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2019年12月16日:「花花宇宙」でぐるぐる(@@)
どっさり溜まっている映画紹介をちょっとずつ進めているのですが、ちょっとずつなのでアップするにはまだ少々時間が必要です。新しい作品からアップすることも考えたのですが、あまりに黒帯だらけになってしまうのでもう少しお待ちください。レビューだけでも年内にと進めております。申し訳ありません。その他、DVDリリースで来日したスカッド監督のインタビューと『淪落の人』公開で久々に来日したアンソニー・ウォンの舞台挨拶もアップ予定です。
合間に試写会にも通っておりますが、直近で観た中国の若き奇才ビーガン監督の『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』の後半、3D長回し60分1カット撮影シーンに出てくる歌謡ショーで歌われていた(カラオケ?)ケリー・チャンの2000年の大ヒット曲「花花宇宙」がノリノリで頭をぐるぐると席巻しております。かつて香港の小室哲哉とも呼ばれたマーク・ロイならではの典型的な電子舞曲(エレクトリック・ダンスミュージック)、今聴くとやはりレトロだけども、当時のエネエルギッシュな華やかさが漂っております。89年生まれのビーガン監督は『欲望の翼』が大好きで、ウォン・カーウァイの影響を強く受けているとのこと。青春時代を香港カルチャー全盛期の残り香で過ごした世代だと思うので、実はこの映画に登場する謎の女性ワン・チーウェン(香港女優の名前)=香港とも読めるんじゃないかなと想像したりしています。謎に満ちた作品ですので、来年の公開をお楽しみに。
2019年12月2日:東京フィルメックス・レポ2:トニー・レオンは広州出身になっていた!
1日ですべての上映が終了した東京フィルメックス。最終日はホウ・シャオシェン特集で、オリヴィエ・アサイヤス監督が1997年にテレビシリーズ用に撮ったドキュメンタリー『HHH:侯孝賢』とその頃にホウ監督が撮っていた『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(1998)が上映されました。共にデジタル・リマスター版となっており、『HHH:侯孝賢』は映画祭上映用に急遽作られたそうで、今回がワールドプレミア上映でした。『HHH:侯孝賢』では、ホウ監督のやんちゃで腕白な少年時代からの素顔が垣間見られ、エンディングも監督のカラオケで威勢良く終了。こんなにあからさまで自然体なドキュメンタリーが撮れたのは、アサイヤス監督との親交が深かったからとのこと。お馴染みの俳優、スタッフ、同時代の監督たちの証言も交えた貴重な作品でした。
で、久々に観た『フラワーズ・オブ・シャンハイ』は、ホウ監督初の時代劇。美しい映像で甦えった上海の高級妓楼の物語は、それぞれのシークエンスがワンカットで撮られており、なかなかの野心作。トニー&カリーナに加えて、羽田美智子も出ていたなあと感慨新た。カリーナ・ラウにミシェル・リー、カオ・ジェ、レベッカ・パン…と、上海語が話せる俳優が選ばれていたそうです。が、しかし、トニー・レオンは生粋の香港人なので広東語しか喋れない。そこで、ホウ監督、トニーは広州から来た役人という設定にして、外ではつたない上海語(しゃべるシーンは少ない)、家では広東語で話すようにしたのだとか。上映後のトークショーで、当時、製作に関わっていた市山ディレクターからの裏話で暴露されました。そういや、ホウ監督。『悲情城市』でもトニーを聾唖の青年にしてましたもんね。
2019年12月1日:第20回東京フィルメックス 受賞結果
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後列左はシヌン・ウォナヒョコ監督、前列左よりニアン・カヴィッチ監督、広瀬奈々子監督、ジンパ(俳優)、代理受賞の方々
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連日遅い上映まで観ていたので、結局レポートをアップできないまま授賞式になってしまいました。(毎度のことですみません…)というわけで、授賞式の結果発表です。今年の最優秀作品賞は、『オールド・ドッグ』『タルロ』に続きこれが3度目の受賞となるペマツェテン(万瑪才旦)監督の『気球』。一人っ子政策下の中国で、2人の少年を育てる若夫婦が直面する問題(3人目を生むと罰金)をチベット文化の死生観を交えて描き、それに付随して様々な人間模様が描かれる人間ドラマです。昨年、審査員特別賞を受賞した『轢き殺された羊』で主演し、本作でも精力的な夫を演じるジンパさんが今年は来日しており、監督に代わって賞を受け取りました。
そして、審査員特別賞は、先日ちょいとご紹介した中国の新鋭グー・シャオガン(顧暁剛)監督のデビュー作『春江水暖』。終映後の拍手喝采が一際大きかった作品で、多くの人々の心を捉えたようです。日本での配給が決まるといいなあ。監督はお仕事の関係ですでに帰国されていたため、受賞時はコメント映像が流されました。ニアン・カヴィッチ監督の『昨夜、あなたが微笑んでいた』は前日夜に観たばかり。解体で立ち退きを余儀なくされた「ホワイト・ビルディング」の人々と建物の様子を丹念に追ったドキュメンタリー作品です。カメラの力という点で学生審査員賞を受賞したのも納得です。
