▲2019
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2018年12月27日:よい新年をお迎えください!
アジコです。今年は睡眠障害が出たのか夜の仕事がまったくできず、宿題が溜まりに溜まってしまいました。猛反省しています。来年は生活パターンを改善しなくては!というわけで、映画の新作紹介も途中のまま帰省しますので、お許しください。来年は7日から活動開始です。1/5公開の『22年目の記憶』『迫り来る嵐』『レッスル!』まで紹介しておきたかったのに、く〜〜〜〜〜〜〜〜(T.T)特に力を入れてオススメしたいのは、今週末公開の『それだけが、僕の世界』(イ・ビョンホンはこんな演技もできるんですねえ!しみじみとしたよい作品です)と年明けの『迫り来る嵐』(事件とファンタジーがないまぜになる新感覚サスペンス!もう一度、観たくなること必至!)。ぜひ、ご覧ください。そして来年はアジクロ、なんと15周年です。来年は生活改善とサイト改善を目標に頑張ります。では、読者の皆様、今年も1年ありがとうございました。これから寒くなるようなので、お身体には気をつけて、よい新年をお迎えください。
2018年12月14日:個性的な5スクリーンを持つアップリンク吉祥寺がオープン!
吉祥寺パルコの地下にアップリンクができる!という話がついに実現しました。本屋さんが閉店したのが6月くらいで、夏から突貫工事でやるという話は聞いていたのですが、まさかこんなに素晴らしいミニシアター・コンプレックスができるとは想像もできませんでした。イ・チャンドン監督の記者会見と同じ12日の午後に内覧会がありましたので、吉祥寺ジモティのアジクロは早速取材。30分くらいで引き上げるつもりが、あまりの素晴らしさに絶句。あちこち写真撮影したり、説明を聞いていたりしていたら2時間も経っておりました。
広々としたロビー、ラウンジ、こだわりのショップやギャラリーまで併設したアップリンク吉祥寺のスクリーンはなんと5つ!ポップ、レインボウ、レッド、ウッド、ストライプと、座席デザインに合わせたコンセプトを持つ個性的な映画館が5つもあります。しかも、音響設備は爆音上映も可能な特注品のすぐれもの。エレベーターから降りると目の前がチケットブースとコンシェルジェカウンター、エスカレーターから降りれば青の洞窟をイメージした通路を通ってチケットブースへ出るという回遊式。デザインも照明もポップも流れる音楽も、こだわりがギュッと詰まっており、そこにいるだけで心地よい気分を味わえます。
しかも、上映される作品群もアップリンクならではのラインナップ。開館の本日12/14から1/25までは、「見逃した映画特集」と題して、過去5年分の選りすぐり作品を150本以上上映。『バーフバリ』や『バッド・ジーニアス』など、話題のアジア作品もたくさん上映予定です。あらためて特集にてじっくりとご紹介しますので、しばしお待ちください。(公式サイト)
2018年12月14日:『バーニング』イ・チャンドン監督記者会見
またまた、間が空いてしまってすみません!東京国際映画祭では最終日付近で『家族のレシピ』取材が続きまして、エリック・クー監督のインタビューもさせていただきました。こちらは、来年の公開時期(3/9から)にアップ予定です。その後、東京フィルメックスに突入しまして、こちらはなんとか特集が間に合いました。その後の公開作の紹介がずるずると遅れていますが、トップにあげているリー・キット展もご紹介したくて優先順位が混乱しているところです。
そんな中、『バーニング』のPRで久々に来日したイ・チャンドン監督の記者会見(12/12)には行ってまいりました。花束ゲストは村上春樹つながり(『バーニング』は「蛍・納屋を焼く・その他の短編」の映画化)『ハナレイ・ベイ』に主演した吉田羊さんでした。イ・チャンドン監督の作品にもぜひ出たいと話していた羊さん。『ハナレイ・ベイ』をご覧になっていた監督も、照れながら羊さんの演技を褒めておられました。『バーニング』はまだ試写を観ていないので、拝見した後で会見レポートをアップしたいと思います。
映画化のきっかけはNHKからのオファーということでしたが、BS4K8K放送が始まったNHKでは、12/2の放送開始日にBS4Kで「バーニング」ドラマ版(95分)を放送。12/29(土曜・22:00-)にはNHK総合でも放送予定。BS4Kでは1/3(木曜・17:00-)に再放送が予定されています。劇場版『バーニング』(148分)は2/1よりTOHOシネマズ シャンテ他で、全国ロードショー予定です。
