飛び、「“かわいい”ってどういう意味?」と通訳に問いかける一幕もあった。
この後、監督は映画PRのため上京して各種取材を受ける模様です。
2010年3月10日:6周年となりました!
あっという間にアジクロは6周年を迎えました。長くやっているわりに、これといって大きな変化はないのですが、こうして続けていられるのは一重に読者の皆様のおかげです。更新が滞っても諦めずに毎日来てくださる方々、応援の言葉をくださる方々、そして検索などで初めて来たという方々も、ほんとうにありがとうございます。昨年はバタバタと慌ただしいままに過ぎてしまい、とうとうリニューアルもできませんでしたが、今年こそ少しずつでも改革・改善していきたいと思っております。それから、昨年はとうとうできなかった5周年プレゼントですが、今年は2年分まとめてドン!と放出したいと思っております。今週までは確定申告など諸々の所用で準備ができませんが、今月中にはお知らせしたいと思いますので、しばしお待ちください。いざ、7年目に突入!(頑張りマス!)
2010年2月10日:『霜花店/運命、その愛』「タムナ」でイム・ジュファンが舞台挨拶!
先週、今週と「真!韓国映画祭」の試写会でシネマート六本木へ通っていたのですが、昨日はたまたま試写が終わった後、イム・ジュファンの舞台挨拶に間に合うとわかり、急遽そのまま残って取材することに。イム・ジュファンといえば、最初に見たのはドラマ「雪の女王」のソ・ゴヌ役。その時は頭の大きな人だなあ(髪型のせい)という印象だったのですが、その後、韓国版「花より男子」のキム・ボム扮する西門総二郎ことソ・イジョンの兄役も好演し、ソフトでやさしい雰囲気のイケメンスターとして人気上昇中。「宮」や「花より男子」を手がけたグループエイトの最新作「タムナ 〜Love the Island」では初主演を務め、今現在は日韓合作スペシャルドラマを撮影中と、注目の若手新人俳優として活躍しています。今回の舞台挨拶は、まさにそのドラマのロケ地である福岡から駆けつけてくれたのでした。
|
ファン代表から花束とチョコレートをプレゼントされたイム・ジュファン
|
まずは『霜花店/運命、その愛』に関する質問から。身長180センチ以上の美男子という条件で、1000人規模のオーディションで選ばれたというイム・ジュファンは、王に仕える乾龍衛の近衛兵ハンベク役で出演。チョ・インソンの運命にも関わる重要な役柄を演じています。撮影中に苦労したことは「4〜5ヶ月間、剣術と馬術を訓練したので体力的に大変でした。また、有名なユ・ハ監督の作品ということや、チョ・インソンさんやチュ・ジンモさんなど大先輩たちと一緒だったので緊張しました。歴史物も初めての経験でした。乾龍衛は王を守るのだから、ただ美しいだけではなく、武士の立場をふまえていなくてはならないと監督から言われていたので、そこに気をつけて演じました」とのこと。
また映画については「美術がとても素晴らしいです。それから男性2人と女性1人の少しずつ変わっていく感情の動きにも注目してください。あ、コートを着ている方は脱いだ方がいいですよ。映画を観ると熱くなってくると思うので。皆さん大丈夫かなあ。今夜は心配だなあ(笑)」と、ホットなシーンが多いだけに女性客への気配りも(笑)。
続いて、ドラマ「タムナ」に関する質問へ。こちらもオーディションで選ばれたとのこと。「僕はまだ演技経験が浅いので、主役をやる器ではないと思っていました。きっとダメだろうと思ってリラックスして受けたんです。真面目な面やいたずらっぽい面など、いろんな姿を見せたのですが、それがかえってよかったようです」
初主演については「当然うれしかったけれど、そんな気持ちは20〜30%くらいで、やはり経験が浅いので、後の70〜80%はプレッシャーを感じていました。初めての時代劇ドラマでもあり、いろいろと考えさせられました」とのこと。演じたキャラクターについても、感情を現すタイプの自分とは違うのでもどかしい思いをしたそうです。
では見所はというと?「美しい済州島の風景ですね。ドラマが完成した後で観たのですが、自分でも驚きました。俳優同士のコミュニケーションもよくて家族のようだったので、いい雰囲気が出ていると思います」
現在、福岡で撮影中の合作ドラマ(「玄界灘結婚戦争」2部作)は来月の放送予定。日本と韓国を繋ぐメッセージを込めたドラマということで、主演のイム・ジュファンは日本でもますます注目されるのではないでしょうか。さらに「4月からは新しいドラマ『What's Up』の撮影が始まります。これはミュージカル学科に通う学生のお話で、そのためにボーカルやダンスのトレーニングをやります。面白いドラマになりそうなので、どうぞご期待ください」
客席からは「かわいい」との声も聞こえたスイートスマイルで魅了しつつ、通訳さんが通訳をした後に「ソウデス」と日本語で合の手を入れたり「ダイジョウブデショウカ?」とねぎらったり。写真撮影の後「これからも応援してください」というメッセージで舞台挨拶は終了しました。次々と話題作に出演し、人気急上昇中のフレッシュスター、イム・ジュファンのこれからに注目しましょう。
2010年1月29日:ゴージャス・イベントにスターが続々来日!
