旅の極意は「食べる」こと
アジアを旅することで1番の楽しみと言えば、ワタシにとっては何と言っても『食事』デス。『食べる』ことに執着のある身にとって、アジアの食事は何とも魅力的! 目にするモノは何でも食ってやるぜ!的意識を常に持っているので、四六時中モグモグしてます。どこに行こうと誰といようと食べたい時に食べ、幸せを実感することに意義があるわけで。ま、吸収した分は確実に、肉となり脂肪となっているわけですが(@@)それはそれ。旅の思い出。
大勢で食事をすれば会話も弾むし、いろんな種類の料理も食せるわけで、お財布にも都合良いんですが、ワタシは「単身」での食事をお薦めします。(誰か一緒だと任せっきりになってしまうんだなぁ)一人だとちょっと寂しい&勇気いるかもしれないけど、面白い経験ができること間違い無しデス。大した語学力のないワタシには、食堂でのメニュー選びも店員との掛合いもかなりな挑戦。基本はジェスチャーと気持ちなので、こっちが心を開けば自然と相手もフレンドリーに接してくれるもんです。
先ず、店に入ったら(屋台でも同じね)笑顔で挨拶。そしてキョロキョロしましょう。「えへ〜、あたし初めてなんすよね〜」みたいな。そんな挙動不審行動してると、大概「ココへ座れ」と言われるので素直に腰掛けましょう。メニュー見たってわからなければそれで良し。雰囲気で選んでもいいし、隣の人が食べてるのが美味そうだったらそれでもいいし。悩みまくってるとお薦めを教えてくれたりもするので、その親切に甘えるのも手。もちろん、何が食べたいのかを直接訴えても可です。
妙な日本人相手にちょっと興味深々な店員にど〜んと胸を借りて(?)、運ばれてきた食事にもいろいろ質問をすればアラ、不思議! 気づけば、店員が目の前に座ってたりします(実話です)。
「コレ、何?」
「コレはこうして食べる?」
文法なんて関係なく、楽しく会話しながらの食事はお腹も心も満腹になるはず。
「どこから来た?」
「何しに来た?」
「美味いか?」
「コレも食ってみろ!」
別な料理も出てきたりして(実話です)。地元流な食べ方を教えてくれたり、賄い的な料理を出してくれたり…と楽しい時間を過ごせること間違い無しデス。
「明日も来い!待ってる!」
と言われたことも(笑)。これを実践する場合、ガイドブックに出てるような店じゃなく、その辺にゴロゴロある普通の食堂とかがいいっすね。観光客慣れしてない方が面白いですからね。
食事は楽しくがモットー。せっかくだもん、有意義で心に残る時間を作りたいじゃない? それを作ることができるのは誰でもない自分。一歩踏み出すと、意外に相手は受け入れてくれるもんです。コレって何にでも応用できますよね。家庭だって、仕事だって、人生だって。…ただ、ワタシの場合、日本に戻って来ると、その意気込みが消えちゃうんですよねぇ…(汗)。生まれ育った文化以外の場所だからこそ、自分の殻から抜け出せるのかな? もっと年齢を重ねたら、この謎は解けるでしょうか? その為にも、アジア圏との異文化交流は止められませんな! 次はどこで何を食べようか。たらふく食べても大丈夫なように、ダイエットも忘れずに(笑)。
(2004年4月18日)
text by あチョ●プロフィール
大分県出身。『好きなら突き進め』を胸に日々感動を求めてアジア各地をさ迷い中。
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