もう1つ、村上つながりで、村上春樹さんが生DJで登場し大好評だったTokyo FMの「村上 RADIO」第3弾が今週末、12/16(日曜・19:00-19:55)にオンエア予定!今回はクリスマス特集ということで「村上式クリスマス・ソング」と題し、ハルキさん秘蔵のクリスマスソングが流される予定。前日の12/15(土曜・20:00-20:55)には第2弾の再放送もあり。ファンの皆さんは、お聴き逃しなく。
2018年10月30日:第31回東京国際映画祭レポート4(10/29):公式コサッシュ
4日目の29日はコンペティション部門の中国映画『詩人』鑑賞とQ&A(監督と主演女優ソン・ジアが登壇)、「アジアの未来」部門のベトナム映画『ソン・ランの響き』、そして夜にはワールド・フォーカス部門のインド映画『世界はリズムで満ちている』を鑑賞しました。(取材画像は明日アップします)合間の時間に、今日は森ビルの東京シティビュー(六本木ヒルズ展望台)へあがり、展望フロアで開催されている「藤子不二雄のまんがワールド」展を観てきました。トキワ荘時代の原画や部屋の再現、人気作品の世界や不思議写真撮影コーナーなどあり、楽しかったです。(写真は撮り放題です)森美術館では「カタストロフと美術のちから」展も開催されています。映画の合間に展望フロアで東京の街を一望したり、アートが楽しめるのも本映画祭ならでは。時間があればおすすめします。尚、帰り道にある森ビル2Fのアート&デザインストアでは、メイン会場のTOHOシネマズ六本木ヒルズ内のショップで完売している映画祭の公式コサッシュを、まだ購入することができます。ベイクルーズ製作の人気バッグ、4色揃っているのでぜひゲットしてください。
2018年10月29日:第31回東京国際映画祭レポート3(10/28):ゲストショット
3日目の28日は朝から韓国映画『ミス・ペク』でスタートの予定でしたが、起きられず断念。2本目の「アジアの未来」部門で新疆ウイグルからの初参加。ワールドプレミアになっている『はじめての別れ』に続き、イスラエル映画特集から『靴ひも』を鑑賞。その後、『トレイシー』のQ&Aを取材(下記)。26日がお誕生日だったフィリップ・キョンは奥様同伴での来日。会場には黒仔ファンが駆けつけていて大盛況でした。一般上映でのワールドプレミアですしね。その後は、夜にふさわしいピート・テオ特集。ピート・テオが関わった短編や『15Malaysia』でヤスミン・アフマドの遺作となった『Chocolate』も観ることができました。最後に上映されたのはピートによる『タレンタイム』の主題歌となった「I Go」のMV。優しい歌声が沁みました。明日は寝坊できないので、今日はこの辺で。フォトを2枚アップしておきます。
2018年10月28日:第31回東京国際映画祭レポート2(10/27):そして、またもや…
2日目の27日はゆっくりスタートで2本鑑賞。「アジアの未来」部門で上映される『トレイシー』と、今年は音楽にまつわる作品を集めた「CROSSCUT ASIA #5 ラララ♪東南アジア」で上映される『ブラザー・オブ・ザ・イヤー』を観ました。
『トレイシー』はLGBTを真摯に扱った香港映画。新鋭ジュン・リー監督による長編デビュー作で、主演はなんとアクションやノワール映画でお馴染みのフィリップ・キョン!家庭を持ちながらも実はトランスジェンダーだった!という50男の心と身体の揺れを、家族や友人たちとの関係を交えて描きます。こんなフィリップ・キョン、観たことない!という体当たり演技に脱帽。共演はクララ・ワイとリバー・ホアン(黄河)。親友の一人をエリック・コットが演じており、ほっとさせてくれます。そしてそのフィリップ・キョンがなんと!来日しているので、本日取材してまいります。(28・31日に上映予定あり)
(c)2018 One Cool Film Production Limited / PJ One Cool Film Company Limited / Sun Entertainment Culture Limited / Big Honor Entertainment Limited / Honger Music Venture Limited
(c)2018 2018 GDH 559 Co., Ltd.