コンペティション作品は日本映画2本の他はすべて観ていたのですが、いずれも満足のいく受賞結果となりアジコ的にも嬉しい授賞式でした。広瀬奈々子監督の『つつんで、ひらいて』(マジックアワー配給)は前から気になっていた作品で、本の装丁や紙が好きなので、公開時にはぜひ観たいと思っております。惜しかったのは、アンソニー・チェン監督の『熱帯雨』。ヨー・ヤンヤンとコー・ジアルーが再び共演した妊活&師弟愛を描く人間ドラマで、成長したコー・ジアルーが眩しかったです。観客賞をあげたかったけど、先日の台湾金馬奨でヨー・ヤンヤンが主演女優賞を受賞していたので、まあよしとしましょう。こちらも配給が決まることを期待しております。
受賞結果
・最優秀作品賞(グランプリ):『気球』(監督:ペマツェテン)
・審査員特別賞:『春江水暖』(監督:グー・シャオガン)
・スペシャル・メンション:『昨夜、あなたが微笑んでいた』(監督:ニアン・カヴィッチ)
『つつんで、ひらいて』(監督:広瀬奈々子)
・観客賞:『静かな雨』(監督:中川龍太郎)
・学生審査員賞:『昨夜、あなたが微笑んでいた』(監督:ニアン・カヴィッチ)
・タレンツ・トーキョー・アワード2019:『About a Boy』(監督:シヌン・ウォナヒョコ)
スペシャル・メンション:『Skin of Youth』(監督:アッシュ・メイフェア)『Plan75』(製作:水野詠子)
2019年11月24日:東京フィルメックス・レポ1:とりあえず…かけあし雑記
特集が間に合わなかったので、観た作品ごとにご紹介していこうと思っているのですが、本日は時間がないので雑記のみ。今のところ、4本の作品を観ていますが、どれもアタリで素晴らしい作品揃いです。オープニングはロウ・イエ監督の最新作『シャドウ・プレイ』。主演が私のご贔屓のジン・ボーランでテンションあがりました。都市開発に絡む殺人事件を追う刑事サスペンスですが、そこに関わる家族の人間模様が濃密に描かれていました。台湾からはミッシェル・チェンが参戦。重要人物の香港の刑事アレックス役が声だけなので???と思っていたのですが、その後に上映されたロウ・イエ監督の奥様によるメイキング・ドキュメンタリー『夢の裏側』で謎が解けました。なんと、演じていたのはあの!エディソン・チャンだったのです!ところが、検閲でカットになったらしい。出演部分、丸カットですよ。ひどーい。監督もさぞ、困ったことでしょう。エディソンの姿はこのメイキングで観られます。(来年公開予定あり)2日目の24日は新人監督による中国映画『春江水暖』とイランのジャファル・パナヒ監督の新作『ある女優の不在』。どちらもQ&Aがありました。2時間半という長尺で富春の水墨画のような風景を、なんと1カットで絵巻物風に映し出し、4人兄弟の家族の物語を台湾映画のごとくじっくりと描いたのは若いグー・シャオガン監督。なかなかの大作でしたが、Q&Aの最後に、あちこちの映画祭に出没する市山さんのことを「かわいい野菜買いのおじさん」と称していたのが印象的でした。大胆な新人監督が現れましたよ。
2019年10月17日:第20回東京フィルメックス 上映作品ラインナップ
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(左より)PDの市山尚三氏、中川龍太郎監督、広瀬奈々子監督、 シマフィルムの田中誠一氏
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東京フィルメックス(11/23-12/1)が近づいてまいりました。今年は第20回という節目の年。阪本順治監督特集のほか、歴代受賞作品の中から人気投票が行われ、『ふたりの人魚』や『息もできない』『ふゆの獣』の3作品が上映されます。(1位『SPL 殺破狼』と3位『天使の眼、野獣の街』は権利元の確認ができず、上映できないそうです。残念!)
10月10日に行われたラインナップ記者会見では、昨年のキノフィルムズに代わって映画祭スポンサーとなったシマフィルムの田中誠一氏と、コンペティション部門の中川龍太郎監督、広瀬奈々子監督が登壇しました。今年のコンペティション部門の審査員は、香港のシュウ・ケイ監督、イランの女優ベーナズ・ジャファリさん、カザフスタンの女優サマル・イェスリャーモワさん、そして日本の写真家、繰上和美氏が担当します。
上映作品は以下の通り:
第20回東京フィルメックス 上映作品ラインナップ
コンペティション作品
・水の影(19年/インド)監督:サナル・クマール・シャシダラン
・昨夜、あなたが微笑んでいた(19年/カンボジア・仏)監督:ニアン・カヴィッチ
・熱帯雨(19年/シンガポール・台)監督:アンソニー・チェン
・評決(19年/フィリピン)監督:レイムンド・リバイ・グティエレス
・ニーナ・ウー(19年/台・マレーシア、ミャンマー)監督:ミディ・ジー
・気球(19年/中国)監督:ペマツェテン
・春江水暖(19年/中国)監督:グー・シャオガン
・波高(はこう)(19年/韓国)監督:パク・ジョンボム
・静かな雨(19年/日本)監督:中川龍太郎
