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更新日:2022.11.2

アジコのつぶやき

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2022年11月1日:映画祭に通っております

消えゆく燈火

『消えゆく燈火』のサイモン・ヤムとシルヴィア・チャン
 年に1度の映画祭通い中です。都度、ご紹介したかったのですが、いつも時間が足りず。東京国際映画祭は後1日となってしまいました。今年は東アジアの作品が少ないので、拝見したのは7本。本日の『神探大戦』でアジコのTIFFは終了しました。特に印象に残っているのは、香港の『消えゆく燈火』と内モンゴルの『へその緒』。どちらもアジアの未来部門の作品。『消えゆく燈火』は香港のトレードマークだったネオンぎらぎらの看板を作る職人のお話。香港ファンにはお馴染のあの風景が、今やなくなってしまっていたんですね。看板自体が法律で規制され、残っているものもLEDに変わってしまい…。亡くなった夫がかつて作った看板の数々を復活させたいと奮闘する妻と弟子たちのお話です。夫婦愛と師弟愛、家族の問題がネオン看板愛とうまく混ざり合い、温かいヒューマンドラマになっています。『へその緒』はミュージシャンとして活躍する息子が認知症になった母親にせがまれ、かつて住んでいた草原の家で生活を始めるというもの。少女のように無邪気な母親に翻弄されつつ、息子も草原で曲を作り、新たな生き方に目覚めていきます。そして、母親とたどり着いた場所とは…。どちらも女性監督の作品。ぜひ賞を獲っていただきたいです。この後、5日まではフィルメックスに通います。

 さて、シネマ紹介が溜まってしまってすみません! 話題沸騰『RRR』の舞台挨拶レポートもあるのですが、公式レポートでは物足りないと加筆を考えていたら、これまた停留中。その分、ボリュームを出しますのでご勘弁を。プレゼント企画も忘れてはおりませんので、お楽しみに。


2022年10月5日:東京フィルメックス2022&東京・中国映画週間2022もラインナップ発表!

 東京国際映画祭に続き、今年もそれぞれ前後に同時開催される東京・中国映画週間2022(10/18-25)と東京フィルメックス2022(10/29-11/5)の上映作品ラインナップも発表になりましたので、ご紹介します。

■東京フィルメックス2022:コンペティション

同じ下着を着るふたりの女(原題)(22年/韓国)監督:キム・セイム
Next Sohee(英題)(22年/韓国)監督:チョン・ジュリ
自叙伝(22年/インドネシア、仏、シンガポール、ポーランド、フィリピン、独、カタール)監督:マクバル・ムバラク
アーノルドは模範生(22年/タイ、シンガポール、仏、オランダ、フィリピン)監督:ソラヨス・プラパパン
地中海熱(22年/パレスチナ、独、仏、キプロス、カタール)監督:マハ・ハジ
ダム(22年/仏、スーダン、レバノン、独、セルビア、カタール)監督:アリ・チェッリ
ソウルに帰る(22年/独、仏、ベルギー、カタール)監督:ダヴィ・シュー
石門(22年/日本)監督:ホワン・ジー&大塚竜治
遠いところ(22年/日本)監督:工藤将亮

■東京フィルメックス2022:特別招待作品

ノー・ベアーズ(英題)(22年/イラン)監督:ジャファル・パナヒ *オープニング作品
すべては大丈夫(22年/仏・カンボジア)監督:リティ・パン  *クロージング作品
ホテル(22年/香港)監督:ワン・シャオシュアイ
ナナ(22年/インドネシア)監督:カミラ・アンディニ

■東京フィルメックス2022:ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集

ヴィザージュ(08年/仏・台)監督:ツァイ・ミンリャン
ふたつの時、ふたりの時間(01年/台・仏)監督:ツァイ・ミンリャン
西瓜(05年/台湾)監督:ツァイ・ミンリャン