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『ブラザー・オブ・ザ・イヤー』は、幼い頃からの兄と妹の関係をユーモラスに描いたタイ映画。何事にもさえない兄と優秀すぎる妹との確執に、妹の就職と恋、結婚が重なり、二人の仲が解けるまでの歳月を描いています。主演は兄をサニー・スワンメーターノン、妹をウッラサヤー・セパーバン、そして彼女に恋して結婚することになる日系企業の日本人役をなんと2PMのニックンこと、ニチクン・バック・ホラウェーチャクンが演じます。後半は日本ロケもあり。監督は『フェーンチャン ぼくの恋人』のボールさんことウィッタヤー・トーンユーヨン。脚本や編集にもフェーンチャン仲間が集まっており、制作中は『フェーンチャン ぼくの恋人』を撮っているように感じていたとか。タイ民謡バーで始まる本作、流行音楽の使い方もあの頃に似ています。映画祭には監督とイケメン主演のサニー・スワンメーターノンが来日中。(28・29日に上映予定あり)
2018年10月27日:第31回東京国際映画祭レポート1(10/26):凄い香港映画を観た!
取材のスケジューリングに手間取ってしまい、とうとう特集が間に合わないまま映画祭に突入してしまったので、まずは取材した作品やゲストフォトなどを早めにアップしていきたいと思います。まずアジコの1日目。今年は、コンペティションの国際審査委員にスタンリー・クワン監督、コンペティション部門にフルーツ・チャン監督、ワールドフォーカス部門にフェリックス・チョン監督と、ひさびさに香港から大物監督たちがゲスト来日。すごい作品を持って来てくれてますので、早速ご紹介。
まずは、ワールドフォーカス部門で上映された『プロジェクト・グーテンベルク』。監督・脚本はフェリックス・チョン。取材するのは2005年に『インファナル・アフェアIII』でアンドリュー・ラウ監督たちと来日して以来、実に13年ぶりとなります。主演はチョウ・ユンファ、アーロン・クォック、チャン・チンチュー。フェリックス・チョンならではの人間ドラマとアクションが見事に融合しており、あっ!と驚く結末まで見応えたっぷり。このキャスティングがまさにハマリ役で素晴らしい。
Q&Aによれば、このキャスティング。もともと、キーマンとなる「画家」(=偽札製造組織のボス)役には別の俳優を想定していたそうですが、アーロンが「この役は絶対チョウ・ユンファだよね!」と紹介してくれたのだとか。本人も「僕以外に一体誰がやるの?」と、引退宣言をしていたにもかかわらず出演を快諾。しかも代役を使ったアクションシーンは1箇所だけだったそうです。お馴染みの2丁拳銃も登場する本作でのチョウ・ユンファ、若い頃のスリムさを取り戻していて、かっこいいのです。撮影も楽しんだようで、この出演で引退を撤回!また、映画に出てくれるようです。10/31にもう一度上映がありますので、ぜひご覧ください。(劇場公開も決まりそうとのこと!)