・つつんで、ひらいて(19年/日本)監督:広瀬奈々子 *ドキュメンタリー
特別招待作品
・シャドウプレイ(18年/中国)監督:ロウ・イエ *オープニング作品
・カミング・ホーム・アゲイン(19年/米・韓)監督:ウェイン・ワン *クロージング作品
・完全な候補者(19年/サウジアラビア、ドイツ)監督:ハイファ・アル=マンスール
・ヴィタリナ(仮題)(19年/ポルトガル)監督:ペドロ・コスタ
・ある女優の不在(18年/イラン)監督:ジャファル・パナヒ
・夢の裏側〜ドキュメンタリー・オン・シャドウプレイ(19年/中国)監督:マー・インリー *ドキュメンタリー
特別招待作品:フィルメックス・クラシック
・牛(69年/イラン)監督:ダリウシュ・メールジュイ
・HHH:侯孝賢(97年/仏・台)監督:オリヴィエ・アサイヤス
・フラワーズ・オブ・シャンハイ(98年/台湾)監督:ホウ・シャオシェン
・大輪廻(83年/台湾)監督:キン・フー、リー・シン、パイ・ジンルイ
・空山霊雨(79年/台湾)監督:キン・フー
*チケットは11/3よりセブンチケットにて発売中です。詳細は公式サイトへ。
2019年11月13日:第32回東京国際映画祭 各賞の結果
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TIFFを応援するチャン・ツィイー (c)2019TIFF
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というわけで、まずは特集にて掲載予定だった各賞の結果をここにまとめておきます。今年のコンペティション部門の国際審査委員長は世界的な大女優に成長したチャン・ツィイー。それを記念して、世界を魅了した懐かしいデビュー作『初恋のきた道』(1999) も上映されました。今回のアジア圏プログラムの中で特に注目していたイラン映画『ジャスト 6.5』が2部門も受賞しており、ぜひ一般公開を期待したいところです。
コンペティション部門
・東京グランプリ:『わたしの叔父さん』(監督:フラレ・ピーダセン)
・審査員特別賞:『アトランティス』(監督:ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ)
・最優秀監督賞:サイード・ルスタイ監督(『ジャスト 6.5』)
・最優秀女優賞 :ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ(『動物だけが知っている』)
・最優秀男優賞:ナヴィド・モハマドザデー(『ジャスト 6.5』)
・最優秀芸術貢献賞:『チャクトゥとサルラ』(監督:ワン・ルイ)
・最優秀脚本賞:『喜劇 愛妻物語』(監督:足立 紳 )
・観客賞:『動物だけが知っている』(監督:ドミニク・モル )
アジアの未来部門
・作品賞:『夏の夜の騎士』(監督:ヨウ・シン)
・国際交流基金アジアセンター特別賞:レザ・ジャマリ監督(『死神の来ない村』)
日本映画スプラッシュ部門
・作品賞:『i 新聞記者ドキュメント』(監督:森 達也)
・監督賞:渡辺紘文(『叫び声』)
東京ジェムストーン賞
・伊藤沙莉(『タイトル、拒絶』)
・佐久間由衣(『隠れビッチやってました。』)
・ヨセフィン・フリーダ(『ディスコ』)
・吉名莉瑠 (テイク・オーバー・ゾーン』)
アメリカン航空アウォード大学対抗ショートフィルムコンテスト
・奥井琢登(大阪芸術大学)『Down Zone』
2019年11月13日:宿題が溜まりすぎて困惑中のアジコです…
映画祭突入前から取材も重なり、アジクロシネマなどの宿題がまた溜まっていたのですが、映画祭期間はせめてトップだけでも毎日更新しよう!と気合を入れておりました。あれこれ計画もしていたのですが、10月31日に「父、危篤」の知らせ。予定を返上して即、帰郷しまして、翌日1日に父が旅立ったため、その後のあれやこれやで非日常的な日々を過ごしておりました。取材データの原稿起こし用にテレコも持参していたのですが、何もできませんでした。誰もが経験することではありますが、こればかりはし方ありません。というわけで、東京に戻ったのが7日でしたが、たまたま他のお仕事も重なっており、雑務に忙殺されていました。宿題がさらに溜まって途方にくれておりますが、東京フィルメックスも迫っておりますので、少しずつ進めていきたいと思います。
2019年10月11日:2019東京・中国映画週間&コリアンシネマウィーク2019
今年も東京国際映画祭の開催に合わせて、協賛企画「2019東京・中国映画週間」と「コリアンシネマウィーク2019」が開催されます。チケットの販売や申込がありますので、ランイナップと共にご紹介しておきます。
2019東京・中国映画週間(10/22-11/1)
会場:東京都写真美術館ホール(恵比寿)/有楽町朝日ホール(閉幕式&授賞式、クロージング上映)
上映作品:
・ナタ〜魔童降臨〜(19年)
監督:ジャオズ *アニメーション
・流転の地球(19年)
監督:フラント・グォ 出演:ウー・ジン、チュー・チューシャオ、リ・グァンジェ、ン・マンタ
・高度一万メートルの奇跡(18年)
監督:アンドリュー・ラウ 出演:チャン・ハンユー、オウ・ハオ、ドゥー・ジァン
・青雲 〜投げ出した人生の拾い方〜(19年)