といっても、すでに終わったものばかりなのですが、今週はいろいろなスターたちが東京でのイベントにゲスト参加していたようです。まずは26日、この日は映画『作戦 The Scam』のプレミア上映会でイ・ホジェ監督と主演のパク・ヨンハが来日。記者会見が開かれたのですが(明日アップ予定)、都内某所では化粧品ブランド「SK-II」の30周年を記念したイベントが開催され、世界各地でイメージキャラクターを務めている女優やモデル10名が集合。ケイト・ブランシェットをはじめ、日本からはTV-CFでお馴染みの桃井かおりや小雪、韓国からは女優のキム・ヒエ、香港からは女優のカリーナ・ラウ(トニー・レオン夫人)とモデルのキキ(サイモン・ヤム夫人)、そしてマレーシア出身で香港やタイで活躍する女優のアンジェリカ・リーが台湾代表でやって来ていました。映画や音楽関係以外のリリースはなかなか届かないので、これらは香港の新聞を読んで初めてわかるのですが、早速日本の報道を探してみると、北京語読みで紹介されておりキキはチチ、アンジェリカ・リーはリー・シンジェ(李心潔)となっていて誰のことかわからず(苦笑)。翌27日には日本ジュエリーベストドレッサー賞の授賞式が国際宝飾展を開催している東京ビッグサイトで行われ、特別賞をもらったイ・ビョンホンが来日していました。
もう1つ、こちらはブログで発見したのですが、福岡アジア文化賞のトークイベントで、25日にホウ・シャオシェン監督とアン・ホイ監督の対談が開催された模様。昨年のTIFFで特集上映があった時にも来日できなかったアン・ホイ監督だけに、これは見たかったなあ…。『生きていく日々』も上映されたそうです。映画関係では、これからゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010でジョニー・トー監督が来日。続く大阪アジアン映画祭2010でも、ゲスト発表はまだですが注目の作品が上映されます。これらはアジクロでも紹介していきたいと思います。
2010年1月12日:2010年もよろしくお願いいたします!
長らくご無沙汰いたしました。クリスマスもお正月も返上で、データブックの最後の追い込み作業に突入してしまい、年末年始のご挨拶もできぬまま行方不明状態になっておりましたが、やっと日常に戻ってまいりました。正確に言えば、明日から通常体制に復活できる予定です。そして、ついに正式リリース情報をお伝えできることになりました。「中華電影データブック 完全保存版」がキネマ旬報社より1月下旬に発売されます!
1997年に最後の本が発売されて以来、実に12年ぶりの最新版。中華圏映画ファンの皆様は、おそらく首を長〜くして待っておられたと思います。そんな思いでアジコが最新版の企画を打診したのが08年末。キネ旬編集者のM女史の後押しもあり、その後、様々な方々の賛同・協力を得て本作りがスタートしたのが昨年の春頃。総合監修を暉峻創三氏にお願いし、中国は字幕や通訳でお馴染みの水野衛子氏、香港は字幕でも活躍されている水田菜穂氏、台湾は長きに渡って台湾映画を応援しておられる稲見公仁子氏に監修していただくことになりました。12年ぶりとあって、ほぼ完全に新規作り直しという気の遠くなるような作業量でしたが、監修者・執筆者・編集者など、関わった皆様の愛情がたっぷり詰まった読みごたえのある本になっております。
アジコは主にデザイン面を担当しましたが、500ページ以上になる情報量のデータ本ですので、なるべく検索しやすいように工夫しました。ご紹介している俳優・監督スタッフ850人、ご紹介している映画作品600本以上、さらに日本に上陸した作品(一般公開の他、映画祭上映やDVDスルーも含む)全タイトルリストも巻末に付いています。その他、いろいろ10年は使える本となるよう仕上がっています。また巻頭には、監修者の皆様の興味深いコラムが最新映画情報と共に載っています。値段はちょっとお高いですが、それ以上の中味はあります。早いところでは25日ころから書店に並びますので、どうぞ、ぜひお手にとってご覧くださいませ。
ということで、ご挨拶というより年頭から宣伝ぽくなってしまいましたが、今年もアジクロをよろしくお願いいたします。アップできないまま年越ししてしまった記事は、これからぼちぼちアップしていく予定です。では、最後の出張校正にいってまいります。
▼2013|▼2012|▼2011|▼2009|▼2008|▼2007|▼2006|▼2005|▼2004