続いては、東京国際映画祭でアジアの3人の若手監督たちを競わせるアジア三面鏡シリーズの第2弾『Journey』。昨日は記者会見とワールドプレミア(舞台挨拶とQ&A付き)が開催されました。今回は内モンゴル出身のテグナー監督による『海』、日本からは松永大司監督による『碧朱』、インドネシアのエドウィン監督による『第三の変数』の3作品。3作共通でインドネシアのニコラス・サプトラが出演しています。本作は11月9日〜15日に新宿ピカデリー他で公開が予定されています。
そして、26日最後、夜の上映で凄い作品を観てしまいました! コンペティション部門にエントリーしているフルーツ・チャン監督の最新作『三人の夫』。これがワールドプレミア上映となります。『ドリアン ドリアン』(00)『ハリウッド★ホンコン』(01)に続く売春3部作の最終章になるそうですが(ずいぶん間が空いてます)脚本自体はかなり前にできていたそう。タイトルでアワビが出てきた時から、これはやばいなあと思っていたのですが、まさにこれは船で売春をしているセックス依存症の女と、彼女をめぐる男たちのお話。類い稀なる名器を持ち、尋常でない性欲の発作に苦しむ女と、それに振り回される男たちの大人の寓話。
いや〜〜〜、これは大人にしかわからない世界だけれども、とにかくすごい迫力で、なにより主人公を演じる新人女優クロエ・ヤーマンの存在感が圧倒的。体重を18キロも増やして挑んだというこの役は、まさに体当たりの演技です。(さらに、この女には子どももいて、ユニークな顔の赤ちゃんも登場します。)本作は28日に、もう1度上映があります。
2018年10月20日:2018東京・中国映画週間(10/19〜10/26)
16日にはアップ予定だった東京国際映画祭特集が遅れているので、映画祭より少し早くスタートした「2018東京・中国映画週間」をご紹介しておきます。
期間:10月19日〜26日
会場:東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)*一般上映
TOHOシネマズ日比谷(東京ミッドタウン日比谷4F)*開幕式&映画上映
上映作品ラインナップ(*印のある日は上映後に舞台挨拶あり)
逢いたい (上映日:10/19・24*)
監督:ケネス・ビー 出演:ユー・フェイホン、大沢たかお、木下彩音
ニセ薬じゃない!(上映日:10/26)*TOHOシネマズ日比谷 スクリーン5
監督:ウェン・ムーイエ 出演:シュー・ジェン、ワン・チュエンジュン
オペレーション:レッド・シー(10/25*)
監督:ダンテ・ラム 出演:チャン・イー、ホアン・ジンユー、ハイチン
崑劇映画‐景陽鐘 (上映日:10/24・25)
監督:シア・ウェイリャン 出演:リー・アン、チェン・リー、ウー・シュアン
恥知らずの鉄拳 (上映日:10/21・23)
監督:ソン・ヤン、チャン・チーユー 出演:アレン・アイ、マー・リー、シェン・タン
ルームシェア〜時を超えて君と〜 (上映日:10/21・25*)
監督:スー・ルン 出演:レイ・ジャーイン、トン・リーヤー、チャン・イ
戦神紀 〜チンギス・ハーンの物語〜 (上映日:10/19・21)
監督:ハスチョロー 出演:ウィリアム・チャン、ジェリー・リン、フー・ジュン
プレイヤー A or B (上映日:10/20・24*)
監督:レン・パンユエン 出演:シュー・ジェン、ワン・リークン
僕はチャイナタウンの名探偵2 (上映日:10/20・23)
監督:チェン・スーチョン 出演:ワン・バオチャン、リウ・ハオラン
南極の恋 (上映日:10/20・23)
監督:ウー・ユーイン 出演:マーク・チャオ、ヤン・ズーシャン
カイジ 動物世界 (上映日:10/23・25)
監督:ハン・イェン 出演:リー・イーフォン、チョウ・ドンユイ、マイケル・ダグラス
童話先生 (上映日:10/23・25)
監督:リ・ソウタイ 出演:ジョナサン・アンドリュー、ワン・ジンポウ
灰色だった空を見上げ、僕らは明日に向かう (上映日:10/20・24*)
監督:アー・ニエン 出演:ヤン・ルー、グイ・アーレイ、チョウ・リン
*前売チケットは10/6よりチケットぴあにて発売中。当日券は劇場(東京都写真美術館)窓口にてご購入できます。
(満席の場合は当日券販売なし)
2018年9月28日:第31回東京国際映画祭ラインナップ発表!