監督:テン・ツォンツォン 出演:ヤオ・チェン、ユエン・ホン、リー・ジュウシャオ
・影 〜ロスト・イン・ラブ〜(19年)
監督:フォ・ジェンチイ 出演:チェン・シャオ、ドゥー・ジュアン
・最高の夏、最高の私たち(19年)
監督:チャン・ディーシャ 出演:チェン・フェイユー、ハー・ランドウ、クララ・ワイ
・烈火英雄 〜戦士達に贈る物語〜(19年)
監督:チェン・グオフェイ 出演:ホアン・シャオミン、ドゥー・ジャン、タン・ジュオ
・銀河学習塾(19年)
監督:ダン・チャオ、ユ・バイメイ 出演:ダン・チャオ、バイ・ユー、レン・スーシー
・完璧な他人 〜スマホが暴く秘密たち〜(18年)
監督:ユー・ミャオ 出演:トン・ダーウェイ、マー・リー、フォ・スーイェン
・越劇映画‐西廂記(19年)
監督:シア・ウェイリャン 出演:ファン・ヤアフェン、チェン・フイリー
チケット販売:
10月9日(水)10:00- チケットぴあにて発売中。
・一般上映:Pコード 550-503(東京都写真美術館、一週間上映)
・閉幕式&ゴールドクレイン賞 授賞式&クロージング映画上映:Pコード 550-502(10月29日 有楽町朝日ホール)
*ゲスト情報は公式サイトをご欄ください。
コリアンシネマウィーク2019(10/29-11/2)
会場:韓国文化院ハンマダンホール(東京都新宿区四谷4-4-10 TEL/03-3357-5970)
*東京メトロ 丸ノ内線 四谷三丁目駅より徒歩3分
上映作品:
・完璧な他人(18年)
監督:イ・ジェギュ 出演:ユ・ヘジン、オム・ジョンア、イ・ソジン
*10/29に先行上映(11/15より一般公開)会場:シネマート新宿/有料上映(前売・当日:1800円)
・ゴールデンスランバー(18年)
監督:ノ・ドンソク 出演:カン・ドンウォン、ハン・ヒョジュ、ユン・ゲサン
・Be with you〜いま、会いにゆきます(18年)
監督:イ・ジャンフン 出演:ソ・ジソブ、ソン・イェジン
・ロマン(19年)
監督:イ・チャングン 出演:イ・スンジェ、チョン・ヨンスク、チョ・ハンチョル
・また、春(19年)
監督:チョン・ヨンジュ 出演:イ・チョンア、ホン・ジョンヒョン、パク・キョンヘ
観覧申込:
・観覧無料(事前申込制、各回入替)
・募集人員 : 各回300名( お申し込みはお一人様、1回につき2名様まで)
・申込締切:10月21日(月)
*お申込みには韓国文化院ホームページでの会員登録(無料)が必要です。
*10月29日(火)上映の「完璧な他人」の観覧ご招待は行いません。(全席販売)
*詳細は韓国文化院公式サイトをご覧ください。
2019年9月28日:第32回東京国際映画祭 上映作品ラインナップ発表!
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(中央)山田洋次監督と手塚真監督の貴重なショット! 両脇は足立紳監督(右)と中島かずき氏(左)
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すっかりご無沙汰してしまいましたが、あっという間に映画祭の秋がやって来ました。9月26日(木)に、東京国際映画祭恒例の全上映作品ラインナップ発表記者会見が六本木ヒルズで行われましたので、アジアおよびアジア関連作品を中心にご紹介します。今年はオリンピックイヤー直前ということで、日本をアピールする映画祭になる模様です。オープニング作品はあの、山田洋次監督の寅さんが復活!シリーズ生誕50周年を記念する第50作目『男はつらいよ お帰り 寅さん』がワールドプレミア上映されます。同じくGALAスクリーニングでは、日本映画の活弁を紹介する周防正行監督の『カツベン!』が上映されます。
また、日本といえばアニメというわけで、今年はアニメ特集が部門化され「ジャパニーズ・アニメーション」部門でアニメと特撮をテーマに、アニメの歴史や「ウルトラQ」シリーズがクローズアップされます。コンペティションで気になるのは手塚 真監督が父・手塚治虫の異色作『ばるぼら』を映画化したこと。主演は稲垣吾郎、二階堂ふみ。撮影がクリストファー・ドイルだそうで、これまた楽しみです。そして、今年のコンペティション部門の国際審査委員長はチャン・ツィイーです。
それでは、アジアおよびアジア関連作品は以下の通り:
第32回東京国際映画祭 上映作品ラインナップ
コンペティション部門
・チャクトゥとサルラ(19年/中国)監督:ワン・ルイ
・マニャニータ(19年/フィリピン)監督:ポール・ソリアーノ *共同脚本:ラヴ・ディアス
・湖上のリンゴ(19年/トルコ)監督:レイス・チェリッキ
・ジャスト6.5(19年/イラン)監督:サイード・ルスタイ
・ばるぼら(19年/日・英・独)監督:手塚 真 *撮影:クリストファー・ドイル
特別招待作品部門
・オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁(19年/中・日)
監督:ユー・フェイ 出演:役所広司、チャン・ジンチュー、リン・ボーホン
・初恋のきた道(1999年/中国)監督:チャン・イーモウ 出演:チャン・ツィイー
アジアの未来 部門
・エウォル〜風にのせて(19年/韓国)監督:パク・チョル