*今年のコンペティション審査委員長はリティ・パン監督。チケットは10/16より発売予定です。▼公式サイト

■東京・中国映画週間2022 上映作品

アンティークゲーム(古董局中局)監督:デレク・クォック 出演:レイ・ジャーイン *オープニング作品
奇跡の眺め(奇迹/Nice View)監督:ウェン・ムーイエ 出演:イー・ヤンチェンシー、ティアン・ユー
父に捧ぐ物語(我和我的父輩)監督&主演:ウー・ジン、チャン・ツィイー、シュー・チャン、シェン・トン
月で始まるソロライフ(独行月球/Moon Man)監督:チャン・チーユイ 出演:シェン・トン、チャン・ユエン
片恋 〜マイブルーサマー〜(暗恋)監督:ホアン・ビン 出演:チャン・シュエイン、シン・ユンライ
クラウディ・マウンテン(峰爆)監督:リー・ジュン *6月公開済
宇宙から来たモーツァルト(外太空的莫扎特/Mozart From Space)監督:チェン・スーチェン 出演:ホアン・ボー、ロン・ズーシャン
トゥ・クール・トゥ・キル(這箇殺手不太冷静)監督:シン・ウェンション 出演:マー・リー、ウェイ・シャン *クロージング作品
母への挨拶(帯你玄帆我的媽)監督:ラン・ホンチュン 出演:チェン・ルンチイ、チョン・シャオシェン
済公 SAI・KOU 〜天地降臨〜 監督:リュウ・ジージャン *アニメーション
天書奇譚 4K記念版 監督:ワン・シューチェン *アニメーション

*授賞式&クロージングはチケットぴあにて、一般上映(10/18−24)はTOHOシネマズにて10/5よりチケット発売開始です。▼公式サイト


2022年10月3日:東京国際映画祭2022・ラインナップ発表記者会見

東京国際映画祭2022ゲスト

左から今泉力哉監督、アンバサダーの橋本愛、福永壮志監督、松永大司監督  ©2022 TIFF

 コロナもやっと徐々に収まりつつある2022年秋。恒例、東京国際映画祭2022(10/24-11/2)のラインナップ記者会見が9月21日に開催されました。昨年に引き続き、今年も有楽町界隈をメイン会場に、TOHOシネマズ日比谷、丸の内TOEI、丸の内ピカデリーが上映会場に加わり、上映本数も昨年の86本から110本へと増加しています。さらに今年は、海外ゲストもかなり多く招聘されているそうで、誰がやって来るのか楽しみです。また、コンペティション部門の国際審査委員に、日本の映画&ドラマでも活躍中のシム・ウンギョンちゃんが選ばれています。映画祭アンバサダーは、昨年に引き続き映画大好きな橋本愛ちゃん。たまたまこの日は、愛ちゃん主演のドラマ「家庭教師のトラコ」最終回の日だったのですが、実物の愛ちゃんはトラコと違ってかわいらしい雰囲気(衣装も素敵!)。でも、しっかりとした意見も披露してくれ、昨今問題になっている映画撮影の現場について、世代間の溝を指摘。その後のQ&Aでも、撮影現場関連の質問が相次ぎ盛り上がりました。映画祭の詳細なご紹介は、チケットが発売になる10/15までにアップ予定です。

 まずは今年のアジア関連の上映作品を一覧でご紹介します。(コンペティションとアジアの風には日本作品も含めました)

■コンペティション

輝やかしき灰(22年/ベトナム・仏・シンガポール)監督:ブイ・タック・チュエン  出演:レ・コン・ホアン、バオ・ゴック・ゾリン
孔雀の嘆き(22年/スリランカ、伊)監督:サンジーワ・プシュパクマーラ 出演:アカランカ・プラバシュワーラ、サビータ・ペレラ
テルアビブ・ベイルート(22年/キプロス・仏・独)監督:ミハル・ボガニム 出演:ザルファ・シウラート、サラ・アドラー
This Is What I Remember(英題)(21年/キルギスタン、日、蘭、仏)監督:アクタン・アリム・クバト  出演:アクタン・アリム・クバト
第三次世界大戦(22年/イラン)監督:ホウマン・セイエディ 出演:モーセン・タナバンデ、マーサ・ヘジャズィ
窓辺にて(22年/日本)監督:今泉力哉 出演:稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ
エゴイスト(22年/日本)監督:松永大司 出演:鈴木亮平、宮沢氷魚、阿川佐和子
山女(22年/日本)監督:福永壮志 出演:山田杏奈、森山未來、永瀬正敏