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(左)湯浅政明監督、阪本順治監督、松岡茉優、岸井ゆきの、今泉力哉監督
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急に涼しくなっている東京では、これから秋の映画祭の季節。まずは、先日9月25日に第31回東京国際映画祭(10/25-11/3)の上映作品ラインナップ発表記者会見が開催されました。今年のオープニング作品はレディー・ガガとブラッドリー・クーパー(監督&主演)の共演で話題の『アリー/スター誕生』。GALAスクリーニングでは東野圭吾作品で篠原涼子の演技が光る『人魚の眠る家』が上映されます。クロージング作品はアニメーション版『GODZILLA』の最終章『GODZILLA 星を喰う者』。
ゲストは、今年の映画祭アンバサダーに任命された女優の松岡茉優さん、新作『半世紀』がコンペティション作品に選ばれた阪本順治監督、同じく『愛がなんだ』がコンペティションで上映される今泉力哉監督と主演女優の岸井ゆきのさん、そして恒例になったアニメ特集で『アニメーション監督 湯浅政明の世界』が開催されることになった湯浅政明監督の5名でした。
今年も多彩なプログラムが用意されていますが、まずはアジア関連作品をまとめてご紹介しておきます。
(*ゲスト情報付きの特集は10月上旬アップ予定)
■コンペティション
・詩人(18年/中国)監督:リウ・ハオ
・三人の夫(18年/香港)監督:フルーツ・チャン
・ザ・リバー(18年/カザフスタン・ポーランド・ノルウェー)監督:エミール・バイガジン
・シレンズ・コール(18年/トルコ)監督:ラミン・マタン
・テルアビブ・オン・ファイア(18年/ルクセンブルク・仏・イスラエル・ベルギー)監督:サメフ・ゾアビ
■アジアの未来
・ミス・ペク(18年/韓国)監督:イ・ジウォン
・はじめての別れ(18年/中国)監督:リナ・ワン
・武術の孤児(18年/中国)監督:ホアン・ホアン
・トレイシー(18年/香港)監督:ジュン・リー
・海だけが知っている(18年/台湾)監督:ツイ・ヨンフイ
・ソン・ランの響き(18年/ベトナム)監督:レオン・レ
・母との距離(18年/フィリピン)監督:ペルシ・インタラン
・冷たい汗(18年/イラン)監督:ソヘイル・ベイラギ
■特別招待作品
・平昌2018冬季オリンピック公式映画:クロッシング・ビヨンド(18年/韓国)監督:イ・スンジュン
・パッドマン 5億人の女性を救った男(18年/インド)監督:R・バールキ
■ワールド・フォーカス
・プロジェクト・グーテンベルク(18年/香港)監督:フェリックス・チョン
・十年(17年/タイ・香・日)監督:アーティット・アッサラット、ウィシット・サーサナティアン、チュラヤーンノン・シリポン、 アピチャッポン・ウィーラセタクン
・家族のレシピ(17年/シンガポール・仏)監督:エリック・クー
・それぞれの道のり(18年/フィリピン)監督:ブリランテ・メンドーサ、ラヴ・ディアス、キドラット・タヒミック
・世界はリズムで満ちている(18年/インド)監督:ラージーヴ・メーナン
・サラとサリームに関する報告書(18年/パレスチナ・オランダ・独・メキシコ)監督:ムアヤド・アラヤン
■イスラエル映画の現在2018
・彼が愛したケーキ職人(17年/イスラエル・独)監督:オフィル・ラウル・グレイツァ
・靴ひも(18年/イスラエル)監督:ヤコブ・ゴールドワッサー
・赤い子牛(18年/イスラエル)監督:ツィビア・バルカイ・ヤコブ
・ワーキング・ウーマン(18年/イスラエル)監督:ミハル・アヴィアド
■CROSSCUT ASIA
・輝ける日々に(18年/ベトナム)監督:グエン・クアン・ユン *『サニー』ベトナム版
・リスペクト(17年/フィリピン)監督:トレブ・モンテラスII
・悪魔の季節(18年/フィリピン)監督:ラヴ・ディアス
・BNK48:Girls Don't Cry(18年/タイ)監督:ナワポン・タムロンラタナリット
・ブラザー・オブ・ザ・イヤー(18年/タイ)監督:ウィッタナー・トーンユーヨン
・めくるめく愛の詩(16年/インドネシア)監督:ガリン・ヌグロホ
・カンボジアの失われたロックンロール(14年/米・カンボジア)監督:ジョン・ピロジー
・音楽とともに生きて(18年/カンボジア)監督:ヴィサル・ソック、ケイリー・ソー
■ピート・テオ特集
・15Malaysia(09年/マレーシア)*ヤスミン・アフマドの遺作を含む15人の監督によるオムニバス
・Vote!/Here in My Home/Malaysia Day: Slipstream (MV) /I Go (MV)
■アジア三面鏡2018:Journey