・失われた殺人の記憶(19年/韓国)監督:キム・ハラ
・夏の夜の騎士(18年/中国)監督:ヨウ・シン
・ある妊婦の秘密の日記(19年/香港)監督:ジョディ・ロック 出演:ダダ・チャン、ケヴィン・チュー
・ファストフード店の住人たち(19年/香港)
監督:ウォン・シンファン 出演:アーロン・クォック、ミリアム・ヨン
・モーテル・アカシア(19年/フィリピン・スロベニア・マレーシア・シンガポール・台湾・タイ)
監督:ブラッドリー・リュウ
・50人の宣誓(19年/イラン)監督:モーセン・タナバンデ
・死神の来ない村(19年/イラン)監督:レザ・ジャマリ
ワールド・フォーカス
・ミンダナオ(19年/フィリピン)監督:ブリランテ・メンドーサ
・サイエンス・オブ・フィクションズ(19/インドネシア・マレーシア・仏)
・ひとつの太陽(19年/台湾)
監督:チョン・モンホン 出演:ウー・ジェンホー、チェン・イーウェン、ユー・シューチン
・私たちの居場所(19年/タイ)監督:コンデート・ジャトゥランラッサミー
・チェリー・レイン7番地(19年/香・中)監督:ヨン・ファン *アニメーション
声の出演:シルヴィア・チャン、ヴィッキー・チャオ、アレックス・ラム
HBO制作・エリック・クー監督製作総指揮による「フードロア」シリーズより
・フードロア:彼は魚をさばき、彼女を花を食べる 19年/シンガポール・ベトナム 監督:ファン・ダン・ジー
・フードロア:Island of Dreams 19年/シンガポール・フィリピン 監督:エリック・マッティ
CROSSCUT ASIA #06 ファンタスティック!東南アジア(ホラーからロマンスまで)
・存在するもの(19年/フィリピン)監督:エリック・マッティ *ホラー
・フォックストロット・シックス(18年/インドネシア)監督:ランディ・コロンビス *ディストピアSF
・停止(19年/フィリピン)監督:ラヴ・ディアス *近未来SF
・死を忘れた男(18年/ベトナム)監督:ヴィクター・ヴー *ホラー
・永遠の散歩(19年/ラオス・スペイン・シンガポール)監督:マティー・ドゥー *ホラーSF
・Sisters(19年/タイ)監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ *ホラー・アクション
・リリア・カンタペイ、神出鬼没(11年/フィリピン)監督:アントワネット・ハダオネ *ホラー映画業界の内幕
・それぞれの記憶(19年/フィリピン)監督:シーグリッド・アーンドレア、P・ベルナード *サイコ・スリラー
HBO制作・エリック・クー監督製作総指揮による「フォークロア」シリーズより
・フォークロア:A Mother's Love(18年/シンガポール・インドネシア)監督:ジョコ・アンワル
・フォークロア:TATAMI(18年/シンガポール・日)監督:斎藤工 出演:北村一輝、神野美鈴、黒田大輔
2019年5月8日:第53回百想芸術大賞 受賞結果!
韓国のスポーツ紙が映画・演劇・ドラマを対象に選出する、百想芸術大賞の授賞式が5月1日に開催されました。
受賞結果一覧
映画部門
・大賞:チョン・ウソン(『証人』)
・作品賞:『工作 黒金星と呼ばれた男』(ユン・ジョンビン監督)
・監督賞:カン・ヒョンチョル(『Swing Kids』)
・主演男優賞:イ・ソンミン(『工作 黒金星と呼ばれた男』)
・主演女優賞:ハン・ジミン(『ミス・ペク』)
・助演男優賞:キム・ジュヒョク(『毒戦/Believer』)
・助演女優賞:クォン・ソヒョン(『ミス・ペク』)
・新人男優賞:キム・ヨングァン(『君の結婚式』)
・新人女優賞:イ・ジェイン(『ザバハ:6本目の指』)
・新人監督賞:イ・ジウォン(『ミス・ペク』)
・脚本賞:クァク・キョンテク、キム・テギュン(『Dark Figure of Crime』)
・芸術賞:ホン・ギョンピョ(『バーニング』撮影)
ドラマ部門
・大賞:キム・ヘジャ(「眩しくて」)
・作品賞(ドラマ):「私のおじさん」(tvN)
・作品賞(芸能):「Point of Omniscient Interfere」(MBC)
・作品賞(教養):「Journalism Talk Show」(KBS 1TV)
・演出賞:チョ・ヒョンタク(「SKYキャッスル」)
・男性演技賞:イ・ビョンホン(「ミスター・サンシャイン」)
・女性演技賞:ヨム・ジョンア(「SKYキャッスル」)
・男性助演演技賞:キム・ビョンチョル(「SKYキャッスル」)
・女性助演演技賞:イ・チョングン(「眩しくて」)
・新人男性演技賞:チャン・ギヨン(「Come and Hug Me」)
・新人女性演技賞:キム・ウネユン(「SKYキャッスル」)
・脚本賞:パク・ヘヨン(「私のおじさん」)
・芸術賞:パク・ソンジン(「アルハンブラ宮殿の思い出』)
・男性芸能賞:チョン・ヒョンム(「私は一人で暮らす」)
・女性芸能賞:イ・ヨンジャ(「Point of Omniscient Interfere」)
・若手演劇賞:ソン・スヨン
・V LIVE人気賞:ド・ギョンス(D.O.)イ・ジウン
・Bazaar Icon賞:キム・ヘス
2019年5月8日:第38回香港電影金像奨 受賞結果!