■アジアの未来

へその緒(22年/中国)監督:チャオ・スーシュエ 出演:ウルナ 、イダー
消えゆく燈火(22年/香港)監督:アナスタシア・ツァン 出演:シルヴィア・チャン、 サイモン・ヤム、セシリア・チョイ
アヘン(22年/インド)監督:アマン・サフデワ 出演:ヴィナイ・パータク、シャーリブ・ハーシュミー
私たちの場所(22年/インド)監督:エクタラ・コレクティブ 出演:マニーシャー・ソーニー、ムスカーン
アルトマン・メソッド(22年/イスラエル)監督:ナダヴ・アロノヴィッツ 出演:マーヤン・ウェインストック、ニル・バラク
蝶の命は一日限り(22年/イラン)監督:モハッマドレザ・ワタンデュースト 出演:マンザル・ラシュガリ、マルヤム・ロスタミ
クローブとカーネーション(22年/トルコ、ベルギー)監督:ベキル・ビュルビュル 出演:シャム・ゼイダン、デミル・パルスジャン
突然に(22年/トルコ)監督:メリサ・オネル 出演:デフネ・カヤラル、オネル・エルカン、シェリフ・エロル
i ai(22年/日本)監督:マヒトゥ・ザ・ピーポー 出演:富田健太郎、森山未來
少女は卒業しない(22年/日本)監督:中川 駿 出演:河合優実、小野莉奈、小宮山莉渚、中井友望

■ガラ・セレクション

神探大戦(22年/香・中)監督:ワイ・カーファイ 出演:ラウ・チンワン、シャーリーン・チョイ、レイモンド・ラム

■ワールド・フォーカス

波が去るとき(22年/フィリピン・仏・デンマーク・ポルトガル)監督:ラヴ・ディアス 出演:ジョン・ロイド・クルーズ、ロニー・ラザロ
コンビニエンスストア(22年/露・スロベニア・トルコ・ウズベキスタン)監督:ミハイル・ボロディン 出演: ズハラ・ サンスィズバイ
クロンダイク(22年/ウクライナ・トルコ)監督:マリナ・エル・ゴルバチ 出演:オクサナ・チャルカシナ、セルゲイ・シャドリン
エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版(94年/台湾)監督:エドワード・ヤン 出演:チェン・シャンチー、ニー・シューチュン

ツァイ・ミンリャン監督デビュー30周年記念特集
青春神話(92年/台湾)監督:ツァイ・ミンリャン 出演:リー・カンション、チェン・チャオロン
楽日(03年/台湾)監督:ツァイ・ミンリャン 出演:チェン・シャンチー、リー・カンション
水の上を歩く/西遊(14年/仏・台)監督:ツァイ・ミンリャン 出演:リー・カンション、ドゥニ・ラヴァン
ツァイ・ミンリャン短編集
秋日(15年/台湾)監督:ツァイ・ミンリャン 出演:野上照代、リー・カンション
(18年/台湾)監督:ツァイ・ミンリャン 出演:井出 薫
月と樹(21年/台湾)監督:ツァイ・ミンリャン 出演: リー・ペイチン、チャン・フォン
その夜(21年/台湾)監督:ツァイ・ミンリャン
東京フィルメックス共催上映(*東京フィルメックスで上映)
ふたつの時、ふたつの時間(01年)/西瓜(05年)/ヴィザージュ(09年)


2022年10月3日:すっかりご無沙汰になってしまい、平謝りのアジコです m(_ _)m

 2022年も残り約3ヶ月になりまして、春が過ぎ、夏が過ぎ、やっと秋風が吹いている今日この頃。初つぶやきがこんなにも遅くなってしまい、申し訳ありません!(平謝)1月、3月、6月、7月…と、何回かアップの機会をうかがっていたのですが、毎回時間が足りず過ぎてしまいました。今年こそ、映画紹介はスキップすることなく、ちゃんと紹介していきたいというのもあり、またオンライン試写が増えたので、印象が新鮮なうちに紹介したいとぎりぎりまで観るのを延ばしてしまい、今に至っております。8月にはプレゼント企画も用意しておりまして、「夏のごめんなさいプレゼント!」なんて考えていたのですが、「歳末感謝プレゼント!」になってしまいました。近日アップを予定しております。応募期間を長くしますので、ご安心を。というわけで、先週末公開の5作品紹介が遅れておりますが、今回はつぶやき優先にしました。順次アップしますので、ちょいちょいチェックしてくださいね。


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