・海(18年/日本)監督:テグナー 出演:チェン・ジン、ゴン・チェ、ニコラス・サプトラ
・碧朱(18年/日本)監督:松永大司 出演:長谷川博巳、ナンダーミャタウン、ニコラス・サプトラ
・第三の変数(18年/日本)監督:エドウィン 出演:アグニ・プラティスタ、オカ・アンタラ、ニコラス・サプトラ
2018年8月29日:ラーム・チャランの魅力が炸裂する『マガディーラ 勇者転生』
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ミトラ姫に弓の手ほどきをする勇者バイラヴァ
(c)Geetha Arts
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これまで見たインドのスター俳優とは一線を画す、今風のイケメンスター、ラーム・チャランの主演作品が日本初登場! これが俳優デビュー以来の主演2作目にして、1000日を超える大ヒット作品となった『マガディーラ 勇者転生』(09年)です。絶叫上映などでロングランヒットを続けている『バーフバリ』の日本ファンへの期待に応えて4月にS.S.ラージャマウリ監督が来日した際、監督自身が日本での公開を切望し、新たに再編集したディレクターズカット国際版での上映が実現しました。
インドのスター俳優の皆さんのルックスを大雑把に分けると、ラジニカーントをはじめとする、ややボッチャリ目のおじさん系スターと、シャールク・カーンをはじめとする青年系スターに分かれるのですが(その中間系もいらっしゃいますね)、このラーム・チャランは一味違います。出演当時が20代前半、しかも前半がほぼ現代劇なので余計にそう見えるのかもしれませんが、ハリウッド映画に出ていても遜色のない、野生的な魅力を放つインターナショナル(?)なイケメンさんです。父親はスーパースター・ラジニカーントと並ぶ南インド映画界の伝説メガスター・チランジーヴィ。(このお父様も本作にカメオ出演!)
S.S.ラージャマウリ監督の次回作『RRR』にもNTRジュニアと並んでダブル主演予定ということで、今から赤マルで注目しておきたいラーム・チャランです。
『マガディーラ 勇者転生』のストーリーについても、少しご紹介しておきましょう。冒頭で簡単ないきさつから始まり、非業の死を遂げた2人が400年後に蘇ったというところから本編はスタート。あれ?現代劇なの?と思ってしまうかもしれませんが、宿命の2人、そして因縁の3人が出会ってからのあれやこれやで、主人公が瀕死の状態に陥った時に、初めて過去の物語が蘇るという手法。そこですべてのいきさつが明らかになり、恋人同士が非業の死を遂げるシーンで涙する。同じシーンを見ても感情移入の度合いがだんぜん違います。そこから現代に戻り、新たなる闘いへ続くという見事な展開となっています。SFXもド派手。バーフバリにつながる荒技を連発。特に主人公の「100人斬り伝説」を実践してみせる断崖絶壁でのかちこみシーンは必見です。
2018年6月16日:いろいろと遅れていますが、鋭意進行中です!
5月の連休もすっ飛ばして、もはや6月。梅雨入りしてしまいました。相変わらず、暑かったり、急に寒くなったり…の繰り返しですが、皆様、体調には充分お気をつけください。アジコは幸い、風邪をひくこともなく、体調はまあまあですが、相変わらずの寝不足。というか、睡眠時間がめちゃくちゃになっておりまして、夜なべ仕事をするためにちょっと仮眠(30分とか)のつもりで横になると、そのまま寝てしまうというパターンが多くなりました。それで、朝までにやるつもりだった作業が、どんどん後ろ回しに。今はニウ・チェンザー監督のインタビューをアップするべく、ダッシュをかけています。予定より3週間も遅れてしまい、関係者の方々には申し訳ありません。その余波でシネマ新作4本も停まっていますが、ちゃんとご紹介しますので、しばしお待ちください。
本日から公開の『V.I.P. 修羅の獣たち』は豪華キャストによる3つ巴アクション。CIAと国家情報院による「企画亡命者」を巡り、国家情報院のチャン・ドンゴン、韓国警察のキム・ミョンミン、北朝鮮工作員のパク・ヒスンが、凶悪な男を追いかけます。その極悪なクレイジー男を演じるのがなんと!イ・ジョンソクくん。こんな演技もやっちゃうのですねえ。監督は『新しき世界』のパク・フンジョン。なかなかに恐い作品です。もう1本。先週末の『それから』からスタートしたホン・サンス監督のキム・ミニ3部作(?)の2本目『夜の浜辺でひとり』。月末には第1作目の『正しい日|間違えた日』も公開予定です。それらのスピン・オフ的な作品『クレアのカメラ』は7/14から公開です。ホン・サンスの世界をまとめて味わえるチャンスですよ。
2018年4月17日:第37回香港電影金像奨が発表に!