香港映画界を代表する香港アカデミー賞、香港電影金像奨の授賞式が4月14日に開催されました。
受賞結果一覧
・作品賞:『プロジェクト・グーテンベルク』(監督:フェリックス・チョン) *2018年東京国際映画祭にて上映
・監督賞:フェリックス・チョン(『プロジェクト・グーテンベルク』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・主演男優賞:アンソニー・ウォン(『みじめな人』) *2019年大阪アジアン映画祭・観客賞受賞
・主演女優賞:クロエ・マーヤン(『三人の夫』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・助演男優賞:ベン・ユエン(『トレイシー』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・助演女優賞:カラ・ワイ(『トレイシー』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・新人監督賞:オリヴァー・チャン(『みじめな人』) *2019年大阪アジアン映画祭・観客賞受賞
・新人賞:クリセル・コンサンジ(『みじめな人』) *2019年大阪アジアン映画祭・観客賞受賞
・脚本賞:フェリックス・チョン(『プロジェクト・グーテンベルク』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・撮影賞:ジェイソン・クワン(『プロジェクト・グーテンベルク』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・編集賞:パン・チンヘイ(『プロジェクト・グーテンベルク』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・美術賞:エリック・ラム(『プロジェクト・グーテンベルク』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・衣装デザイン賞:チョン・マンリム(『プロジェクト・グーテンベルク』) *2018年東京国際映画祭にて上映
・アクション監督賞:ダンテ・ラム(『オペレーション:レッド・シー』)*2018年9月22日より上映
・オリジナル音楽賞:Rubber Band(『逆流大叔/Man on the Dragon』)
・オリジナル主題歌賞:「逆流之歌」(『逆流大叔/Man on the Dragon』) 作詞・曲・歌/Rubber Band
・音響効果賞:Nopawat Likitwong、Sarunyu Nurnsai(『オペレーション:レッド・シー』)*2018年9月22日より上映
・視覚効果賞:イ・インホ、カン・テギュン(『オペレーション:レッド・シー』)*2018年9月22日より上映
・中国台湾映画賞:『ニセ薬じゃない!』(監督:ウェン・ムーイエ) *2018年東京・中国映画週間で上映
・生涯貢献賞:パトリック・ツェー(謝賢)
・プロフェッショナル精神賞:劉允(コメディ俳優)
2019年3月23日:『イップマン外伝 マスターZ』と『家族のレシピ』ふるまいイベント
昨日はプレス試写で観ることができなかった『イップマン外伝 マスターZ』を観に、新宿武蔵野館へ行ってまいりました。通常、試写会に行けない場合は、映画紹介用にサンプルDVDを貸与していただけるんですが、ハリウッド映画大作とか人気作品など著作権とかコピーにうるさい場合はサンプルが出ません。アジア系作品の場合はあまりそういうことはないのですが、本作はなんと!製作サイドの意向でサンプルが出なかったのです。それほど、気合いが入っている作品なのですね。そういう意味でも期待大で鑑賞してきましたが、なるほど!これはまさに、香港映画に造詣の深い映画評論家の暉峻創三さんや江戸木純さんが大傑作と太鼓判を押しておられる通りの素晴らしい作品でした。新世代アクションスター誕生にふさわしく、またユエン・ウーピン監督の演出が冴え渡る見事な作品となっておりました。映画ファンもカンフーアクションファンも納得の出来映えです。新宿武蔵野館のエレベータ3機とも、ドアは『イップマン外伝 マスターZ』になっております。劇場入口には等身大のマスターZ、チョン・ティンチーの立て看板と一緒に木人椿も並んでおります。記念撮影にぴったり。売店では、映画の中でティンチー親子が毎朝食べている白粥と油条にちなんで、油条風パンが売られているので、そちらもどうぞ。
その帰りに、少し迷ったのですが、食い意地の張っているアジコはシネマート新宿まで足を伸ばし(5分程度で着きます)、ふるまいスープ付きの『家族のレシピ』の様子を覗きに行きました。映画は何度も観ているのでどうしようかなあ、トークショーもあるしなあ…と思いながら到着してみれば、なんと!お立見になっていました。スープ効果大!ちょっと残念ではあるものの、早く帰って宿題をせいということだなと思い、ラックにあった『家族のレシピ』ロケ地MAP(これがなかなかいい!)をいただいて、にこにこしながら帰ってきました。今日、明日おでかけ予定の方は事前に予約するか、早めにおでかけくださいね。
というわけで、紹介が遅れている2作品、いえ、4作品(『探偵なふたり:リターンズ』『マリオネット 私が殺された日』)と、エリック・クー監督のインタビューを頑張ります。ちなみに、アジクロ15周年記念プレゼントとして、記念日に近い公開日だった『イップマン外伝 マスターZ』と『家族のレシピ』のプレスブックを用意しております。お楽しみに。
2019年3月21日:第13回アジア映画大賞(Asian Film Awards)受賞結果!