急に寒くなったり、暑くなったりのこの春、春眠暁を覚えず? いや不規則な睡眠時間を続けているせいで、なかなか元のサイクルを取り戻せない自分がわるいのですが、シネマ更新が遅れているので特集も遅れております。毎度すみません……が!世の中は動いている。今年も香港電影金像奨が4月15日に発表になりました。すでに公開されたり、上映されたり、これから公開予定の作品もありますが、とりあえず特賞リストを掲載しておきます。そしてアジコは本日、『29歳問題』で新人監督賞を受賞したキーレン・パン監督をインタビューしてまいります。素晴らしい作品です。ぜひ、お楽しみに!
・作品賞:『明月幾時有/Our Time Will Come』(監督:アン・ホイ)
・監督賞:アン・ホイ(『明月幾時有/Our Time Will Come』)
・脚本賞:シルヴィア・チャン、ヨウ・シャオイン(『相愛相親』)*初秋公開予定
・主演男優賞:ルイス・クー(『殺破狼 貪狼/Paradox』)
・主演女優賞:テレサ・モウ(『黄金花/Tomorrow Is Another Day』)
・助演男優賞:フィリップ・キョン(『ショックウェーブ』)*2017年東京中国映画週間で上映
・助演女優賞:デニー・イップ(『明月幾時有/Our Time Will Come』)
・新人監督賞:キーレン・パン(『29歳問題/29+1』)*5/19より公開予定
・新人賞:リン・マンロン(『黄金花/Tomorrow Is Another Day』)
・撮影賞:ジェイソン・クワン(『追龍/Chasing The Dragon』)
・編集賞:リー・ガーウィン(『追龍/Chasing The Dragon』)
・美術監督賞:マン・リムチュン、ビリー・リー (『明月幾時有/Our Time Will Come』)
・衣装デザイン賞:ブルース・ユー、リー・ピックワン(『西遊記2〜妖怪の逆襲〜』)*2017年9
月8日公開
・アクション監督賞:サモハン(『殺破狼 貪狼/Paradox』)
・オリジナル音楽賞:久石讓(『明月幾時有/Our Time Will Come』)
・オリジナル主題歌賞:「没聴過的歌/An Unheard Melody」(『大樂師、為愛配樂/Concerto Of The Bully』)
作詞/チェン・シャオチー 作曲/ピーター・カム 歌/ロナルド・チェン
・音響効果賞:キンソン・ツァン、リー・イウキョン(『殺破狼 貪狼/Paradox』)
・視覚効果賞:ヘンリー・ウォン、エリック・シュー(『悟空伝』)*2018年2月3日公開
・中国台湾映画賞:『大仏+』(監督:ホアン・シンヤオ)
・生涯貢献賞:チョー・ユエン
・プロフェッショナル精神賞:ポーリン・ヨン(茶水さんが受賞しました!)
・ベストドレッサー賞:フィリップ・キョン、ステフィー・タン
2018年3月29日:恋愛はハッピーだ!「じれったいロマンス」再放送スタート!
昨年末の特集で『52Hzのラヴソング』と2本立てでご紹介予定だった韓国ドラマ「じれったいロマンス」。主演俳優ソンフンの記者会見&ファンイベントも取材していたのですが、アップが間に合いませんでした。しかし! ソンフン氏の来日ファンイベントが再び、5月10日に川崎チネチッタにて開催されることになり、さらにグッドなタイミングで明日の早朝6時から日BS12にて「じれったいロマンス」の再放送がスタート。日テレプラスでも時期を同じくして、3月26日からディレクターズカット版が放送されており(3/26-29は17:05から。3/30は17:30から。*3話連続放送)またまた盛り上がりを見せております。このドラマ、とってもよくできたラブコメディで、何度観ても飽きないし、笑えるし、自分までほんわかと恋する気分に浸れるスグレモノ。主演はソンフンと愛らしいジウンちゃん。世界120カ国で同時放送され、海外でも大ヒットを記録しております。ぜひ、ご覧ください。すでにディレクターズカット版のDVDがレンタルされているので、放送を見逃しても大丈夫ですよ。
*公式サイトはこちらです。PR映像はこちら。
2018年3月20日:第12回アジア・フィルム・アワード発表!