アジア各地の作品を対象とした映画賞として13回目を迎えるアジア映画大賞(Asian Film Awards)の授賞式が17日の夜、TVB City(香港)で開催されました。今年は日本映画や俳優・スタッフのノミネートが多く、多数の日本映画が受賞しています。
受賞結果一覧
・最優秀作品賞:『万引き家族』(日本・是枝裕和監督)*2018年6月8日より上映中
・最優秀監督賞:イ・チャンドン(『バーニング 劇場版』韓国)*2019年2月2日より上映中
・最優秀新人監督賞:オリヴァー・チャン(陳小娟)『みじめな人/淪落人』(香港)
*2019年大阪アジアン映画祭・観客賞受賞
・最優秀主演男優賞:役所広司 (『孤狼の血』日本)*2018年5月12日より上映
・最優秀主演女優賞:サマル・イェスリャーモワ(『アイカ(原題)』露・独・ポーランド・カザフスタン・中)
*2018年東京フィルメックス・グランプリ
・最優秀助演男優賞:チャン・ユー(章宇)『ニセ薬じゃない!/我不是藥神』(中国)監督:ウェン・ムーイエ(文牧野)
*2018年東京・中国映画週間で上映
・最優秀助演女優賞:カラ・ワイ(惠英紅)『トレイシー/翠絲』(香港)監督:ジュン・リー(李駿碩)
*2018年東京国際映画祭にて上映
・最優秀新人俳優賞:ホアン・ジンギュ(黄景王)『オペレーション:レッド・シー/紅海行動』 (中・香)監督:ダンテ・ラム(林超賢)
*2018年9月22日より上映
・最優秀脚本賞:ジャ・ジャンクー(賈樟柯)『アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト(原題)/江湖兒女』(中国)
*2018年東京フィルメックス・クロージング作品
・最優秀編集賞:塚本晋也(『斬、』日本)*2018年11月24日より上映
・最優秀撮影賞:チャオ・シャオティン(趙小丁)(『影/Shadow』 中国)監督:チャン・イーモウ(張藝謀)
*2019年公開予定(配給:ショウゲート)
・最優秀作曲賞:細野晴臣(『万引き家族』日本)監督:是枝裕和)*2018年6月8日より上映中
・最優秀衣装デザイン賞:チェン・ミンジャン(陳敏正)(『影/Shadow』 中国)監督:チャン・イーモウ(張藝謀)
*2019年公開予定(配給:ショウゲート)
・最優秀美術賞:ホレス・マー(馬光榮)(『影/Shadow』 中国)監督:チャン・イーモウ(張藝謀)
*2019年公開予定(配給:ショウゲート)
・最優秀視覚効果賞:アレックス・リム・ホンファン(林洪峯)『プロジェクト・グーテンベルク/無雙』 (香・中)
監督:フェリックス・チョン(莊文強) *2018年東京国際映画祭で上映(公開予定あり)
・最優秀音響賞:ヤン・ジアン(楊江) 、チャオ・ナン(趙楠)(『影/Shadow』 中国)監督:チャン・イーモウ(張藝謀)
*2019年公開予定(配給:ショウゲート)
・アジア映画エクセレント賞:役所広司(日本)
・生涯成就賞:イ・チャンドン(韓国)
・AFAネクスト・ジェネレーション賞:キム・ジェジュン(韓国)
・AFAライジング・スター賞:パク・ソジュン(韓国)
・2018年度最優秀セールスアジア映画:『オペレーション:レッド・シー/紅海行動』(中・香)監督:ダンテ・ラム(林超賢)
*2018年9月22日より上映
2019年3月11日:大阪アジアン映画祭ラインナップ
開催中の特集が間に合いそうにないので、まずは上映タイトルのみ記載しておきます。
上映スケジュールやゲスト情報などは公式サイトをチェックしてください。
オープニング作品
・嵐電(19年/日本)監督:鈴木卓爾 出演:井浦新、大西礼芳 World Premiere
クロージング作品
・パパとムスメの7日間(18年/ベトナム)監督:落合賢 出演:タイ・ホア、ケイティ・グエン Japan Premiere
コンペティション部門
・なまず(18年/韓国)監督:イ・オクソプ 出演:イ・ジュヨン、ムン・ソリ Japan Premiere
・アワ・ボディ(18年/韓国)監督:ハン・ガラム 出演:チェ・ヒソ、アン・ジヘ Japan Premiere
・過ぎた春(18年/中国)監督:バイ・シュエ 出演:ホアン・ヤオ、カルメン・タン Japan Premiere
・美麗(18年/台・中)監督:チョウ・チョウ 出演:チー・ユン、チョウ・メイイェン Japan Premiere
・非分熟女(18年/香港)監督:ツァン・ツイシャン 出演:シャーリーン・チョイ、ウー・カンレン International Premiere
・G殺(18年/香港)監督:リー・チョクバン 出演:ハンナ・チャン、チャップマン・トー Japan Premiere
・みじめな人(18年/香港)監督:オリバー・チャン 出演:アンソニー・ウォン、クリセル・コンサンジ Japan Premiere
・浜辺のゲーム(19年/日・タイ・マレーシア・韓)監督:夏都愛未 出演:堀春菜、カトウシンスケ World Premiere
・ハイ・フォン(19年/ベトナム)監督:レ・ヴァン・キエ 出演:ゴ・タイン・バン、マイ・カット・ヴィー Japan Premiere
・オレンジ・ドレスを着た女(18年/フィリピン)監督:ジェイ・アベリョ 出演:ジェリコ・ロザレス Japan Premiere
・七夕の妻(18年/フィリピン)監督:チョイ・パギリナン 出演:メイ・ファングラヤン、カミムラミユキ International Premiere
・視床下部すべてで、好き(18年/フィリピン)監督:ドウェイン・バルタザール 出演:イアナ・ベルナルデス Japan Premiere
・アサンディミッタ(18年/スリランカ)監督:アソカ・ハンダガマ 出演:ニルミニ・シゲラ Japan Premiere
・ブルブルは歌える(18年/インド)監督:リマ・ダス 出演:オルナリ・ダス、モノロンジョン・ダス Japan Premiere
特別招待作品部門
・いつか、どこかで(19年/セルビア・クロアチア・モンテネグロ・マカオ・日・マレーシア)監督:リム・カーワイ 出演:アデラ・ソー World Premiere
*他、日本映画3作品(「風たちの午後 デジタルリマスター版」「恋するふたり」「ピア〜まちをつなぐもの〜」)を上映。
特集企画「ニューアクション! アジア」
・群山:鵞鳥を咏う(18年/韓国)監督:チャン・リュル 出演:パク・ヘイル、ムン・ソリ Japan Premiere
・桃源(18年/中国)監督:ルー・ユーライ 出演:ゴン・ラー、チー・シー International Premiere
・ホームステイ(18年/タイ)監督:パークプム・ウォンプム 出演:ティラドーン・スパパンピンヨー Japan Premiere
・サッド・ビューティ(18年/タイ)監督:ボンコット・ベンジャロンクン 出演:フローレンス・ファイブレ Japan Premiere
・ビリーとエマ(18年/フィリピン)監督:サマンサ・リー 出演:ギャビー・パディラ、ザール・ドナト International Premiere
・永遠なる瞬間(18年/フィリピン)監督:アレク・フィグラシオン 出演:イェン・コンスタンティーノ Japan Premiere
・アルナとその好物(18年/インドネシア)監督:エドウィン 出演:オカ・アンタラ、ニコラス・サプトラ Japan Premiere
特集企画「Special Focus on Hong Kong 2019」
・ハッピー・バッポー(19年/香港)監督:パン・ホーチョン 出演:イザベル・チャン、ジジ・リョン Japan Premiere
・女は女である(18年/香港)監督:メイジー・グースィー・スン 出演:アマンダ・リー、トモ・ケリー International Premiere
・雨季は二度と来ない(18年/中・香)監督:ホアン・シャオポン 出演:ソン・チュンイー、ウェイ・チェンハン Japan Premiere
*他、「G殺」「非分熟女」「みじめな人」を上映。
特集企画:「台湾:電影ルネッサンス2019」
・2923(18年/台湾)監督:サニー・ユイ 出演:チャン・ニン、リウ・グアンティン Japan Premiere
・気:呼吸の技法(18年/台・米)監督:リウ・イー 出演:シン・ホアイシュオ、クララ・リー Japan Premiere
・先に愛した人(18年/台湾)監督:シユー・ユーティン 出演:ロイ・チウ、シェ・インシュエン Japan Premiere
・Father(仮題)(18年/台湾)監督:ヤン・リーチョウ 出演:チェン・シーホワン Japan Premiere
・小死亡(18年/台湾)監督:イヴェット・チョウ 出演:ルー・イーチン、チュアン・イーツェン International Premiere
・悲しみより、もっと悲しい物語(18年/台湾)監督:ギャビン・リン 出演:ジャスパー・リュウ、アイビー・チェン Japan Premiere
・じゃあまたね(18年/台湾)監督:ポーリー・ホアン 出演:ティファニー・シュエ Japan Premiere
協賛企画:「芳泉文化財団の映像研究助成」
・オールド・ラブ(17年/韓・日)監督:パク・キヨン 出演:ユ・ジョンア、キム・テフン Japan Premiere
・貞雄(18年/日本)監督:ゾン・ピロン 出演:小野恭平、大塚怜央奈 World Premiere
*他、日本映画2作品(「カツテノミライ」「カラオケ・アンサンブル」)を上映。
協賛スペシャル・プレゼンテーション
・LENS(18年/香・日)監督:ウォン・ワイ 出演:ホセ・ホー、ケイト・ン、ココア・チョウ、ジャック・チョウ World Premiere
2019年3月10日:祝・アジクロ15周年!!!ありがとうございます!!!
アジコです。すっかりご無沙汰してしまいました。15周年を迎えるこの日まで、カウントダウンなんかも考えていたのですが、やはり余裕がなく宿題をこなしておりました。しかしながら、細々とですが、なんとか15周年を迎えられました。これもひとえに、諦めず訪問してくださっている読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。現状、生活改善がまだまだで、なかなか更新が追いついていませんが、今年こそは!と気持ちを新たにしております。まずはここ、以前から文字が小さくて読みづらいという指摘もありましたので、文字を大きく、画面も広くいたしました。サイトの全面リニューアルもしたいのですが(もうデザインが古いですよね〜)まだまだ原稿アップだけで精一杯。新しいOSやら最新のデザイン系ソフトの使い方を勉強する時間もなく、道具はあっても使いこなせていません。前と同じことをするのに、余計な時間がかかっています。なんでもかんでも、新しくなるのって考えものですよねえ…という愚痴はやめて、とにかく前進あるのみ!これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。すでに15周年プレゼントも用意していますので、しばしお待ちください。その前に、アップするものを急がなくては!
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