まずは、3月17日に発表された第12回アジア・フィルム・アワードの受賞結果発表から。今年の授賞式はマカオのリゾート施設「ザ・ベネチアン・マカオ」で開催されました。そして、作品賞は先日の中国映画祭「電影2018」で上映されたフォン・シャオガン監督の『芳華 -Youth-』が受賞。フォン・シャオガン監督は昨年の『我不是潘金蓮』に続いて2年連続受賞となりました。さすが、中国一のヒットメーカー。『芳華 -Youth-』は日本でご覧になった方々の評判もすこぶるよく、ぜひ公開されて欲しい作品です。また、今回は日本勢が健闘。監督賞はなんと石井裕也監督が受賞。また、音楽賞を久石譲さん、視覚効果賞を石井教雄さんが獲得しています。現在公開中の『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』は4部門獲得の最多受賞作品に。こちらは、24日からインターナショナル版(中国語・日本語字幕)も公開予定になっております。
・作品賞:『芳華 -Youth-』(監督:フォン・シャオガン)*中国映画祭「電影2018」で上映
・アクション映画賞:『殺破狼 貪狼』(監督:ウィルソン・イップ)
・監督賞:石井裕也 (『夜空はいつでも最高密度の青色だ』)*2017年公開
・新人監督賞:ドン・ユエ(『迫りくる嵐』)*東京国際映画祭2017で上映
・主演男優賞:ルイス・クー (『殺破狼 貪狼』)
・主演女優賞:シルヴィア・チャン(『相愛相親』)*東京フィルメックス2017で上映
・助演男優賞:ヤン・イクチュン(『あゝ、荒野』)*2017年公開
・助演女優賞:キティ・チャン(『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』)*2/10より公開中
・新人賞:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン (『頭脳ゲーム』)*2017年アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映
・脚本賞:Mayank TEWARI、Amit V MASURKAR(『ニュートン』)
・編集賞:シン・ミンギョン(『ザ・キング』)*3/10より公開中
・撮影賞:キム・ジヨン( 『天命の城』)*6/22より公開予定
・作曲賞:久石譲(Our Time Will Come/『明月幾時有』)
・衣装デザイン賞:チェン・トンシュン(『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』)*2/10より公開中
・美術賞:トゥ・ナン、ルー・ウェイ(『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』)*2/10より公開中
・視覚効果賞:石井教雄(『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』)*2/10より公開中
・音響賞:ドゥ・ドゥチー 、ウー・シューヤオ(『大仏+』)*東京国際映画祭2017で上映
・2017年最高収益アジア映画賞:『戦狼/ウルフ・オブ・ウォー』(監督:ウー・ジン)*1/12公開
・生涯貢献賞:シルヴィア・チャン
・Excellence in Asian Cinema賞:カラ・ワイ
・AFA Next Generation 賞:ユナ/少女時代(『コンフィデンシャル共助』)
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2018年3月20日:冬眠から覚めたアジコです。今年もよろしくお願いいたします。
寒かった冬がやっと春に近づき、桜の開花が始まりましたね。長らくご無沙汰してしまいましたが、アジコはしぶとく生きております。今年は昨年より生活時間が改善されていますが、まだ昼夜逆転の悪習慣が抜けておらず、仮眠が熟睡になって夜の時間が使い物にならないこともしばしば。更新物もまだ溜まっておりますが、ちょっとずつ、ちょっとずつ、改善しております。アップできなかった記事も、おりをみてアップするつもりです。気長に見守ってくださいませ。春節も3月10日の14周年も過ぎてしまいましたが、2018年、今年もよろしくお願いいたします。
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